PIIGS諸国のデット・サービス(=借金返済)能力に関するデータ・ポイントをお見せします。 最初のグラフはPIIGS諸国の税収(青)と年間利払いコスト(赤)を比較したものです。両者のバランスを見てほしいのですが、当然、青のバーが大きい方が借金の返済能力は大きいです。 これで行くとギリシャは完全に「自転車操業状態」になっていることがわかります。 イタリアは徴税ベースがしっかりしています。 スペインの場合、この統計で捕捉しているのはたぶん中央政府だけだと思いますけど地方政府に大きな債務が隠れているはずです。(つまりこのグラフで見るほど健全ではたぶん無いということ) 次に同じ税収(青)を今度は債務残高の絶対額(赤)と比較しました。 上のグラフの債務残高(赤)を税収(青)で割り算して、負債が税収の何倍か?を計算したのが下のグラフです。 結論的にはPIIGSとひとことで括っても、その内容にはかなり差