ブックマーク / geopoli.exblog.jp (25)

  • テクノロジーをどう捉えるか | 地政学を英国で学んだ

    数カ月ぶりの更新となってしまいましたが、まずは明けましておめでとうございます。年も引き続きよろしくお願いします。 さて、久しぶりに要約を行ってみましょう。これは私がいま最も関心を持っているテクノロジーのとらえかたに関するものですが、英エコノミスト誌のクリスマス増刊号に掲載されていたものです。

    テクノロジーをどう捉えるか | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2020/01/06
    現代社会は、それが良い悪いは別として、テクノロジーの存在なしでは成立しない。
  • 戦略とテクノロジー | 地政学を英国で学んだ

    長年ブログをお読みの方々は、私が戦略とテクノロジーに関することに興味を持っていることをご存知かと思います。

    戦略とテクノロジー | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2019/05/02
    テクノロジーは人間を変える。
  • 国境を廃止してはならない | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇っておりましたがギリギリ降らなかったですね。 さて、先週の放送(https://youtu.be/cF5g8VLIjDQ)でも触れた「国境」の話題について、保守派のビクター・デイビス=ハンソンの意見記事を要約したものを。 === なぜ国境は重要で「ボーダレスワールド」は幻想なのか by ビクター・デイビス=ハンソン 「国境」がここまでニュースの話題として取り上げられるのは史上初めてではないか。 中東から欧州に殺到するイスラム系難民やテロリズムの台頭のおかげで、欧州内の移動自由の権利を認める、いわゆる「シェンゲン協定体制」に対して反発が巻き起こっている。 欧州の人々は人種差別主義者ではないが、中東からの移民の受け入れについては、それが合法的に入国して、しかも欧州の価値観や態度を共有を約束することができる人々(この点については不寛容であるとして何十年も前に破棄しているが

    国境を廃止してはならない | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2016/10/16
    国境というのは「違い」をつくるのではなく、そもそもあった「違い」が反映されたもの。
  • 私はシャルリー・エブドではない | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はよく晴れております。 今夜の生放送(http://live.nicovideo.jp/gate/lv205842882)でもとりあげるトピックとして、NYタイムズ紙の保守派、ディヴィッド・ブルックスが、今回の一連のフランスのテロ事件についてかなりまともなことを書いておりましたので、その記事の要約を。 この記事の内容については今夜とりあげます。 ==== 私はシャルリー・エブドではない by ディヴィッド・ブルックス ●シャルリー・エブド誌のジャーナリストたちは言論の自由の「殉教者」として祝福されるべき存在であることは間違いない。だが、この事実だけは言っておくべきだ。 ●もし彼らが過去20年間においてあのような風刺的な新聞をアメリカの大学のキャンパスで出版しようとしたら、即刻出版禁止であろう。学生や教官たちも、彼らをヘイトスピーチだとして非難するはずだ。大学は彼らの予算をカッ

    私はシャルリー・エブドではない | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2015/01/14
    この事件は、われわれに法律的には攻撃的な声には寛容ながら、社会的にはそれを許さないような姿勢が大切であることを思い起こさせるべき。
  • 日本のカレーは素晴らしい | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしても朝から快晴でした。こんなに快晴が続くのを経験するのはカナダで勉強していた時の初夏以来のような気が。 さて、今回は地政学とは全く関係のない日カレーの話題について。日在住のジャーナリストの記事です。 === 日カレーへの愛は無数の種類を生み出した BY スティーヴ・トラウトレイン ●「日カレーが僕の命を救ってくれた」というのはちょっと大げさかもしれないが、それでもかなり真実をついていると思う。 ●僕は九〇年代後半に日に移ってきたのだが、その当時は職はなく、見たこともない事に囲まれて、しかも自分でほとんど料理はできないというありさまだった。しかし近所の大学の学で味噌汁や麺類などの中に茶色のカレーが一皿350円で売っているのを発見して、それで事を済ますことを覚えた。 ●それ以降の僕にとっての問題は、白いマスクをつけた堂の人に「コロッケ・カレー」を注

