死亡した次女と大串容疑者が間借りしていた民宿=長崎県対馬市美津島町 病気で寝たきりの次女を医師にみせるなどの適切な対応を取らずに死なせたとして、長崎県警は24日、対馬市美津島町け知(けち、「け」は奚の右に隹)甲、会社員大串時恵容疑者(44)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。次女は3月、自宅で肺炎のため死亡した。県警は死に至った経緯について詳しく調べる。 死亡したのは大串容疑者の次女で無職和久聖良(わく・せいら)さん(17)。昨年6月ごろ、両脇が湿疹で化膿(かのう)し、抵抗力が落ちて重度の感染症も併発して衰弱。今年2月ごろから寝たきりで自ら食事もできない状態となった。翌3月死亡し、大串容疑者の父親の知人が警察に届け出た。司法解剖の結果、3月16日ごろ死亡したとみられる。 大串容疑者は、聖良さんが自ら食事もできないにもかかわらず、昨年6月に一度診療を受