6割が定住する一方で、多くの人が地獄を見ているのも事実。 総務省の発表によれば、「地域おこし協力隊」に参加した人の約6割が、任期を終えた後も活動した市町村や近隣に残って生活していることが明らかになった。 地域おこし協力隊は、2009年に総務省によって制度化されたもの。過疎化や高齢化の激しい地域に人材を派遣する、いわゆる有償ボランティアである。 傍からみれば、給料をもらえて、田舎暮らしをしつつ地域貢献もできる、やりがいのある職業。 自分探しの新たな形ともいうべきか、20代から30代の男女を中心に応募する人が多いという。 そうして地方に住んだ人々が、地元に根付き活性化するとなれば、過疎化に悩む地方にとっても美味しい事業のハズ。 だが問題は、地元に根付かなかった6割以外の部分である。 残り4割が体験するのは、過疎地の地獄。中には任期途中で逃げ出す人もいるのだという。 任期半年で逃亡を余儀なくされ
48歳になった今でも現役のプロサッカー選手として活躍し、「キングカズ」と呼ばれる三浦知良。カズのストイックな背中を見てプロとしての姿勢を学んだという選手も多い。 そんなカズには今でも夢がある。それはワールドカップのピッチに立つことだ。最もその舞台に近づきながら、立つことを断たれたあの日を振り返る。 苦しみながらもワールドカップ出場を決めた日本 フランスワールドカップ最終予選で、日本代表は苦戦を強いられる。特にカズは最終予選中、得点を決めることが出来ず、激しいバッシングをメディアから受けていた。しかし他の選手の活躍もあり、日本代表は最後の最後でワールドカップ出場を決めたのだ。 フランスワールドカップの出場メンバーは22人。 3人の選手が外れなければならない状況だった。選手たちも気が気ではなかったようで、名波浩(現・ジュビロ磐田監督)は「部屋でスタメンになりそうな人を紙で書いて、残りは誰だ?っ
ある日、友人から「プリンタが壊れたけど、メーカーが直してくれなかった」と愚痴られた。 さらに聞いてみると、「部品がもうないので修理できない」と言われたそうだ。 7年前くらいに買ったものだという。いったいどういうことなのだろうか。 同製品のプリンタシリーズの仕様書を調べてみたところ、「補修用部品は製造終了から5年間保有します」とある。ということは、友人のプリンタは製造終了から5年を過ぎていたことになる。 しかし、補修用部品の保有期間は何を基準に決められているのだろうか。ひとつは、(社)全国家庭電気製品公正取引業議会が定める、「家庭電器製造業における表示に関する公正競争規約」の「補修用性能部品の保有期間」。 同規約ではカラーテレビが8年、ステレオが8年、電気洗濯機が6年など34種類の部品保有期間の最低年限が示されている。だが、プリンタがない。 そこで、国が税法上定める「法定耐用年数」も、補修用
「長い間ご愛読いただきありがとうございました。両津勘吉巡査は派出所を去り、旅立ちました」「また会う日までさようなら」 あまりにも有名な、こち亀“最終回ドッキリ”ネタである69巻「両さんメモリアル」での一節。 これがドッキリではなく、現実になる日がとうとうやってきた。 1976年から40年にわたって「週刊少年ジャンプ」で連載を続けてきた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が、今月17日に発売される最新号をもって連載を終えることが発表された。NHKまでもがニュースで取り上げ、葛飾区長がコメントを発表する、まさに国民的事件だ。 単行本も連載終了と同じ日に最終話を収めた最新200巻(通常版・特装版)を同時発売。まさに、9月17日が「こち亀最後の日」というわけだ。
2月18日に、STREET FIGHTERV(以下、スト5)が発売された。前シリーズのSTREET FIGHTER IV(以下、スト4)の家庭用が発売されたのが2009年なので、実に7年ぶりの新シリーズとなる。 対戦格闘ゲームファン待望の作品だ。 ところが、発売と同時にAmazonのレビューや海外のレビューなどは大炎上状態に。実際に10日ほど遊んでみて、最初はいくつか炎上している人達と同じように思うところがあったが、そうでない部分も多々見受けられた。実際に炎上しているほどひどいのか、それとも傑作なのか、見ていきたい。 なお、今回プレイしたのはPS4版で、PC版(Steam版)は未プレイであることをあらかじめご了承いただきたい。