    日本のカレーは素晴らしい | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/11/25
    日本のカレーライスというのは良い意味で「日本化」している料理。
  • 「キラキラネーム」をつけるのはやめよう | 地政学を英国で学んだ

    ここ数日間、家族と大分のほうに行って温泉に浸かっておりました。「おんせん県」というネーミングはいかがなもんかと思いますが、そのクオリティはさすがでした。

    「キラキラネーム」をつけるのはやめよう | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/11/09
    「ああ、彼の家族は貧しいんだな」と判断させる材料を与えてしまう。
  • 「ソーシャルメディア」は昔からあった? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は曇りがちでしたが、それでも雨はほんの少し降った程度でした。過ごしやすいですね。 さて、ブログのもう一つの大きなテーマである「テクノロジーと社会の変化」というテーマで久々に面白い記事が出てきましたので要約を。 === 17世紀の「ソーシャル・ネットワーキング」 By トム・スタンデージ ●ソーシャルネットワークは「生産性の敵だ!」として批判されている。 ●あるサイトの調査によれば(といってもその正確さについては議論はされているが)、FacebookやTwitterをはじめとするサイトの使用によるアメリカ経済全体のコストの無駄は年間6500億ドルにものぼるという。われわれの集中力は阻害され、テストの点数は下がるのだが、これらはすべてこのような「大量破壊兵器」のせいだというのだ。 ●ところがこのような懸念は前にも出てきたことがある。1600年代のイギリスでは、これと似たような新

    「ソーシャルメディア」は昔からあった? | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/07/04
    ヨーロッパだと確かにカフェ文化は濃いですな。
  • 陰謀論好きな人たちの傾向 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は小雨と曇りの典型的な梅雨かと思いきや、いきなり快晴になってます。 さて、昨日の話のつづきを。 これも私の長年の観察による勝手な偏見なのですが、どうも「陰謀論」が好きな人たちにはいくつかの傾向というか、共通項のようなものがあるのではと感じております。 それは、彼・彼女らが「美しくて理路整然としたものが極端に好き」ということです。 ところがわれわれが生きている現実は、実はかなりカオス的でありまして、地理や物理や天文学のような自然科学の分野ではたしかにきっちりとした法則があるわけですが、どうも人間が絡んでくる社会面では、それこそバラバラでぐちゃぐちゃな実態があるわけです。 もちろんこれを克服しようとして人間が長い時間をかけて開発してきたのが「組織」であったりするわけですが、これをつかってもうまく他人を規律正しくコントロールできるかどうかというのは別次元の話。 ということで、結果的

    陰謀論好きな人たちの傾向 | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/06/01
    その願望は、実は「美しく整った世界」へのあこがれから来ているものなのかと。
  • なぜ「孤独」が必要なのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨と雪が降っている寒い一日でした。 さて、最近発売した「累積&順次戦略」を解説したCDなんですが、これに近い内容のことを別のアプローチから語っている人のインタビューをネット上で発見しましたので、その引用を。 ==== イノベーションを起こすには「孤独」が必須だ 「20代は捨て」と説く、四角大輔氏に聞く レコード会社のプロデューサーとして輝かしい経歴をお持ちの四角さんですが、この『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』、の帯にある「20代は捨て」は、思い切った物言いですね。「若いうちは人に会え、を読め、外国に行け、なんでも吸収しろ」、というのが、上の世代から若い人たちに送られるメッセージじゃないですか。 四角大輔(以下四角):よく言われます。まだまだ経験不足のはずの20代に「捨てろ」なんて勧めていいのか、と。 しかし、20年前、40年前の20代と、今の

    なぜ「孤独」が必要なのか | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/02/20
    「孤独になれ!」と言っている情報そのものがノイズになって聞き入れられにくくなっている、という矛盾。
  • インターネットは人間の考えていることを知っている? | 地政学を英国で学んだ

