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岐阜の山奥で育った僕にとって、夏のレジャーといえば、海でもプールでもなくて、虫捕りだ。いまはすっかりインドア派になってしまったけど、昔は虫捕り網持って山んなか走り回ったりしていたのだ。 それを懐かしんで虫捕りに行ったのが3年前。そろそろもう1回行きたくなったので、今度は詳しい人を連れてもっとハードな虫捕りに行ってみることにした。それがこの「素手限定虫捕り」である。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! > 個人サイト nomoonwalk
分水嶺とは水系と水系の境界線、つまりその場所に降った雨がどの川に流れてどの海に注ぐのか、というエリアの境目である。 たとえば日本列島の中心部分には太平洋と日本海の分水嶺が縦断していて、同じ山でも雨や雪が降った場所によって、流れ着く先が太平洋か日本海かに変わるのだ。 そこまで大げさでなくても、川が2本流れていればその間のどこかに分水嶺があるはずだ。それがたとえ山の中じゃなくて住宅街であっても。 (萩原 雅紀) 東京の水系事情 東京には大きく分けて荒川と多摩川という2つの大きな川が流れていて、それぞれが東京湾に注いでいる。都心部だとさらに渋谷川とか目黒川とかの水系もあるけど、東京の大部分はほとんど荒川水系か多摩川水系と言っていい。
「はじめて上京してきたときは、びっくりした。東京ってテレビで見るような高層ビルばかりのところだと思ってたから」という話をきいたことがある。 ぼくは東京のお隣、千葉県の出身なので、東京にもなんてことない住宅街や畑が広がっていることは知っていた。が、そういう「いかにも東京」のイメージもなんとなくわかる。 実際の行政界の「東京」と、いかにも東京だよなー、と思う「イメージ上の東京」は異なる。たとえばぼくは立川より西は東京とは思えない(立川以西の方、すみません)。 みんなが「どこまで東京と感じるか」を調べてみよう。 (大山 顕) 千葉県とはいえ日常的に東京で遊び、働いて20年あまり。もちろん行政界的にどこまでが東京かは知っている。が、どこまで東京と「感じるか」はべつだ。以下にその感じを書き下してみよう。 東側 葛西は東京じゃない でも葛西臨海公園は東京 小岩は東京だよなー でも金町って東京じゃない気
おそらく日本語を使う人ほぼ全員に経験があると僕は思うのだが、どうしても「相模」と「相撲」を見間違えてしまう。 いつまでたっても見違え続けてしまうので、そろそろ白黒はっきり付けたい。 「相模」と「相撲」をはっきり見きわめられる、違いがわかる男になりたい。 (工藤 考浩) なので旅に出ます 僕は今、電車に乗っている。 なぜなら相模と相撲の区別がつかないからだ。 このあいまいな日々に別れを告げるために、電車に飛び乗った。 サガミかスモウか 相模と相撲の区別がつかないということに気づいたのは、たぶん小学生の頃だと思う。 通学途中に止まっていた大型トレーラーのナンバープレートが「相模ナンバー」だった。 それを見て「え! 相撲? おすもうさんが乗っているの?」と思った記憶がある。 その後、成長と共に学習をし、相模と相撲の区別がつくようになっていったかに思えた。 しかしこの春、異変が起こった。
新年が明けて2週間経っていますが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、新年をむかえて行う伝統的儀式にはさまざまなものがあるが、ひさしくやってないのが「書き初め」だ。小学生のころは何度かやったけど、大人になってからは一度も書いてない。 ひとつ今年は描き初めてみよう。 みんなで。 地上に。 (大山 顕) GPSロガーで街に絵を描く「GPS地上絵」ふたたび 書いてて思いだしたけど、書き初めきらいだったなー。書き初めがきらいというより、習字が。墨汁と筆のハンドリングの悪さが。あとあのみょうに薄っぺらい紙。厚手で頼むよほんとにもう。 で、今回の「描き初め」は抱負を字で書く、ではなくウサギの絵を描くというもの。 もちろん筆でではない。GPSロガーを使って地上に描くのだ。そう、昨年夏に馬込に馬の絵を描いたのと同じ手法だ。