7月1日の「号泣記者会見」で時の人となってしまった野々村竜太郎元県議。辞職やお詫び文の掲載も政務活動費問題の鎮火にはならず、虚偽公文書作成・同行使容疑で刑事告発、詐欺容疑での立件を視野に入れられている状態。 週刊誌の見出しにも彼の名前は踊り、中高時代のエピソードも続々と暴露されている。 野々村県議について、Twitterやまとめブログなどで、このようなことを言っている人々がいる。 「野々村議員は朝鮮飲みをしている。在日なのではないか?」 「朝鮮飲み」とは、韓国の礼儀作法のこと。韓国では目上の人の前でお酒を飲むとき、顔を横に背けて飲む。そのさい、飲んでいる口が見えないように手でコップや口を隠すこともあるだそう。 確かに、号泣記者会見の映像で、野々村氏が「記者から顔を背けて、コップと口を隠して水を飲む」シーンがある。これを受けて、さまざまな人が野々村氏を「在日」と称している。もちろん在日韓国人
90年代の懐かしゲームが実名で登場する、アーケードゲームに夢中になった少年と少女の青春を描いた漫画『ハイスコアガール』(押切蓮介著)。コミックスは5巻まで発売されており、2012年「ブロスコミックアワード」大賞や2013年「このマンガがすごい!」オトコ編2位なども受賞している。 アニメ化も決定していた。 そんな人気作に、大きな問題が起こっていたことが、8月6日に発表された。SNKプレイモアが、『ハイスコアガール』出版元のスクウェア・エニックスを刑事告訴したのだという。 告訴の趣旨は「著作権侵害」。『ハイスコアガール』が「当社(SNKプレイモア)の許諾を受けることなく、当社が著作権を有する多数のゲームプログラムのキャラクターを複製使用」していたとして訴え出たのである。 『ハイスコアガール』はレトロゲームネタやレトロゲームのゲーム画面などが話と密接に関わっている。 SNKブランドの「ザ・キング
小保方氏には年間約2000万円の研究費が与えられていた。一方、上司の笹井氏はノーベル賞候補ということもあり、 〈11年度3億7千万円、12年度4億3千万円、13年度5億8千万円〉 と、かなり巨額な金が使用されていたのだ。共同研究者が、まず指摘したのが笹井氏の12年度の雑誌代である。 「ネイチャー誌を9セット購入しています。1セット年間4万2630円ですから、合計38万円ですよね。特に理系の研究者は紙なんて邪魔なので、電子版を買うことがほとんどなんですが‥‥」 次に指摘したのが、小保方氏、笹井氏が2人で行った出張費だ。 〈2人の出張が11カ月間で計55回、496万円〉 と記事にある。 「小保方さんはSTAP細胞を200回成功させたって言っていましたよね。一方で、月に5回出張に行っているんですよ。それも海外を含めてです。どう考えても実験は不可能ですし、これはかなり特異な回数です」(共同研究者)
「おはようございます、プロデューサーさん!」 共に働くアイドル達が声をかけてくる。 「アイドルマスター ワンフォーオール」が発売されました。 双海亜美大好きP(プロデューサー)のぼくが一番感動したのが、この朝の挨拶のシーンでした。 ぼくはこれだけで満点つけます。 Twitterなどの反応を見ていると、本作への反応が面白い。 アイマスファンの多くが大絶賛。 ベタ褒めです。 一方批判意見は、これでもかと厳しい。0点かマイナスってくらい。 なぜここまで両極端に評価されるの? ヒントになるのは以下の二点。 ・徹底して親切 とにかく操作しやすい。ほとんどストレスを感じません。 またシビアな仕事の問題や、コミュニケーションのギスギス感は皆無。 あんまりにも世界観が優しすぎて、まるで小骨を全部とりのぞいた焼き魚を食べているかのごとき感覚を受けます。 ユーザーインターフェースは、あらゆる意見を全部取り入れ
