ギリシャ・レスボス島の海岸で、上陸した難民らが脱ぎ捨てた救命胴衣(2015年9月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANGELOS TZORTZINIS 【1月3日 AFP】ギリシャのアガトニシ(Agathonisi)島沖で2日、移民らを乗せた過密状態のゴムボートが岩に衝突して転覆し、2歳の男の子が水死した。同国の沿岸警備隊が明らかにした。今年に入って死亡が確認された移民は、この男児が初めて。 乗船していた他の移民39人は、船外に投げ出された女性1人を含め、地元漁師の通報により駆け付けた沿岸警備隊に救出されたという。 ボートは同日早朝、強風が吹きつける中、トルコを出発。沿岸警備隊によると、男児の遺体は漁師によって海から引き揚げられたという。 男児の母親を含む移民らは、現場から50キロに位置するサモス(Samos)島ピタゴリオ(Pythagorio)の港に移送された。 移民たちの国籍について