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  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 一歩踏み出すときはピボットターン理論!? : どんな仕事をしていいか悩むとき、キャリアで迷ったとき、転職を考えるとき

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 思い切り「わたしの人生論」で恐縮なのですが、僕は「人生ピボットターン理論」という「なんちゃって持論」を、ひそかに、唱えています。 「将来、何をしていいかわからないんですぅ」 「どんな仕事についていいか、わかんないですけんのー」 といったような就職活動手前の学生さんが、今仮にいたとして、万が一人生最大の過ちを犯し(笑い)、「他人の話を聞けない星人」で生まれた、この僕に(笑)、人生相談なんかをしはじめちゃったとして、もし僕が、彼/彼女に語りうることがあるのだとしたら、それはひと言。 「人生の選択とはピボットターンです」(笑)。 ごめん、それしかないんだ。 ▼ 「ピボットターン」とは「片方の足を「軸足」として動かさないで

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    SavingThrow 2012/07/10
    "自分の軸は自分のやったことの中から作るしかない。やってきたことを評価する領域は世界のどこかにあるはず。その軸でしっかり立ったうえで、もう一歩を踏み出すしかない。反対側の足が落ち着く1点をいかに探すか。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: あなたの組織では、何が「禁止」されていますか? : 自分の組織の「特殊性」「文化」を考える

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、都内某所(!?)で、高尾隆さん(東京学芸大学)にご出講いただき、ワークショップを開催しました。参加者の方々の御協力もあり、ワークショップは成功し、参加者の方々のあいだにも、僕自身にも、非常に興味深い、数々の問いが生まれました。 参加者の方々も、高尾さんも、当にお疲れ様&ありがとうございました。 ▼ ワークショップで印象的だったのは、 「自分の会社で禁止されていることを、できるかぎり、ホワイトボードに書き出してみよう」 というワークでした。 これは、高尾さんが、かつて「大学生」を対象に行ったことがあるワークの変形版だそうです。 学校の場合には「禁止されていること」として、1)頭髪や服装に関すること、2)異性交

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    SavingThrow 2012/07/04
    "自分の組織で禁止されていることには、自分の組織では何が大切だとされているのか、何に価値をおいているのか、社員に何を求めているのかが「逆投射」されるのではないかと思います。なぜ禁止されているのか?"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: インタビューをするときに、僕が心がけている3つのこと:準備とインプロヴィゼーション、固有名詞で語ってもらう、そしてめげないこと

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 仕事柄、なるべく多くの、現場のビジネスパーソンの方々に、ヒアリングをさせていただいております。 「エレガントさはなくてもいい(あるにこしたことはないが、僕には、能力不足でできない)」。だけれども「地に足をついた研究がしたい」というのが、最近、僕がいつも思っていることです。何だかね、そう思うようになってきたんです、当に最近。 方法にこだわりはありません。現場の人の生々しい語りに耳を傾け、あるものは定量調査に持ち込み、ある発言は、そのままヒアリングデータとして紹介させていただいたり、定量調査の補完をさせていただく。 というか、定量的手法でも、定性的手法でも、どちらでもいいので(僕自身、この境界に、あまり興味がない)

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 人材開発・人材育成の仕事の5つの特徴 : 曖昧さ、多重性、不確実性、再帰性、そして未完成性

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 仕事柄、僕は、人材開発・人材育成をお仕事になさっている方と接点が多々あります。これまで10年弱にわたり、様々な方々と、お仕事などでご一緒させて頂く機会を得てきました。皆様、ありがとうございます。 ▼ その経験から考えるに、組織における人材開発・人材育成の仕事とは、他の職種と比べて、いくつかの特徴があるように感じます。そして、一見、ネガティブに見える、その諸特徴こそが、その仕事の奥行きの深さ・面白さを構成しているようにも思えます。 「ネガティブさ」と「面白さ」は、コインの裏表のようなものです。それをどの角度から、どのように見るか、によって、この仕事のイメージが変わります。 ▼ 人材開発・人材育成の仕事の第一の特徴は「