電車の車内は、乗る電車や路線によってうるささがだいぶん違う。 車内アナウンスがきこえないぐらいうるさいときもあれば、雪の積もった日の朝みたいに静かなときもある。 その差はいったいどれぐらいあるのだろうか? (西村 まさゆき) iPhoneの騒音計「dBMeterPro」を使って調べます なんでそんなことを思ったかというと、実はiPhoneのアプリに「dBMeterPro」という騒音計を発見したのだ。 本物の騒音計は安いものでも6000円程度はするけれど、このアプリは350円で、手軽にiPhoneで騒音を計測できるようになる。 これを使えば、漠然と感じていた電車のうるささの差が数値化されて、「うるさい電車としずかな電車」の輪郭が幾らかは浮き出てくるのではないだろうか? だいたいの数値がわかればそれでいい このアプリは、iPhoneのマイク機能を使って、環境雑音を計測するわけなんだけど、iPh
月にいちど、「おまかせ書店」という企画をUSTREAMで実施している。 「1000円で仕事に役立つ本」や「2000円以内で彼女が家に来たときにテーブルの上にあるとかっこいい本」などのリクエストに応じて本を送る企画だ。立川にあるオリオン書房ノルテ店を閉店後借りて行っている。 ちょっと狙って変わった本を選んだりするのだが、そうすると特定の出版社ばかりになることに気づいた。 国書刊行会という出版社だ。 (林 雄司) 変わった本を選ぶとたいてい国書刊行会 11月のUSTREAMできちんと紹介したのは20冊程度なのだが、そのうち3冊が国書刊行会の本だった。約1/6が国書刊行会である。メジャーな出版社をさしおいてこの比率の高さはなんなのか。 オリオン書房はよそで見かけない本が多いので買って帰ったり、気になってあとから買うことが多い。そうして買った本を家で見返してみたらやっぱり国書刊行会だった。
「スーパーで売っているうずらの卵にはなんと有精卵、つまり温めるとヒナがかえる卵が混ざっているらしい」 そんな衝撃ニュースの真偽を確かめるために、僕が母鳥の気持ちになって、スーパーのうずら卵を、毎日大切に大切に温めました! さて、その結果はどうなった!? (text by 加藤まさゆき) 兄(まさはるBR)からウズラ情報を聞く 僕には、まさはるという名前の年が離れた兄がいて、奇遇なことに同じ理科教師をやっている。まあ、兄弟元々仲が良いので、ちょびちょびと電話をして教材の情報などを交換し合うのだが、先日、まさはるBR(ぶらざーまさはる、とお読み下さい)から、驚きの情報を入手した。 「知ってるか? スーパーで売ってるうずらの卵って温めるとふ化するんだぞ」 なんですと! なななな、なんですと!! そんな超衝撃ニュースを聞いて放っておける僕ではない。矢も盾もたまらず、即座に実験に取りかかった。 スー
ダム、それは何かしらの目的の下、水を堰き止める為に作られた構造体。巨大な堤体が偉容を誇るそのダイナミックな光景は、近年、鑑賞の対象として愛好家の注目を集めている。 特に当サイトにおいては、ダム鑑賞の大家、萩原さんが繰り出す種々の記事によって、その魅力が存分に語られているのは周知の通り(→参考記事、他にもよりどりみどり)。 ところで、ダムといえば、近代や現代というイメージが強いと思う。古いものでも、せいぜい明治時代とかだろうか。しかしながら、日本のダムの歴史はそんなに浅いものではない。その黎明は、なんと飛鳥時代にまで遡るというのである。 (木村 岳人) 日本最古のダムは616年頃建造 いきなりではあるが、日本最古のダムは大阪府大阪狭山市にある狭山池(の堤)である。作られたのは、なんと616年頃であるとのこと。初っ端から大本命だ。 飛鳥時代にはコンクリートなどあるはずも無く、その構造は土を盛っ
