群馬県伊勢崎市の国道で5月6日、トラックが乗用車に衝突し家族3人が死亡、別の車の女性が負傷した事故で、前橋地検は10日、トラックを運転していた運送会社員鈴木吾郎容疑者(69)=同県吉岡町=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)罪で起訴した。県警は飲酒の影響で正常な運転が困難な状態だったとみて危険運転致死傷容疑で逮捕していた。 【写真】母の無念「湊斗にもっとこの世界を知ってほしかった」 起訴状によると、鈴木容疑者は法定速度を30キロ超す時速約90キロで運転。前橋市の会社員塚越寛人さん(当時26)と長男湊斗君(同2)、寛人さんの父で同県渋川市の会社員正宏さん(同53)を死亡させたとされる。 飲酒については起訴内容に入らなかったが、地検は「今後も継続して捜査する」としている。 事故は大型連休最終日に発生。亡くなった3人はレジャー施設からの帰宅途中だった。事故後、湊斗君にはきょうだいが生まれ