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    SavingThrow 2012/06/26
    "これらの諸特徴「曖昧さ」「多重性」「不確実性」「再帰性」「未完成性」は非常にネガティブなものとして見られると思うのですが、逆に、だからこそ、面白い、だからこそ探究のしがいのあることにも思えます。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「はじまりのデザイン」・・・人に学んでもらうときに、僕が、心がけていること:「この場はもう死んでいる」状態にならないための工夫!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 教材設計理論の中に「ARCS」というアクロナムがあります。フロリダ州立大学のKeller, J. が提唱したと言われているもので、それぞれ、下記を示しています。 A - Attention(おっこれなんだ?) R - Relevance(オレに関連あるかもな) C - Confidence(やればできるかもな) S - Satisfaction(やってよかったな) 要するに、人が何かを教える際、学んでもらう際には、この順番に配慮して、教えたり、学んでもらうといいよね、という話ですね。 「ARCS」、古くから言われていることなので、どこかでお聞きになった方もいるでしょう。 ▼ ARCSは、「非常に単純なヒューリスティ

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 組織開発ジャングルをかきわけても、かきわけても、青い山!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 土曜日は、神戸大学で金井壽宏先生が主催されている「人勢塾」で講演+ミニワークショップをさせていただきました。 「人勢塾」のテーマは「組織開発」。僕は「学習のデザイン」という観点から、それに関連するであろう、と思われる理論と、事例を紹介させて頂きました。お役に立てたとしたら嬉しいのですが、その判断は参加者の方々にお任せいたします。 ▼ 神戸大学からの帰り道、新幹線の中で、組織開発について、それが具体的に何を指し示すのか、どういう改めて考えさせられました。 よく知られているベッカード(Bechhard 1969)の定義によりますと、組織開発とは 1)計画に基づき 2)組織全体にかかわる努力であり 3)トップ主導でマネー

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「経営学習研究所:MALL」立ち上げに際しての個人的な思い

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 経営学習研究所(MAnagement Learning Laboratory:略してMALL モール)という非営利型の一般社団法人を、志を同じくする研究者・実務家の方々と、このたび設立しました。 経営学習研究所 http://www.facebook.com/malljp 一般社団法人 経営学習研究所(設立準備中) 理事: 田中 潤 板谷和代 長岡 健 岡部大介 島田徳子 平野智紀 牧村真帆 中原 淳 監事: 清水智之 事務局: 古川英幸 栗村友美 まだFacebookのページしかないのですけど(笑)。 独自ページは、おいおい作り込んでいく、ということで。 ▼ MALLは、「経営」「学び」「デザイン」の3つの領域に

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    SavingThrow 2012/05/25
    "Learningful society実現。大切にしたいこと→実務家と研究者のネットワークである。(失敗を恐れず)自ら社会実験を繰り返す。意欲ある次世代の背中をそっとおす。メディエーターになりたい。自主独立した活動を続けます。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「宴会」でも「パーティ」でもない「第三の集い」:今の組織に必要な「集い」とは何か?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 今、上田信行先生との共著「プレイフルラーニング」を書いています。執筆は、かなりの困難を極めていますが(笑)、これも「産みの苦しみ」だと思い、今は、ただただ忍耐して書き続けましょう。月末には、他の原稿の校正が帰ってきますので、それまで何とか書き切りたいです。 さて、このを書いていると、「なぜ人は集うのか?」ということを非常に考えさせられます。の内容に「集うこと、学ぶこと」が含まれていますので、必然的に、この問いについて考えざるをえなくなるのです。 そこで、少し先行研究をたぐってみると、いろいろなことがわかってきます。興味深かったのは、代表的な「集い」である、「宴会」と「パーティ」の違いについてです。代表的な「集い

