今年は全国的に「猛暑」と言われているが、22日、岐阜県多治見市で今年これまでの全国最高となる39.4度を記録。多治見市は2007年に国内過去最高となる40.9度を埼玉県熊谷市とともに経験した日本一暑い市である。暑さで知られる両自治体から暑さ対策を学んでみよう。 たとえば同市保健センターでは、2007年より「定置型熱中症指標計」を設置し、熱中症になりやすい気温などを計測。要警戒の値が出た場合、保健センターから市内の公共施設や情報提供に登録した人に、携帯電話やパソコンメールなどで「熱中症注意情報」を提供し、熱中症予防を呼びかける運動をおこなっている。その中には「定説」を覆すものもあるようだ。 同市保健センター所長の兼松さんは、熱中症にならないようにと水分補給ばかりすることに警鐘を鳴らす。血液のなかには塩分があるため、水分をとり過ぎると、塩分が薄くなってしまう。血液は塩分濃度を保とうとして余