パナソニック(6752)の技術部門を率いる宮部義幸専務は19日、研究開発(R&D)戦略説明会を開き、現在約100人程度の人工知能(AI)領域の技術者を5年以内に1000人規模に増やす計画を明らかにした。 実現に向け、社内育成や新卒採用を強化するほか、関連企業のM&A(合併・買収)も検討する。幅広い製品・サービスへの活用が予想されるAIを強化し、単純に「モノを売る」ビジネスモデルからサービスも含めた付加価値の高い事業構造への転換を図る。 宮部専務は「3年後に現状の2~3倍の300人規模の専門家を育てる、あるいは獲得していくと(以前)言ったが、この300人が核になって5年以内に1000人規模に技術者を増やしていく」と指摘。「海外では(AI)技術を持った開発会社のM&Aも検討していきたい」と語った。 同社は「モノ売り」から脱却し、サービス中心の事業創出を推進するために4月1日付で「ビジネスイノベ