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    SavingThrow 2012/05/15
    "宴会(等質性の高い集団で構成員の紐帯の確認、帰属意識強化、飲食でハレ演出)でもパーティー(プライベートな人間関係を発展、非ハレ)でもない、多様な人々が帰属意識やまとまりを持つためのシステムが必要なのでは。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「理論」と「実践」のあいだで : 「実践的とはいったい何か」考?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「よい理論」ほど「実践的」なものはない Nothing is so practical as a good theory. とは、社会心理学者Lewin, K.(クルト=レヴィン)の言葉です。「アクションリサーチの祖」としても知られるレヴィンは、「研究」と「実践」のあいだを往還しながら、おそらく、そこに葛藤と可能性をおぼえ、自らの理論と実践を発展させていきました。 Nothing is so practical as a good theory・・・しかしこのあまりにも有名なワンセンテンスのうち、「実践的」というワンワードが、いったい何を指し示しているのか。ここには「意味の多様性」を感じます。 つまり、「よい理論が

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    SavingThrow 2012/05/15
    "「よい理論が実践的である」ということが、具体的に「理論と実践のあいだの、どのような関係を想定しているか」は、研究者・実践者によって、認識の違いがあるということです。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: これからの新人教育の話をしよう! :新人を通じた組織開発、イノベーション創発! 6/4イベント開催・募集開始 : 「経営学習研究所」設立キックオフイベント!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 これからの新人教育の話をしよう! :新人を通じた組織開発、イノベーション創発! 6/4イベント開催・募集開始 : 「経営学習研究所」設立キックオフイベント! ================================================== 「これからの新人教育の話をしよう」イベント開催決定! 新人を通じた組織開発、イノベーション創発! ついに始動!【経営学習研究所】、 キックオフイベント開催 6月4日(月)午後6時30分 - 午後9時30分まで 株式会社内田洋行 東京ユビキタス協創広場 CANVAS ================================================

    SavingThrow
    SavingThrow 2012/05/15
    "経営・組織・学習に関する研究・実践の普及・振興・研究を行うために実務家と研究者がつくった新たな組織です。" 経営学習研究所 http://www.facebook.com/malljp
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: グループワークの導入で派手ゴケしない!?ための3つのポイント

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 最近は、研修やセミナーなどで、「導管型教育」を乗り越える工夫が、様々になされるようになりつつあります。ここでいう「導管型教育」とは、「知識のある側から、知識がない側への一方向的な知識伝達」とします。 もちろん、人材育成が組織の中で行われている以上、組織が自己の戦略や目標を組織メンバーに「伝達」する局面は、ゼロにはなりません。また、ゼロにする必要もありません。 しかし、提示した様々な情報が、各人において解釈され、行動につながるようなより深い理解を得るためには、学習者の側が、自分の考えや経験を「外化」して、知識を構築していくやり方 - いわゆる「協調学習的!?な学習機会」が求められるのだと思います。 結局、人は「腹オチ

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    SavingThrow 2012/05/13
    "協調学習を導入する「前」にできる、もっとも、ベーシックなやり方は、下記の3つを意識することです。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: ブログ更新。"学び"に興味をもつ就職活動中の学生さんと話していて思うこと: "学び"の知識や経験が生きる仕事は本当に少な

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ブログ更新。"学び"に興味をもつ就職活動中の学生さんと話していて思うこと: "学び"の知識や経験が生きる仕事当に少ないか!? "ラーニングほにゃらら"作戦 仕事柄なのでしょうか、時折、就職を希望する学生の方々から、下記のような質問を受けることがあります。 「僕は、大学時代、"学び"とか"教育"のことを勉強しました。将来は、"学び"とか"教育"に携わる仕事をしたいのですが、あまり選択肢がなくて困っています」 「だって、僕の専門(学習研究)だと、ツブシきかないし、専門性がいかせるとしたら、教育系企業しかないんじゃないでしょうか」 お話を聞いてみると、そういう方々が、現在興味をもっている会社としては、シマ●ロウで有名

