ブックマーク / wirelesswire.jp (72)

  • AIは監視資本主義とデジタル封建主義を完成させるか

    AIは監視資主義とデジタル封建主義を完成させるか 2023.04.13 Updated by yomoyomo on April 13, 2023, 18:16 pm JST 先週、朝日新聞デジタルに掲載されたメレディス・ウィテカーのインタビュー記事「ChatGPT、何が問題か 元グーグル社員「非常に無責任で無謀」」が話題となりました。記事内容は、ChatGPTに代表される今話題のAIサービスの多くが、巨大な消費者市場から得られたデータ資源とそれを握るビッグテックへの権限の集中の結果生まれたもので、中立的でも民主的でもなく、倫理的な懸念があることを訴えるものです(今週になって、朝日新聞デジタルにほぼ同内容の「AI開発、中立的でも民主的でもない 元グーグル専門家」、「「チャットGPT、全世界が実験台」「データ集中と監視、強まる恐れ」 元グーグルの専門家が警告」という二つの記事が公開されてい

    AIは監視資本主義とデジタル封建主義を完成させるか
  • クリエイターの時代

    クリエイターの時代 2023.03.11 Updated by Ryo Shimizu on March 11, 2023, 15:48 pm JST ChatGPTが流行り過ぎている。 来週にはGPT-4が出るという話になっていて、しかもGPT-3は1750億パラメータであるのに対し、GPT-4は100兆パラメータと言われている。 普通に考えて単位が桁違いにおかしいのだが、そもそもそんなに巨大なニューラルネットワークが学習できてしまったことも驚きだが、実用的に使うためには信じられないくらい大規模な機械が必要になる。 まだ出てもいないGPT-4を警戒しても仕方ないので、むしろGPT-4が出る前の今のタイミングだからこそ、敢えて「ChatGPTブームの終わりは近い」と予測してみたい。 なぜか? 第一に、ChatGPTは、簡単に使え過ぎてしまう。 朝思いついて昼には新しいアプリができてしまう。

    クリエイターの時代
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2023/03/13
    “ChatGPTの使いこなし方も、クリエイターとしての能力が高い人のほうがうまく使えている。 本来、AIは知力や才能の差を埋めるものだが、ChatGPTに関して言えば、クリエイターの能力の差をより広げるものになっている。”
  • GPTシリーズの限界と非連続的な進歩について

    GPTシリーズの限界と非連続的な進歩について 2023.02.28 Updated by Ryo Shimizu on February 28, 2023, 09:04 am JST 先日、秋葉原の3331で開催されたテクノエッジ主催イベントでは、StableDiffusionを開発したStability.AIのジェリー・チーさんと、THE GUILDの深津貴之さんと筆者の三人で鼎談した。 残念ながらイベントのアーカイブは残っておらず、80人の席は全て即完売。 改めて考えると、会場が小さすぎるしチケットが安すぎる。 まあそれはいいとして、懇親会ではTwitternoteでしか見たことがなかった生成AI業界のスターたちに挨拶できて非常に嬉しかった。 講演の感想をいただく中で、「Scaling Lawについての話が一番面白かった」と言われたので、昔もこの連載でとりあげた気がするが、再度この段

    GPTシリーズの限界と非連続的な進歩について
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2023/03/05
    “長年の経験からひとつとてもあたり前のことを知っている。 「線形な進化が見えてきたら前提を疑え」というものだ。 なぜならば、「線形な進化」をしている状態というのは、研究としては停滞している状態だからだ”
  • ブログメディアで頑固一徹に著作権の問題をえぐるグリン・ムーディの尊さ

    ブログメディアで頑固一徹に著作権の問題をえぐるグリン・ムーディの尊さ 2023.02.11 Updated by yomoyomo on February 11, 2023, 02:05 am JST 年明けから、サードパーティ・アプリの禁止に続いてAPIの無料提供の終了と、イーロン・マスク支配下のTwitterに関する、少なからぬユーザーにとって嬉しくないニュースが続いています。 ワタシは前に「Twitter買収後の騒動について、イーロン・マスクという人について大方批判的」と書いていますが、池田純一氏の「イーロン・マスクの評価が、「革命家」から「保守反動」へと一変した理由」が、現時点での彼の評価として適切に思えます。 『つながりっぱなしの日常を生きる』の著者であり、ソーシャルメディアの研究家であるダナ・ボイドは、昨年末に書いた文章で、池田純一氏も指摘する「言論の自由」の絶対擁護者を自認す