もはや雑誌の枠だけではなく、連日のようにテレビや新聞などでも報道されている今回の「美味しんぼ 第604話 福島の真実」編の騒動。 事の発端は、4月28日発売のビッグコミックスピリッツ誌に掲載された「福島の真実 その22」において、主人公の山岡士郎とその父親の海原雄山が福島取材から帰ってきたら体がだるく、鼻血が出たというものです。 これが「福島に行ったら鼻血が出る」という風評被害ではないかと大きく話題になったのでした。 あまりにもショッキングな描写だったためか、1ページだけが切り取られた画像がインターネット上に出回り、そこだけを見て叩くという人も多く出ました。でも、1ページだけを見て作品のことについてあれこれ言うことはするべきではないと思います。 そこで、美味しんぼ全体の歴史を振り返り、何故美味しんぼが福島のことを描いているのか、今回のシリーズはどのような流れだったのかを見ていきたいと思いま
「またここも、きったねーババアがいっぱい来てるね」 そんな風に言われて、商店街を埋め尽くした満場のお婆ちゃんがドッと笑う。誰も怒りゃしない。 みんな笑顔だ。 「お婆ちゃん、ダンナさんは元気かい?」 「3年前に亡くなったヨ」 「そりゃ淋しいね。でも、クビ絞めたのはアンタだろう?」 これでドカンと笑いが起こる。なぜだ!? 耄碌しているからか? そうじゃない。お年寄りの皆さんは、この毒舌が聞きたくて集まっているのだ。 『ウルトラマン』に科学特捜隊のアラシ隊員役で出演していた俳優・石井伊吉は、1968年、お笑い番組『笑点』の中で司会の立川談志によって毒蝮三太夫と改名させられた。 その翌年、自分の名前を冠したラジオ番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』(TBSラジオ)が始まった。これが毒蝮三太夫──通称マムちゃんの毒舌なトークと相まって大当たりし、いまでも『大沢悠里のゆうゆうワイド』内のコーナー
去る4月16日に起こった韓国の旅客船の沈没事故をめぐっては、ひたすらに経済発展を追求する韓国社会のゆがみが最悪の形で表れたとする論説も出始めている。それを目にして私はふと、2005年のJR福知山線での列車脱線事故を思い出した。 この4月25日で、乗客と運転士の計107人の死者を出したあの大事故が起きてから9年が経った。それとあわせて4月29日夜、NHKのBS1で、ドキュメンタリー「Brakeless(ブレーキなき社会)~JR福知山線脱線事故9年~」が放映された。この番組はNHKとイギリスBBCが共同で、事故の被害者や関係者などに1年以上にわたり取材したものだという。 外国人スタッフが参加しているせいもあってか、事故の背景として、高度成長期からバブルを経て現在にいたるまでの日本社会の変容に着目するなど、幅広い視野から検証しているのが目を惹いた。また事故が起きるまでの経緯を、実写映像や模型風の
2月22日に発売された、ソニー・コンピュータエンタテインメントの新型ゲーム機「プレイステーション 4」。グラフィックがキレイになったとか、PS Vitaと連携すればリモートプレイでどこでもゲームが遊べるとか、PS3との違いはいろいろある。 でも、どこが一番スゴイかと聞かれたら僕はこう答えたい。 「ゲーム実況機能がすごい!」 PS4の最大の特徴は、コントローラに新しく付いた「シェアボタン」だ。これをポンと押すだけで、誰でもすぐに自分のゲームプレイをネットで配信することができる。顔出し/顔なし、声あり/声なしも自由に選択可能。今はTwitchとUstreamしか選べないが、春ごろをめどにニコニコ生放送にも対応する。 配信中の動画はPS4からも見れるし、PCからも見ることができる。 友達に見せたかったら、FacebookとTwitterに投稿するチェックを入れておこう。さっそく本体同梱のゲーム「
前東京都知事の猪瀬直樹ほど、この1年のうちに天国と地獄の両方を味わった人もいないだろう。昨年末に都知事選に勝利して以来、2020年のオリンピック・パラリンピック招致のため文字どおり東奔西走し、その間、妻が亡くなるというできごとを経て、奇しくもその四十九日に東京でのオリンピック・パラリンピックの開催を勝ち取った。ところが、その後、都知事選での資金問題が浮上し、ついには知事辞職にまで追いこまれてしまう。 辞職会見と同日(12月19日)には、猪瀬の新刊『勝ち抜く力 なぜ「チームニッポン」は五輪を招致できたのか』が発売されている。そのあまりの間の悪さに、ネットなどからはツッコミの声もあがった。私もまた、一体どんなことが書かれているのか、隙あらば揚げ足を取るつもりで本書を手に取ったのだが、案外面白く読んでしまった。 本書には、オリンピックの東京開催までの過程で、猪瀬がいかに考え、動いてきたかが詳しく
