「地味で垢抜けない」というイメージを持たれがちだった街、池袋の人気が最近急上昇している。リクルート住まいカンパニーの「2014年 みんなが選んだ住みたい街ランキング関東版」では、池袋が昨年の13位から一気に順位を上げ、吉祥寺、恵比寿に次いで3位にランクイン。不動産・住宅情報の総合サイト「HOME’S」が賃貸物件の問い合わせ数を駅ごとに集計したランキングでも、三軒茶屋や吉祥寺などの街を抑えて池袋が関東エリアで1位になっている。また、住民の数も急増中で、05年から10年代にかけての人口の増加率は都内第2位の13.61%。街の人気とともに店舗の賃料も急上昇しており、池袋の募集賃料は現在1坪当たり1カ月で約2万9,000円と昨年から16%もアップ、これは渋谷の約2万6,000円よりも上だという。 しかし、以前の池袋は人気ランキングで上位に入るような街ではなかったはず。実際、情報誌「東京ウォーカー」