東大に合格する生徒の大半は関東出身であり、東北地方などいわゆる「地方」出身者が占める割合は少ないです。その理由の一つとして、環境の違いから生じる「情報量」の差が挙げられるでしょう。そこから「東大に受かるのは天才ばかり」と思い込み、初めから東大受験を考えない地方生も多いだろうと思うからです。しかしそれはもったいないことだと私は思います。東大を目指すと決意できれば、全ての高校生に東大に受かれる力はあると思うからです。 始めに地方の高校生に与えられる情報はどれほどなのか、「高校生活」、「友人関係」の二つの環境要因に焦点を当てて、私の体験談を踏まえて考えてみたいと思います。 次いで、情報量が少ないという現状を踏まえ、地方高校生が東大受験を選択肢の一つに入れるために必要なものは何であるのか、考えてみようと思います。 1. 高校の学習環境 地方の高校は東大合格に向けてどのようなビジョンを描いているので
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