[レイキャビク (アイスランド) 23日 AP] 「火と氷の国」と呼ばれるアイスランドでは、霧に包まれた溶岩原が何かが潜んでいそうな不思議な景観をかたちづくり、「隠れた者たち」ことエルフ (小妖精) についての物語もたくさん伝えられている。何千ものエルフがアイスランドの荒野に住んでいると言われている。 よって、エルフが政治的な主張に関わってくるのも時間の問題だったのかもしれない。エルフを支持する人々が、大統領の公邸があるアゥルタネース半島とレイキャビク郊外ガルザバイルを結ぶ直通道路の建築計画の中止をアイスランド道路沿岸委員会および地方自治体に要求するため、環境保護主義者と手を組んだ。彼らは開発がエルフの生息地を荒らすことを恐れており、今回の対象地域にはエルフの教会があるため特に重要だと主張している。 建築計画は「ラバ (溶岩) の友人たち」という団体が起こした訴訟についてアイスランドの最高
『私のご飯がまずいのはお前が隣にいるからだ』で描かれるのは、食事の際に横でウンチクを語る食通気取りがいる、という食欲をそそらないシチュエーションばかりではないか。 なんと気が滅入る漫画なのだ! なのになんでこんなに面白いのだ! 例えばとんかつ。あの脂っこさとサクサクジューシー感が実にたまらない。 だが横に、自称食通のとんかつうんちく語りがいると、途端に食事が嫌なものになる。 「レモンなんかかけちゃったらせっかくの衣のザクザク感台無しだよねー」 「レモンによりサッパリキャラ30%増しで輝くみずみずしいキャベツは、飯屋における救世主!」 あー! 鬱陶しい! 黙れ食通かぶれ! お前が隣にいるからせっかくのご飯が美味しくなくな……あれ、でもおかげで改めて美味しさが、悔しいけど分かるような……いや、くどい!うざい!いい加減にしろ! うんちく語り系食通と食べる食事は、実によろしくない。 こちらはリラッ
8月29日に全世界のジョジョ紳士&淑女待望のゲーム「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」(以下ジョジョASB)が発売されました。ところが、Amazonのレビューは大炎上と言ってもいい状態になっています。 果たしてジョジョASBは本当に駄作なのか。それとも傑作なのか。見ていきたいと思います。 と、ここでジョジョ紳士&淑女の皆様は、いったいこのレビューを書いている人はどれぐらいジョジョに対して思い入れがあるのだと不安に思うことでしょう。簡単に言うと、連載が開始された第一話から週刊少年ジャンプ上で連載は全てリアルタイムで読み、単行本はもちろん文庫版から小説から副読本的な本は全て購入し、ゲームはSFC版こそ持っていないもののカプコンの3部ゲームはアーケードからPS版DC版とやりこみ、黄金の旋風もクリアし、ファントムブラッドはエキストラ応募するも外れる(もちろんゲームは買ってやっている)し、JO
スマホ(スマートフォン)を買ったらまず、何をするだろうか。 スマホに限らず、大きな液晶画面を備えたアイテムを買ったら、真っ先に保護シートを貼るという人は多いはず。 だけど、保護シートなんて面倒だから貼らない! という人も割と多い気がする。確かに、あのシートを貼るのは大変だ。 うまく貼れたと思っても、ホコリや気泡が入ってガッカリ……なんてケースはザラ。でもでも、そんなことよりも実際のところ保護シートって必要なの? 不必要なの? この謎を解決すべく、スマホメーカー各社に調査をおこなった。 結論から言ってしまうと、メーカーとしては「保護シートの使用を特別に推奨してはいない」とのこと。各社さまざまな工夫を施しているようだ。 たとえば、液晶の表面に特殊なシートを貼っているパターン。 「Xperia」シリーズでおなじみのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの製品は、液晶表面に被散防止シート
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