瀬戸内海にぷかりと浮かぶ、香川県で最大の島、小豆島。 十数年間東京で暮らしてきた眞鍋邦弘さんは、 故郷である香川県高松市に近いこの島に戻ってきました。 東大卒・元外資系という、エリート人生を突き進んでいた彼が、 一体なぜ小豆島への移住を決意したのでしょうか? 自然豊かな小豆島に、眞鍋さんを訪ねました。 東大を卒業し、リーマン・ブラザーズという一流の外資系企業でバリバリ働く。 キャリアがあって、お金に困らず、欲しい物は手に入る。 そんな、誰もが羨むような暮らしを捨て、瀬戸内海にある高齢化が進んだ島へと移住した人がいます。 株式会社459代表の眞鍋邦大さんが、その人です。 眞鍋さんが住む小豆島は、瀬戸内海で2番目に大きな島です。 自然豊かなこの島は、オリーブの産地として知られるほか、映画やドラマのロケ地としても有名です。 今回取材で訪ねたのは、自宅を改装して作ったというポンカフェ。 オリーブが
Javascript is required. Please enable javascript before you are allowed to see this page.
難しい、「治癒」と「復職可」の判断 塩野:今は本当に企業におけるメンタルヘルスの問題が大きくなっていますよね。うつ病などで本当に苦しんでいる人もいますが、経営側から見ると、その人が本当にメンタル不調なのか、ただの怠け者なのか、それとも職場に問題があるのかがわかりにくいという問題がある。そこを見極めるのはきわめて難しいと思うんですけど。 大室:きわめて難しいですね。でもその人がどういう病気かどうかを判断するのは、産業医ではなく、その人がかかっている病院の主治医の仕事なんです。産業医はその人がうちの会社で働けるかどうかをジャッジするのが仕事。 たとえばダルビッシュのような5億円もらってるピッチャーが肩を壊したとします。この人の「復職可」のラインは155キロの球を投げられることなんですよね。でも130キロまでしか投げられないと、医学的には「治癒」だとしても、職場的には「復職不可」になってしまう。
ジブリ熱も少し穏やかになった秋の中ごろ。 足を運ぶには幾分くじけてしまいそうな気持ちを叩き起こして、江戸東京たてもの園にて開催中の「ジブリの立体建造物展」に行ってきた。 東京の東小金井という駅で降り、ピンク色の小型バスに乗って、言葉にだけ聞いたことのある草木が生い茂った” 玉川上水 ”の脇道を歩いて到着した。 驚くなかれ、入場料は大人400円。 後でそのボリュームの多さに金額設定を見直した方がいいんじゃないかなと思ってしまう。 スタジオジブリの地元であるということも相まってか、良心的すぎる。 この展示の意図は、「部分を見れば、全体が見える。」ジブリ作品に登場する建造物の観点から、作品を捉えてみようというもの。そして人との密接な関係を持つ、建築の魅力が伝われば幸いとのこと。 それぞれの建造物についての解説は、ジブリの機関誌『熱風』でもお馴染みの建築史家・藤森照信さん。 この解説が、とてもわか
土曜「考える」【Opinion北海道】芸術祭が残したもの 専門家3人に聞く 上から、暮沢さん、吉澤さん、吉岡さん ■札幌国際芸術祭2014閉幕 「都市と自然」をテーマにした「札幌国際芸術祭2014」が9月末、閉幕した。72日間の会期で、入場者数は目標を大きく上回る48万人弱。札幌で初の国際芸術祭は、どんな成果や課題を残したのか。アートや地域おこしの専門家3人に、芸術祭をどう見たか聞いた。■魅力的テーマで継続を ●暮沢剛巳さん(東京工科大准教授) 札幌は大都市でありながら自然が豊かで、外から来るとそれがよく分かる。「都市と自然」はすんなり入れるテーマだった。 道立近代美術館では、スボード・グプタの作品などが面白かったし、中谷宇吉郎の雪の研究を扱った作品も意外性があり、展示の完成度は高かった。各会場の特徴を生かしていたと思う。少し残念なのは、道立近美は館のスペースの半分しか使えなかったこと。モ
