MRIの準備を進める医師。スウェーデン・ストックホルムの病院で。(c)AFP/JONATHAN NACKSTRAND 〔AFPBB News〕 1999年に東京大学に着任して18年、大学での戦略担当、またTLO(大学の技術移転)の役員として技術評価委員などを務めてきましたが、そういう現場からのご紹介です。 例えば、病院に行きます。CTスキャンとかMRI装置の中に横たわり「全身断層撮影」をしてもらいます。 頭の先から足の先までスキャンされ、「大根の輪切り」のように得られたあなたの全身データをAIがチェックします。 AIは膨大な臨床データの画像診断結果を自己学習しており、かなりの確率で見落とすことがありません。 これに、血液検査や超音波エコーと、心電図などほかの診断をすべて統合して「デジタルヒューマン」としてコンピューターの中に「あなた」自身の内臓を含めた全身が再現され、現時点で発生し得る病気