    SavingThrow
    SavingThrow 2012/04/18
    "「学びとは一見無関係な領域で、いかに"学びのデザインの知識と経験"が必要とされているか」一見学びとは関係のないものに、学びのエッセンスをいれると、新しいものができるかもしれない?という希望的観測です。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: わたしたちは「経験をめぐる戦い」の中にいる!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 エドワード・リードの「経験のための戦い―情報の生態学から社会哲学へ」を再読しました。たしか去年読んで、ほほー、「アフォーダンスの話」と「プラグマティズム」を接合するんだ、と思ったことを、おぼろげながら憶えていますが、先日、合宿で、福山君(早稲田大学)が、引用していたのがきっかけで、読み直す機会を得ました(再会に感謝!そうでなければ、書架の奥深くに埋もれていたかも)。 ▼ このは、生態心理学の観点からプラグマティズムの「経験」概念を再考察したです。 リードは、現代社会の、いわば「病理」を「間接経験が直接経験を凌駕する事態」・・・・「直接経験の減衰」と「間接経験の増加」に求めます。 コンピュータテクノロジー・仮想環

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    SavingThrow 2012/04/01
    "増え続け価値が極限までフリーに近づく間接経験→他者とかかわり、コピペできない(簡単には他人が得られない)価値の高い直接経験をめぐって、人々が静かな戦いをしているかのように、たまに感じることがある"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 【INHOUSE】準備ワークショップ2日目を終えて:「内製」と「内製化」を分けて考えたら、少しだけ、見えてきたもの

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、都内某所にて、【INHOUSE】の準備会(ワークショップ)第二回目を実施しました(ややこしくて、またまた、すみません。当の【INHOUSE】はこれからなのです・・・企画委員会を開催して、何をしていこうか、議論しようと思ったところ、嬉しいことにたさくさんの方々から賛同いただき、準備会ワークショップになってしまった、という経緯があります)。 先日は、ゲストに「リーダーは自然体」を金井壽宏先生らと執筆なさった増田弥生さんをお招きし、"内製化"の動きがすすむ中での、企業内の人材育成のあり方、新しい研究会の方向性について、皆さんで考える機会を持ちました。 まずは、ご参加いただいた皆様、増田さん、そしてファシリテータを

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    SavingThrow 2012/01/15
    "組織開発系の「内製化」の問題点は「組織開発スキルの水平共有」「ファシリテーションスキル」などの専門性開発。専門的な知見が必要。外部パートナーとの戦略的連携が必要になるのかもしれません。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: Learning Science"s"の現在!:ワシントン大学・大浦弘樹君とのトークライブ

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 今日は朝から怒濤のような一日を過ごしました。 早朝朝っぱらから原稿2つを校正・脱稿し、電車に飛び乗り、田技研工業・青山社へ。同社のTさん、Hさんに貴重なヒアリングの機会をいただき(心より感謝です!)、昼に大学へ。 いくつかの書類を書いて、その後、お客さんが来研。以前よりお逢いしたいと思っていた「仕事漂流」の著者・編集者稲泉連さん、プレジデント者の九法さんと一通りディスカッション(取材)をしたあと、東大病院でMRIの検査へ(先日健康診断でひっかかった・・・ダイジョブか、オレ? 涙)。 はじめてのMRI検査は「頭のあたりで一斗缶をガンガンと叩かれるような音がするという噂」を鵜呑みにして恐怖に戦いていたものの、実際検

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    SavingThrow 2012/01/15
    "Washington大学Learning sciencesのHot Issue。1.design experiment research。研究者が実践者と協働し現場を改善しそこからセオリー化。2.学びの再定義(知識習得→社会参加)と研究範囲拡張。3.異種混交の専門家必要。4.評価尺度が問題。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: ハイパフォーマー美容師さんとローパフォーマー美容師さんの違い:技術と会話と、そして「毒」

