2008年7月8日発行 横山禎徳 ※著者紹介 1966年東京大学工学部建築学科卒業。建築設計事務所を経て、72年ハーバード大学大学院にて都市デザイン修士号取得。75年MITにて経営学修士号取得。75年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社、87年ディレクター、89年から94年に東京支社長就任。2002年退職。現在は日本とフランスに居住し、社会システムデザインという分野の発展に向けて活動中。 先程から出ているように日本の医師不足というのは、もう悪循環に入っています。そう簡単に回復しないかもしれないと思います。それなのにそうだ、いやそうでないという議論が行われているようです。先ほどの話を聞いていて非常にマズイなあと思ったわけです。 図9 実際に、Payer、Patient、Provider、Control、Mass Mediaの間に存在する悪循環というのを、色々拾っているわけですが、例えば