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  • インチキAIに騙されないために

    インチキAIに騙されないために 2023.01.11 Updated by yomoyomo on January 11, 2023, 12:20 pm JST プリンストン大学教授のアーヴィンド・ナラヤナン(Arvind Narayanan)を最初に認知したのは、当初はエドワード・W・フェルテンの個人ブログだった、コンピュータセキュリティやプライバシーなどを中心的に扱うFreedom to Tinkerへの寄稿者としてでした。連載でも2014年の「ビッグデータの不都合な真実」という文章で、フェルテンとナラヤナンによるビッグデータの匿名化技術に関する論文を取り上げていますが、ナラヤナンをセキュリティやプライバシー分野の研究者だと思っていました。 しかし、彼はそれにとどまらず、大学の講義をオンラインで無償提供するCourseraでビットコインと暗号通貨技術の講座を持ち、書籍『仮想通貨の教科

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  • 手軽に作れるChatGPTクローンと本家ChatGPTを対決させてみた

    手軽に作れるChatGPTクローンとChatGPTを対決させてみた 2022.12.27 Updated by Ryo Shimizu on December 27, 2022, 18:50 pm JST LangChainというフレームワークを使うと、サンプルコードになんとChatGPTクローンというものがある。 LangChainは、まさにChatGPTのような、既存の大規模言語モデル(LLM;Large Language Model)を前提として、それを使いやすくするためのツールキットだ。 LLMとしては、ChatGPTでも使われているOpenAIGPT-3(またはGPT-3.5相当)を使うこともできるし、GoogleのFLAN-T5 XLみたいなモデルも使える。詳しくはnpakaこと布留川英一のnoteを参照のこと。 ただ、このモデル、ChatGPTとちがってタダでは使えない

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  • 風上の人、スチュアート・ブランドの数奇な人生

    風上の人、スチュアート・ブランドの数奇な人生 2022.12.15 Updated by yomoyomo on December 15, 2022, 14:50 pm JST グライダーを考えてみるといい。グライダーはエンジンを持っていないから、 風上に向かって進もうとすると高度を大きく失うことになる。着陸に適した地点よりずっと風下に行っちゃったら、打てる手はひどく限られるものになるだろう。風上にいるべきなんだ。だからぼくは「夢をあきらめるな」のかわりにこう言おう。「風上をめざせ」。(ポール・グレアム「知っておきたかったこと」) 最近、柄にもなく「教養」について考えたりします。それは、著者に恵贈いただいた山崎良兵『天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊』を読んでいるためかもしれません。 「天才読書」とは、それこそ「流血試合」並みにインパクトのある四字熟語ですが(

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  • クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承

    クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承 2022.11.15 Updated by yomoyomo on November 15, 2022, 09:31 am JST この10年ほど、だんだんに同年輩の人たちの死を意識するようになっている。私たちの世代は去ろうとしていて、誰かが亡くなるたびに、まるで剥離(はくり)のように、自分自身の一部を引き裂かれるように感じる。私たちがこの世を去れば、私たちのような人間は誰もいなくなるのだが、そもそもほかの人と同じような人間などいないのだ。人が死んだとき、誰もその人に取って代わることはできない。(オリヴァー・サックス) 世間は新しいものを価値として要求する。百番指したという大山、升田戦が棋技としていかに至宝のごとき内容を持つものであっても、その人としての限界を越えることは出来ない。そこで世間はちがった“人”を要求し、その限界を破ろうとする。こ

    クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承
  • AI提供企業が訴訟を起こされるEU指令

    AI提供企業が訴訟を起こされるEU指令 EU's new IT directive enable consumers to sue AI developers 2022.10.31 Updated by Mayumi Tanimoto on October 31, 2022, 17:00 pm JST 最近、欧州で話題になったのが、EUが新たなAI規制である「AI責任規制(AI Liability Directive)を導入した件です。これは、加盟国27カ国の法律を継ぎはぎしたもので、AIによって被害を被った人が、AI提供企業に対して訴訟を起こしやすくするための規制です。 注目する点は、AIによって被った損害の範囲が、資産、健康、プライバシーというように非常に幅広い分野に及んでいることです。こんな幅広い分野について、AIが起こした過失責任を問うものなのです。つまり、AIをただのプロダクトで

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  • AIで授業の個別化をすすめるイギリスの小学校

    AIで授業の個別化をすすめるイギリスの小学校 UK elementary schools to promote individual learning wit AI 2022.10.31 Updated by Mayumi Tanimoto on October 31, 2022, 12:20 pm JST AI教育利用は日ではまだ議論されていませんが、驚くべきことにイギリスでは既に導入が始まっています。 例えば私が最近驚いたのは、自分の子供の学校では各児童向けにレベル別の課題を出しているのですが、クラスでレベル別に分けて指導する他に、AIを使ったオンラインのシステムで個別指導が行われるようになっていることです。 児童がある程度の数の問題を解くと、AIによって理解度や進み具合が判断され、回答に使われた時間や答えを記入する際の文章の癖なども分析されます。結果は統計化され、教員と保護者に

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  • 無価値だった検索と今無価値に思える作画AI。その先にある行動の生成

    無価値だった検索と今無価値に思える作画AI。その先にある行動の生成 2022.10.29 Updated by Ryo Shimizu on October 29, 2022, 07:51 am JST 過日、幕張メッセで開催された「AI人工知能EXPO」内のブースでコネクトームデザイン社の佐藤社長と対談する機会があった。 その時、佐藤社長から出された問いが、「検索から生成、そして創造とはどういうことか?」という最近の筆者の提言に対するシンプルな疑問だった。 人前で話をするというのは面白いもので、こういう問いかけを受けると、その場でそれまで自分が思いもしなかったような答えが出てくる。 知性が単独では存在意義を持たず、複数の知性が考えをぶつけあって思想が育つ、まさにその瞬間に出くわした。なかなか久々の感覚である。 かつて、検索は無価値だった。 いまだに「検索」にお金を払う人はいない。 検索

    無価値だった検索と今無価値に思える作画AI。その先にある行動の生成
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/10
    “不思議なことに、今のAIによる画像生成は、生成と銘打ってはいるが、実際には特徴空間内の検索である。”
  • ミリ波でのワイヤレス電力伝送、ソフトバンク、京大、KITが成功

    ミリ波でのワイヤレス電力伝送、ソフトバンク、京大、KITが成功 2022.10.17 Updated by WirelessWire News編集部 on October 17, 2022, 07:00 am JST ソフトバンク、京都大学、金沢工業大学は2022年10月7日、5Gや今後の6Gで使うミリ波を活用したワイヤレス電力伝送に成功したと発表した。今後様々な場所に設置することが想定されるIoTデバイスやセンサーなどへの給電問題を解決するための技術で、新たな産業の開拓や発展の可能性が広がる。 5Gなど通信トラフィックを処理するネットワーク・インフラの整備が進むにしたがって、より膨大な数のIoTデバイスやセンサーなどが使われると予測されている。その一方、こうしたIoTデバイスやセンサーで課題となっているのが電源である。バッテリー交換の負荷を減らし給電方法を簡略化する解決策として注目されて

    ミリ波でのワイヤレス電力伝送、ソフトバンク、京大、KITが成功
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/10
    “ソフトバンク、京都大学、金沢工業大学は2022年10月7日、5Gや今後の6Gで使うミリ波を活用したワイヤレス電力伝送に成功したと発表した。”
  • 日本でも重視されるべき「公益テクノロジー」とそのための人材

