およそ50年ぶりの国産旅客機として開発が進められている小型のジェット旅客機「MRJ」について、航空会社への第1号機の引き渡しが当初の計画より4年遅れて平成29年4月以降に延期されることになりました。 「MRJ」は、三菱重工業の子会社の三菱航空機が、国の支援を受けて国産としておよそ50年ぶりに開発を進めている小型のジェット旅客機です。 三菱航空機は22日、都内で記者会見を開き、「MRJ」の第1号機を航空会社に引き渡す時期について、平成29年4月以降に延期すると発表しました。 第1号機の引き渡し時期の変更はこれが3回目で、5年前の会社設立当時の計画と比べると4年遅れる形となります。 また、引き渡し前の試験飛行のための初フライトについても、現在の計画より1年余り遅らせて、平成27年4月以降に延期することを決めました。 延期の理由について三菱航空機は、高い安全性を備えた航空機を時間をかけて開発する