息を吹きかけて呼気中のアルコール濃度を調べる測定器について、国民生活センターは、簡易型の製品のなかに正確に測れないものがあると発表した。センターは「運転の可否判断には使用しないでほしい」と呼びかけている。製品名は公表していない。 発表によると、インターネットで売れ筋の商品などのうち1万円未満の6製品を調査。乾燥した空気にエタノールを混ぜ、強さを変えて測定器に吹きかけたところ、弱めだと測定できたのに、強めだとゼロと表示される製品があった。また別の機器は、道路交通法の酒気帯び運転の基準値(呼気1リットル中0・15ミリグラム)より低い濃度だと、検知しなかった。 センターが測定器を所有していて使ったことがある男女200人に調査したところ、53人(複数回答)が使用目的を「運転しても大丈夫か判断するため」と答えた。消費生活センターなどには2009年度以降、「夜勤後に飲酒し、12時間経って自宅の測定器で