    でも重視されるべき「公益テクノロジー」とそのための人材 2022.10.12 Updated by yomoyomo on October 12, 2022, 17:25 pm JST 『暗号技術大全』、『セキュリティはなぜやぶられたのか』、『超監視社会――私たちのデータはどこまで見られているのか?』などの著書で知られる情報セキュリティ分野の第一人者のブルース・シュナイアーは、2019年あたりから「Public-Interest Technology(公益テクノロジー、公益のためのテクノロジー)」という言葉をよく使うようになりました。 その初期に書かれた「公益のためのサイバーセキュリティ」を読むと、インターネットのセキュリティという重要な政策課題について、技術的な観点から議論できる政策立案者がほとんどおらず、また一方で政策立案者と議論できる技術者もほとんどいないことへの危機感が伝わりま

    日本でも重視されるべき「公益テクノロジー」とそのための人材
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/10/15
    “20世紀において経済学者が公共政策を推進したように、21世紀は技術者が公共政策に関与し、推進すべきだとシュナイアーは訴えます。”
  • 検索から生成へ AI時代のフォークロア

    検索から生成へ AI時代のフォークロア 2022.09.08 Updated by Ryo Shimizu on September 8, 2022, 20:07 pm JST MidjourneyやStableDiffusionといったいわゆる「絵を描くAI」の隆盛が始まって三週間ほどが経過した。 筆者が書いた「Midjourneyをうまく使うためのヒント」という名前で始まったNote記事は、100万円以上の売り上げとなり、それはそのまま、StableDiffusionやそれを用いた派生サービスの活用ノウハウとして進化を重ねて行った。 これは一体今、何が起きているのだろうか。 AIが絵を描き始めたのは、何も先月が初めてではない。 そもそもディープラーニングブームの端緒であるオートエンコーダでは、人間の書いた手書き数字を画像的に再現できるかというところから研究が始まっていたし、その後、革命

    検索から生成へ AI時代のフォークロア
  • 世界の5G契約数、約6億9000万件に到達(エリクソン報告書)

    世界の5G契約数、約6億9000万件に到達(エリクソン報告書) 5G News Sep 2nd. week, 2022 2022.09.06 Updated by Wataru Nakamura on September 6, 2022, 14:21 pm JST スウェーデンのエリクソンは8月30日、世界モバイル通信市場の動向に関する「Ericsson Mobility Report」の最新版をリリースした。同レポートによれば、世界の5G契約数は2022年第2四半期に約7000万件増え、同四半期末時点で6億9000万件に達したという。 さらに同レポートには、世界の携帯通信市場のトレンドに関して様々な興味深い数字が紹介されているので以下にいくつか紹介する。 ・世界では現在、218の通信サービス事業者が商用5Gサービスを提供しており、このうち24社がスタンドアロン(SA)方式の商用5G網を展

    世界の5G契約数、約6億9000万件に到達(エリクソン報告書)
  • ソーシャルネットワークの黄昏、Web 2.0の振り返り、そして壊れたテック/コンテンツ文化のサイクル

    ソーシャルネットワークの黄昏、Web 2.0の振り返り、そして壊れたテック/コンテンツ文化のサイクル 2022.08.21 Updated by yomoyomo on August 21, 2022, 20:05 pm JST BSプレミアムで放送された「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」の2010年代編「アメリカ 分断の2010s」において、作家のカート・アンダーセンが、映画『ソーシャル・ネットワーク』が作られた頃、マーク・ザッカーバーグは「軽蔑」されてはいなかった、とコメントしていて思わず笑ってしまいましたし、その後に少し考え込んでしまいました。 『ソーシャル・ネットワーク』でのマーク・ザッカーバーグは、お世辞にも好感の持てる人物ではありませんが、それはテクノロジーにほぼ興味がなく、仲間内の特権意識、嫉妬、裏切りといった人間ドラマを描きたかったアーロン・ソーキンの脚で悪役が割り当て