大人になって、よかったと思うことのひとつは夜遊びができることだ。 いや、クラブで夜通しとか徹夜で麻雀とかそういう"オトナ"の夜遊びではなくて、ただ夜の住宅街を散歩するとか、そういう感じのこと。 夜って、それだけでなんだかわくわくする。特に見慣れた街が夕暮れと共にその巨大な体の向きをズイっと変える、あの感じ。 って、なんで詩的になってんだぼくは。というか、これほんとに詩的か。 まあ、とにかく、今回は夜の水面をただよってみたので、そのようすをご紹介しよう。すてきだぜ、夜の都市河川。 (大山 顕) 夜ってすてき 今回夜のクルーズを行ったコースは、例によって東京でぼくがいちばんエキサイティングだと思っている日本橋川~神田川だ。ほんと、何回めぐっても飽きない。ここをただ船で行くだけの仕事ってないものか。それは船頭か。日本橋川と神田川しか行かない船の船頭。だれが乗るのか。 もう何回目だかわからないこの
最近、家の近所でものすごく小さい公園を見つけた。 あまりの小ささに驚き興奮して、記事にするべくいろいろ調べていたら、ほかにも狭小公園を見つけてしまった。 そこで、あちこちの小さすぎる公園をめぐってみた。結論から言うと、すごく楽しかった。 (萩原 雅紀) 府中市/名称不明公園 家の近所を車で走っているとき、思わず目を奪われた小さすぎる公園。後日、カメラを持って行ってみたので、まずは写真を見ていただきたい。 駐車場の車1台分くらいという小さな敷地だけど、中に詰め込まれたすべり台と鉄棒が、ここが公園であることを証明している。最初、生垣ですべり台が見えなかったときは横のマンションのゴミ置き場だと思っていた。 その生垣がまた公園の規模に対して不釣り合いな頑丈さ。ほとんど公園と同じくらいの面積があるのではないかと思う。生垣をやめて柵にすれば公園が倍くらい広くなりそうだ(それでもまだ狭い)けど、丸く刈り
いつごろその映像を見たのかハッキリと覚えていません。10年ぐらい前だった気がします。 テレビを点けてチャンネルを変えていた時、たまたま放送されていたものを見ました。どのチャンネルだったかも覚えていません。NHKだった気がします。 ただ、よく覚えているのは、仏壇にあるような普通のロウソクを使って米を炊いていたこと。たった6本のロウソクでふっくらと米が炊き上がっていたのです。 (馬場 吉成) 記憶を図にしてみた その番組は、災害対策の方法を教えていたのか、アウトドアの便利技を教えていたのか。今となっては全く分かりません。とにかく、米と水の入った容器の下にはそれほど大きくない6本のロウソク。容器の周りにはアルミホイルで作られた筒が被せられていました。記憶を元に図にするとこんな感じです。 番組では「下で燃えるロウソクの熱が筒状のアルミホイルと容器の間を抜けることでロウソクの熱を最大限に活用し、少な
1978年、東京都出身。漂泊の理科教員。名前の漢字は、正しい行いと書いて『正行』なのだが、「不正行為」という語にも名前が含まれてるのに気付いたので、次からそれで説明しようと思う。 前の記事:一刀彫で作るセロテープスタンド(デジタルリマスター) > 個人サイト まさゆき研究所 新棟 とりあえず3袋注文した クール宅急便で届きます。 チリメンモンスターという呼称は、株式会社「かね上」さんの商標登録だ。この会社の方が混入生物をブログに載せたのに注目が集まり、そこから一気に世間に広まった教材だ。今日のチリメンモンスターも「かね上」さんから買った。 せっかくなので、まずはこれを分類してみよう。 かなり大量に買いました。 背中にヒョウ柄、「ヒイラギ」のむれ。 チリモンの代表格、「タコ&イカ」 シマシマ、鼻長の「ヤガラウオ」 ゴツゴツ肌の「カワハギ」 見つけるとテンション下がる「ウオノコバン」 見つけた
iPhotoというソフトには、写真に写っている人物の顔を認識して 他の写真からその人が写っている写真を自動的に判別してくれる便利機能がある。 そしてその機能のすごいのは、人間の顔以外もある程度判別してくれるところだ。 この機能を利用して、なんとか自分をゴリラと認識させてみたい。 (小柳 健次郎)
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