    元旦から連続投稿四日目です!三日坊主は越えたか。 これもちょっと前の記事の要約です。 === インターネットは人間の考えていることを知っている? Byクエンティン・ハーディー&マット・リクテル ●友人や家族にたずねる質問とインターネットにたずねる質問は違う ●長年にわたって、サーチエンジンは世界の人々がどのようなトピックを検索してしているのかのヒントを教えてくれてきた。ところが現在ではGoogleやBingが人々が最も多く検索している質問を正確に教えてくれるようになった。 ●そしてここから非常に興味深いパターンが浮かび上がってきた。 ●よく検索される質問に挙げられるのは、「世界はいつ終わる?」「ニール・アームストロングはイスラム教徒?」「ジョージ・ワシントンはゲイだった?」などである。これはGoogleでは”autocomplete”、Microsoftでは“autosuggest”と呼ば

    インターネットは人間の考えていることを知っている? | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/01/04
    検索エンジンでかなりの頻度で質問されるのは、ある人物がゲイであるかどうかということ。
  • グローバルvsローカル:価値観の対立 : 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はなんとか雨も降らない状態で持ちこたえた感じです。さて、かなり以前から気になっている根的なことについて少し。おそらく海外経験のある人間なら...今日の横浜北部はなんとか雨も降らない状態で持ちこたえた感じです。 さて、かなり以前から気になっている根的なことについて少し。 おそらく海外経験のある人間なら誰でも多かれ少なかれ感じたことのあることかもしれませんが、それが「グローバルvsローカル」という価値観の対立です。 この価値観のジレンマというのは、明治以来の日特有の悩みといえばそれまでですが、たしかに日は「和魂洋才」ということで日的な価値観(魂)を忘れずに、手段として西洋のやりかたやシステムを導入してきました。 ところがこのような新たなシステムの導入というのは、そもそも「世界観」が異なるわけですから当に大変なことであり、西周の西洋概念の日語(漢文)化からはじ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/12/24
    国際法(=グローバルな価値観)の重要性を唱えるのは常に弱者側である、ということ。
  • 祝ノーベル賞獲得:山中教授の「二つの戦略」 | 地政学を英国で学んだ

    すでにみなさんもご存知の通り、京都大学の山中教授がiPS細胞の発見の功績が認められてノーベル賞を獲得しました。これはめでたいニュースです。 それに関連して一言。 昨日の受賞の報を受けての記者会見の後に山中教授が講演などで語っている言葉として「ビジョン&ハードワーク」というものが注目されております。 ということでネットを探してみますと、たしかにこういう言葉を残しておりますね。 === 技術者マインド・関西人のユーモアも…山中語録 (中略) ◆ハードワーク◆ 1993年、米国に渡り、格的な研究者人生をスタートさせた。一生肝に銘ずる言葉と出会う。「Vision(ビジョン)& Hard Work(ハードワーク)。目的をはっきり持ち、それに向かって懸命に働くということ。研究者が成功する条件で、日人はハードワークは得意だが、ビジョンを見失っている学生が当に多い」(08年4月、母校の神戸大入学式の

    祝ノーベル賞獲得:山中教授の「二つの戦略」 | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/10/09
    日本人は累積戦略が得意だが、順次戦略が(とくに若者たちに)ない。
  • テクノロジーが無駄な作業を増やす? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部も相変わらずよい天気で暑いです。ただし朝晩はやや暑さが落ち着いてきたような気が。あくまでも「気」だけですが。 さて、当に久々にブログにエントリーを。要約なんですが、これはテクノロジーが社会を不便にしているという負の面を強調した興味深いものかと。 === GPSが救助信号を頻発させる by ディヴィッド・ロバーツ ●携帯やGPS関連機器が普及したおかげで、アメリカの山岳地帯などでは不必要な救助を求める行為が増えており、結果として救助を行う際の救助隊員の命をリスクにさらすことになってきている。 ●アメリカ中の救助隊たちは「誤った警報」や、新しい機器のおかげで安全を担保されていると勘違いして無理をしてしまった初心者たちに直面しているのだ。 ●多くの人々が個人用捜索救助システム(PLB)を使い始めたおかげで、山岳地帯のような自然あふれる過疎地でボタンを押して、救助信号を出して救助で

