医学部の基礎系研究室に勤める(つまりは研究員)で、 医学部卒の人材(つまり医師)が減ってきてるそうだ。 これもまた、教授連は“危機感”を覚えているらしい。 医学部卒が減ってどういう人が増えたかというと、工学部卒の人とか、理学部生物系の人とか。 今の医学の基礎研究は多くが遺伝子レベルの議論をするわけで、 その点で上に挙げた工学部・理学部の人はまぁ言ってみれば“プロ”ですな。 学部教育の時点から(多分)ずっとそーゆー勉強をしてきて、っていうんだと思う。 一方、医学部ではどういう教育してるかっつーと、最終的には“医者を育てるカリキュラム”ですわな。 もちろんゲノムレベルの勉強もするけど、時間的にも質的にも“診断学・治療学”により多くを割いてるわけで。 とすると、 基礎研究室に工学系・理学系の人が増えて医学部卒が減るのは当然の帰結に思うんだけど。 どうなんでしょうねぇ