携帯電話やスマートフォンは夜9時まで――。小中学生に時間制限を呼びかける取り組みが、全国の教育現場で広がっている。生活習慣の乱れやトラブルへの対応策だが、不評かと思いきや子どもたちからは歓迎の声もあがる。そこからは、「深夜の人間関係」に悩む子どもたちの姿が垣間見える。 PTAと自治体が二人三脚 福岡県うきは市の市立吉井中学校(坂田知亮校長、487人)は、「スマホに係る家庭教育宣言」を玄関に張っている。「スマホ等の通信機器の自宅での使用はリビングに限定し、夜十時から朝六時までは、保護者に預けるようにする」。同校PTAが昨年11月、学校側と協力して作った。 背景には、インターネットを通じてメッセージなどをやりとりする無料通信アプリ「LINE」などを使ったトラブルの増加がある。「悪口を書かれた」「夜遅くまでLINEをして寝坊する」といった保護者の声を受け、宣言を作成した。 吉井中では、昨秋時点で
「わたしたち電力」は、これまで“他人ごと”だった「再生可能エネルギー」を、みんなの“じぶんごと”にするプロジェクトです。エネルギーを減らしたりつくったりすることで生まれる幸せが広がって、「再生可能エネルギー」がみんなの“文化”になることを目指しています。 独立型ミニ太陽光発電システムの組立ワークショップや、イベントへの自然エネルギー電力供給など、さまざまな活動で全国的に知られる「藤野電力」。グリーンズが手がけるプロジェクト「わたしたち電力」にも全面協力してもらっています。 あまり知られていませんが、そんな藤野電力の方向性を決定づけた、原点ともいうべき方がいるんです。それが、藤野電力のある旧藤野町のお隣、旧相模湖町に住んでいる鈴木俊太郎さんです! 停電になっても、鈴木さんの家だけは明かりが灯る 蓄電用バッテリー置場。たくさんありますが、全部を使っているわけではありません。いつのまにか、あちこ
地方創生担当大臣も新設され、2014年6月の成長戦略で掲げられた「ローカル・アベノミクス」が話題になっている。アベノミクスで景気が良くなっているが、それが地方に及んでいない。アベノミクスの恩恵を地方に波及させるために、ローカル・アベノミクスが大事だというのである。 政府は9月3日、人口急減や地方活性化に取り組む「まち・ひと・しごと創生本部」の設置を決定した。今後5年間で取り組む総合戦略の策定など、来春の統一地方選をにらんだ各種施策に着手するという。
近年、日本では草食化男子なんてキーワードが一般的になった。最初の頃こそ「モテない肉食系女子の言い訳」などと揶揄されていたが、下のグラフを見て欲しい。ほんとうに最近の大学生は草食化しているようだ。 (出所:中日新聞) かつて理系大学生のマジョリティーであった「肉食系コミュ障非モテ」に属していた僕としては(彼女がいないという結果は同じなわけだが)驚きを禁じ得ない。なぜ若者はこんな風になってしまったのだろう。中日新聞はこれについて「相手に束縛されるのを嫌がったり、勉強を優先したいからとの理由」などと何だかほんわりと耳あたりの良い理由でまとめている。 しかし、本当の理由はそんな生易しいものではない。断言しよう。「大学生は恋愛できないほど経済的に貧しくなってしまった」のだと。次のグラフはその状況を如実に表している。 (出所:不動産ジャパン) 大学生が受け取る仕送り額から家賃を引いた、いわば「可処分所
いま、目の前にA4で30ページの英文の仕様書があるとしよう。中身はまだ、まったく見ていない。さて、これを読んでレビューするのに、どれくらい時間がかかるだろうか? わたしの場合、答えは簡単だ。集中できる時間で、ほぼ2時間かかるだろう、と予測できる。なぜかって? わたしの仕事のパフォーマンス値によれば、英文の文書をきちんとレビューするのに、1ページ平均約4分間かかるからだ。30×4=120分で、ちょうど2時間になる計算だ。 ただしこれは、正味作業時間(Net working time)である。現実には、しずかに集中できる時間を、2時間も連続して確保するのはむずかしい。電話や上司の呼び出しやメール・打合せなどによる割込がある。だから、着手から完了までのグロスの時間(Elapse time)はもっと長くなるだろう。それでも、半日で終わる仕事なのか、3日かかる仕事なのかは明らかである。1ページ4分間