    テクノロジーが無駄な作業を増やす? | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/08/29
    問題なのは、自然に親しむ際に最低限のサバイバル・スキルを持たずに楽しもうという人々が増えているということ。
  • うるさい奴のノイズを消せ! | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝曇りがちでしたが、日蝕のあとから晴れだしました。私は日蝕のことすっかり忘れてましたが・・・ さて、ブログに数週間前にアップした「孤独が創造性をアップする」という内容の書評を覚えているかたもいらっしゃると思いますが、あの話の続編とでもいうべき記事が出てきましたのでその要約を。 ちなみに私がここで紹介したその「孤独」(原題はQuiet)は、なんと分厚いのにもかかわらず日で翻訳されるのが決まったみたいです。 しかもブログに書かれているものをある出版社の人が見て、ということらしいです。意外とブログは影響あるんですかね?? ということでまずは要約を。 === 「壁」の復活?:職場のうるさい隣人をブロックする方法 ●世界中のオフィスでは壁がどんどん消滅して行っているが、パーティションの中の孤独を好む人たちは、色々と対策を練っている。 ●いままでの彼らのやりかたは、や書

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/05/24
    人々はオープンオフィスだとプライバシーのことを気にかけて、なるべく他人との会話を短くしてしまおうとする傾向がある。
  • テクノロジーのソフト面を軽視する日本 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はなんとなく曇りでして、相変わらず初夏の気温。 イギリスの友人を山梨観光に連れ出しておりまして、日はお約束の「昇仙峡」に行って参りました。私自身も初めてだったのですが、あまりにも観光地化されて客引きが多く、やや閉口。 さて、いまメルマガのほうに書いているテクノロジーの話題について少し。 テクノロジーには「思想」や「世界観」、さらには「政治(思想)」までが含まれるということをこのブログではかなり前から主張しているわけですが、それは一体なぜなのかということを説明するために便利なのが、このブログをご覧のレギュラーの皆さんにはすでに「耳タコ」になっている「戦略の階層」というもの。 いつものようにそれを記しますと、 世界観(人生観、歴史観、地理感覚、心、ヴィジョン) ↓ 政策(生き方、政治方針、意志、ポリシー) ↓ 大戦略(人間関係、兵站・資源配分、身体、グランドストラテジー) ↓ 軍事

    テクノロジーのソフト面を軽視する日本 | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/05/02
    テクノロジーのソフト面の重要性に目覚めないかぎり、この国の経済はこれからかなり厳しいのでは。
  • テクノロジーは他の手段をもってする政治の延長か? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は小雨状態の一日でありました。もう寒さはないんですがねぇ さて、最近とくによく考えていることをメモ代わりにここへ。 日人というのは西洋でいう「テクノロジー」というものを、「技術」という言葉にいいかえている上に、しかもそれを単なる「ツール」というか「道具」程度にしか考えていないおかげか、なぜかそれに「思想」や「人間の意思」、それに「世界観」や「哲学」のようなものが込められているという点に非常に鈍感であると感じます。 それがどうした、とみなさんが感じる気持ちもわかるんですが、日の企業が最近衰退している原因にはそのようなところからくる勘違いが大きいのかな感じることばかり。 たとえばクラウゼヴィッツは、 「戦争は、他の手段をもってする政治の延長である」 と言ったことは有名ですが、実はこれは「テクノロジー」にもそのまま当てはまることで、 「テクノロジーは、他の手段をもってする政治

    テクノロジーは他の手段をもってする政治の延長か? | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/05/01
    日本人は「テクノロジー」に「思想」や「人間の意思」、「世界観」や「哲学」が込められているという点に非常に鈍感である。
  • カーナビは使うな!:テクノロジーの落とし穴 | 地政学を英国で学んだ

