5月5日は、端午の節句。そして、「こどもの日」です。 ああ、そうか今日は「こどもの日」なんだな、と思い出し、うちの子どもたちにも柏餅を買って帰ろう、とか、ずっとカープは「鯉のぼりの季節まで」とか言われてムカついていたけれど、今年は「鯉のぼりの季節まで」のほうがはるかにマシな状況だな……と暗澹たる気分になり。 こうして「こどもの日」の話について書こうとして、ふと迷ってしまいました。 さて、今日は「こどもの日」なのか、「子どもの日」なのか、それとも「子供の日」なのか? この「こども問題」というのは、プロの物書きにとっても、なかなかスッキリしないみたいです。 『その「正義」があぶない』(小田嶋隆著・日経BP社)より。 子供は、原稿を書く人間にとって、何よりもまず、表記の問題として立ち上がってくる。 このことに、私は、過去20年来、折にふれて、わずらわされてきた。 たとえば、どこかのメディアに原稿