先日、ある大手外資系企業のエグゼクティブとお話していたら、リストラの話になり、「特に年配の方をリストラする時に、『あと数年なので、最後まで勤め上げさせて欲しい』とか言われるんだけど、その気持ちがよくわからないんだよ」とおっしゃってました。要は、その残り数年分の給与に相当するパッケージ(割増金)を払うので、働いても働かなくてももらう報酬は一緒なのに、なぜ働きたいんだろう、という疑問でした。 彼はこれを「価値観の違い」という観点で片付けてました。「ひとつの会社で定年まで勤め上げる」ということが、日本では「美徳」になっていることが、外資系で育ってきた彼には理解できない、ということでした。「同じ会社で定年まで勤め上げる」ことは、個人の価値観に関係なく、今の時代には、もう「美徳」でも何でもなく、ただの自己満足です。そのようなキャリアを目指すのは、会社にとっても個人にとっても、かえって「有害」です。
90年代、米マイクロソフトはワープロや表計算などで効率的な仕事を提案し一世を風靡した。しかし、ITの主役がパソコンからスマホ/タブレットに代わるなか、仕事のやり方にも「新たな方向」が求められている。 クラウド・ストレージのエバーノート(Evernote)社は、そうした新時代の仕事術を追いかける企業の一つだ。今回は、先頃サンフランシスコで開催されたエバーノート開発者会議「EC4」をレポートしながら、同社が提案する「モダン・プロダクティビティー」を紹介してみたい。 仕事術の4大要素は古来から同じ エバーノートは、日本で人気の高いクラウド保管サービス。クリック一つで文書、写真、ビデオ、スライド、音声、ウェブ・ページ、名刺など、あらゆる情報をクラウドに保存してくれる。同社の強みはタブレットやスマホなど多彩なモバイル端末で利用でき、保存したコンテンツも共有できる点だろう。 エバーノート開発者会議EC
ご存知の方も多いとは思うが、中国では、一般に普及している通信網を使ってフェイスブックやツイッターへのアクセスができない。政府の規制により、接続が制限されているからだ。 中国のネット制限状況をモニタリングしているサイト「グレートファイア・オルグ」で調べてみると、フェイスブックもツイッターもブロック率は100%。つまり、いつでも接続できない状況なのだ。 9月30日からはインスタグラムが使えなくなった しかもこの政府による規制は、どんどん強化されている。象徴的なのは、6月までは普通に繋がっていたLINE。7月から全く繋がらなくなった。現地駐在日本人の間にも、日本とのやりとりでLINEを使っていた人が多く、話題になった。 そして、今回の香港のデモに際して、また一つ、この規制リストに名を連ねたインターネットサービスがある。インスタグラムだ。9月30日からアクセス不能となっている。筆者の近くにも、これ
多様化した雑誌メディア 雑誌の購読状況を今までより広範囲にわたって把握する集計システムが登場した。これからは携帯電話でコスモポリタン誌のファッションビデオを眺める人や、写真共有のピンタレストでボナペティ誌のおすすめレシピを見る人も、毎月そのデータに含まれるようになる。 9月末に米雑誌協会(MPA・雑誌メディア協会)のメアリー・G・バーナー会長がこの新システム「マガジンメディア360」を導入することを発表した。従来の紙媒体に加えて、パソコンやモバイル機器を経由した電子版と動画の利用状況も追跡するという。さらに5つのソーシャルメディアからもデータを集め、月々別個に公表する。 「そういう新しいプラットフォームで多くの雑誌ブランドが成功を収めている。だから雑誌メディアの需要を把握するためには、これまでのように印刷版の発行部数や広告ページ数ばかりには頼っていられない。従来の方法は例えて言うなら、スー
リノベーションによる街づくりを進める自治体が増えている。空き家が増えて人口減社会が進み、都市までもが「消滅」の可能性を指摘される。人を呼び戻す秘策とは――。 沈んだ鉄の街を再生 北九州市 「鉄の町」として栄えた北九州市。福岡市に人や企業、カネが流出したといわれる。人口はピークの1979年の約107万人から、今年10月には約96万人に。2005~10年、政令指定都市で人口減少が最も進んだ。市が11年、リノベーションによる中心市街地の再生策として打ち出したのが「小倉家守(やもり)構想」だ。 JR小倉駅のほど近く、150店が連なるアーケード街「魚町(うおまち)銀天街」。「人の通行量は昭和40年代に1日3万人あったが、09年には1万1千人に減った」。一角にビルを所有する司法書士の梯(かけはし)輝元さん(55)が話す。 昭和40年代に建てられたビルは地上5階建て、延べ床面積約4千平方メートル。09年
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く