    今日の上野はよく晴れております。 さて、テクノロジーと社会について、シンガポールの新聞の記者が面白いことを書いていたので要約します。 === カーナビは使うな!――GPS機器はわれわれをダメにする Byウィリアム・チョオン ●車に乗る人、ジャングルの中をハイキングをする人、そしてミサイルを正確に打ち込む軍など、GPS関連機器というのは現在の人間にとって欠かせないものになりつつある。 ●たしかにGPSで動くカーナビというのは、とくに初めての土地に来た人にとって神からの贈り物というべきものであろう。行き先を入力すれば、そこまで正確に案内してくれるからだ。 ●TomTomというサイトでは、映画「スターウォーズ」に出てくるヨーダの声で案内してくれるカーナビを売っているほどだ(「君は間違った道を選んだ・・・ダークサイドの方に」という声が出る)。 ●ところがGPS関連機器にはまったく問題がないわけでは

    カーナビは使うな!:テクノロジーの落とし穴 | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/04/18
    人間の楽しみは知らない土地を注意しながら進むことにある。
  • ノマドたちが活躍する「危機」の時代の到来? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は午前中は晴れておりましたが、午後から雲が増えてきました。 さて、久しぶりに私自身の書評です。 いつものとはちょっと志向を変えまして、なんといいますか、いわゆる「歴史循環論」のです。 The Fourth Turning: an American Prophecy by William Strauss and Neil Howe 内容ですが、歴史は循環するものだという観点からアメリカとイギリスの過去を振り返り、そこからおよそ20年前後で交代する「世代」ごとに区切り、それをもとにこれからの未来を予測する、というものです。 この「世代」ごとの区切りとその説明がけっこう体系化されており、歴史の例も豊富(旧約聖書の中の世代交代まである)に使って理論化しております。 具体的にいえば、人間の社会というのは「至福」→「覚醒」→「衰退」→「危機」という四つの順でサイクルをくり返しており、

    ノマドたちが活躍する「危機」の時代の到来? | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/04/17
    現在は「危機」の時代。社会の中心を担うのは昭和の後半に生まれた「遊牧民」の世代。「遊牧民」とは、そのままズバリ「ノマド」のこと。
  • サイトの表示時間短縮で判明した人類の「ニュータイプ化」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は快晴でしたがけっこう冷え込んだような。 さて、テクノロジーと人間の関係について興味を持っている私としては非常に興味のある、ネットの表示速度に関する記事です。 やはりネットユーザーたちは「サイボーグ化」しているんですな。ガンダム用語では「ニュータイプ」ということになりますが・・・・。 ===== 気ぜわしいネットユーザーにとっては、まばたきの瞬間でも遅すぎる by スティーブ・ロアー ●「ちょっと待って」(wait a second)というのは長すぎる。 ●グーグルエンジニアが最近発見したのは、人間にはウェブページを見るとき、まばたきの瞬間の時間でさえ待たされるのにもがまんできない、ということ。つまり「1秒」では長すぎるのだ。 ●これほどの短時間でも、人々のウェブサイトを検索しようという気が減退するというのだ。 ●グーグルのあるエンジニアによれば、「潜在意識の中で、人間とい

    サイトの表示時間短縮で判明した人類の「ニュータイプ化」 | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/04/10
    人間というのはあるサイトが他のサイトと比べて0.25秒表示が遅いだけで、そのサイトへの閲覧を避けるようになる。
  • 創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨です。しかもけっこう土砂降り。私も体調がすぐれないので家でゆっくりしております。 さて、地政学や戦略とは全く関係ないかもしれませんが、みなさんの職場の環境づくりにヒントになるような論考がありましたのでそのご紹介を。 ちなみに私のような個人業者(?)にとっては非常によくわかる話です。 ==== 「新グループシンク」の台頭 By スーザン・ケイン ●「孤独」というのは時代遅れである。 ●アメリカでは「新グループシンク」(New Group Think)というべきものが大流行中である。これは「グループや集団でどんどん働きましょう」という考え方だ。 ●この典型的なのが、「オフィスの壁を取り払って、アイディアを交換しながら、創造的に働く」という最近の職場環境の風潮だ。 ●ところがこのような風潮には大きな問題がある。なぜなら最近の心理学の調査研究では、人間というのはプライバシー

    創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/02/08
    つまりネットだと、人間は「みんなで一緒に孤独になれる」。