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ちょっと前のことになりますが、美容室で髪を切ってもらったとき、とても腕のよい美容師さん(彼は、今は独立していますが、かつては有名店で名をなしていた人でした)から面白い話を聞きました。 どこに行っても、何をしていても、ついつい、「仕事の中の学び」の話を聞きたくなるのは、僕の「悪い癖」ですが、小生、いわゆるなにげに「学び狂」なので(笑)、こればっかりは仕方がありません。 ▼ 美容師さんと話していたのは、 「ファンがたくさんできる美容師(ハイパフォーマー)の仕事と、そうでない美容師(ローパフォーマー)を比較すると、何が違うのか?」 ということです。 いわゆる「ハイロー分析」というやつですね。彼の経験から、ハイパフォーマー

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    SavingThrow 2012/01/15
    "毒=お客さんに上手にNoを出せること。毒とは、ある意味で、"お客さんの教育"でもあるのです。 そういうやりとりをして、解決策を見つけていくことができれば、お客さんは、たとえ"NO"と言われても、信頼してくれます。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「舞台」と「言葉」のあるレストラン : 人が育つ!?レストランに行ってきた!

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、人事専門誌「人材教育」の僕の連載「学びは現場にあり!」の取材で、銀座・日料理店「六雁」を取材させていただきました。ここは、かつて、組織開発コンサルタントの渋谷聡子さんからご紹介いただき、野村総研イデリアの永井さんとご一緒したことのあるレストランで、大変おいしい和がいただけます。 六雁 http://www.mutsukari.com/ 「単に美味しい」のなら「人事専門誌」の取材対象になりません。実は、このレストランは、「人を育てること」をコンセプトのひとつにしているレストランなのです。 キッチンは、全開放型フルオープンキッチンで、お客様から、料理人のすべての所作は見られます。そこは「舞台」として見たて、サ

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 埋め込まれた学びの機会、その発見の「旅」

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、人事専門誌「人材教育」に僕が連載している「学びは現場にあり」の取材で、江戸切子の工房「華硝」さんを、取材させていただきました。 華硝さん http://www.edokiriko.co.jp/ 華硝さんのつくる江戸切り子は、洞爺湖サミットなどの国賓レベルの贈物として使われる他、現在は様々な企業がアジアに出かけていくときのお土産として用いられているような、素晴らしいものです。 当日は、ひとつの硝子から、模様をつくり、磨き上げるまでの過程を拝見させて頂きました。 小生、江戸切子を使ったことがありますが、その製造プロセスは見たことがありませんでした。誠に貴重な経験でした。こうやって、緻密な作業を通して、ひとつの切子

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    SavingThrow 2011/10/06
    "人が育つ職場では、学びの機会や資源が、それぞれの現場に、現場の人があまり意識しないかたちで埋め込まれている(embedded)。利益を上げることと成長はコインの裏表。利益のために新しい挑戦→能力開発が必要。"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: グローバル人材育成!?を考える5つのポイント:外国ポットンモデルを超えて

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 最近、「グローバル人材育成」という言葉が、人材開発・人材育成の世界のキーワードになっていますね。 「グローバル人材を、どのように育成すればよいと思いますか?」。 僕のところにも、いくつかご相談が寄せられています。非常に難しい問題ですよね。 ▼ 企業が今後グローバルに市場展開・製品開発しなければならない理由は、痛いほど承知しています。しかし、一方で、この「グローバル人材育成」という言葉(言葉というよりは、むしろ、その言葉にまつわる思考停止)に、僕は、非常に「危険な香り」を感じます。 ひと言でいうと、「グローバル人材育成」という言葉を使った瞬間に「思考停止」しやすいからです。 「新聞も、経営者も、他の人材開発担当者も、

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    SavingThrow 2011/09/01
    "グローバル人材育成を考えるにあたり、まず行わなければならないことは、「グローバル人材育成」という、わかるようでいて、わからない言葉の使用を停止することだと僕は思っています。思考停止のリスク"
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: チカゴロ・ナカハラのリフレクション:PARTYstream for Japanと研究近況報告