    ソーシャルネットワークの黄昏、Web 2.0の振り返り、そして壊れたテック/コンテンツ文化のサイクル
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/08/27
    “Facebookが培ったソーシャルグラフを基本とする「つながり」よりも、世界中の見知らぬ人の好みからアルゴリズムによって抽出された動画を優先するという方針転換は、サービスの存在意義の根幹にかかわる”
  • ある「パソコンの大先生」の死

    ある「パソコンの大先生」の死 2022.07.28 Updated by yomoyomo on July 28, 2022, 20:35 pm JST 「これはなんだね?」 「南京錠です」と彼女は答えた。 「なんだって!」彼は激昂してそう叫ぶと、分かりきったことを訊ねた。「で、鍵はどこにあるんだ?」 (ガブリエル・ガルシア=マルケス「愛の彼方の変わることなき死」) 6月のはじめに公開された前回から時間が空いてしまいました。前回の文章のテーマはWeb3でしたが、少し前にはそのWeb3を書名に掲げる書籍の内容が酷いと話題になり、ついには回収という事態となってしまいました。 が、今回のワタシの文章は、Web3やらメタバースやら、いまどきな話題とまったく関係のない、もっとスケールの小さい、個人的な、早い話がとてもしょぼい話題になります。一種の恥さらしとすら言って良いでしょう。 話は今月半ば、自室

    ある「パソコンの大先生」の死
  • Web3の「魂」は何なのか?

    Web3の「魂」は何なのか? 2022.06.01 Updated by yomoyomo on June 1, 2022, 18:11 pm JST 昨年末、イーロン・マスクTwitterで「誰かWeb3見たことある? 見つけられないんだけど」とボケたところ、当時TwitterCEOを退任したばかりのジャック・ドーシーがすかさず、「aからzの間のどこかにあるよ」とボケ返し、これを契機に小競り合いが起きるという一幕がありました。 ジャック・ドーシーの言う「aからzの間のどこか」とは、暗号通貨などブロックチェーン方面への積極的な投資により、もはやWeb3エコシステムを丸抱えせんとする、大手ベンチャーキャピタルのa16zことAndreessen Horowitzにあてこすったイヤミです。ジャック・ドーシーの批判は、「Web3を所有するのはベンチャーキャピタルとその投資先の企業であってウェブ

    Web3の「魂」は何なのか?
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/06/10
    “Web3とかつてのP2P分散アプリを比較しています。前者を重量級リバタリアン的、後者を軽量級共産主義的と喩えているのに笑ってしまいましたが、これはすべてがマネタイズされるべしな前者の作りを反映しているよう”
  • 自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について

    自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について 2022.05.10 Updated by yomoyomo on May 10, 2022, 18:15 pm JST 大変ごぶさたしております。実に約5年半ぶりになりますが、またこちらで書くことになりました。ブランクが長かったため、ここへの文章の書き方を自分でも忘れてしまったところがあるのですが、稲田豊史氏の「ウェブは最初に結論を書く、くどくど掘り下げて説明しない、とにかく簡潔に」という金言に逆らい、地味な話題についてくどくどと書いていこうと思います。 いや、結論だけは先に書いておきましょうか。銀の弾はない、それだけです。 2022年2月にロシアウクライナへの侵攻を開始して早くも2カ月以上経ち、ロシア(のプーチン大統領)の甘い見通し、予想以上のウクライナの抵抗、多くの国のウクライナへの支援などと相まって、現状、ロシアが手こずっ

    自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について
  • 音楽でノリノリになった微生物は日本酒を美味しくする

    音楽でノリノリになった微生物は日酒を美味しくする 2022.04.13 Updated by Ryo Shimizu on April 13, 2022, 10:49 am JST 山口県岩国市に拠を置く獺祭という日酒がある。 日酒のような醸造酒は、酵母といった微生物が糖分を分解し、アルコールにする過程で味の方向性が決まる。 酵母も生物である。 動物はもちろん、植物のような生物も音楽の影響を受けることはよく知られている。 生命性とは音と切っても切れない関係性を持っているのだ。 そこで、日酒を発酵させる酵母のために音楽を聞かせるというプロジェクトが立ち上がった。日を代表する作曲家の一人、和田薫氏が作曲し、日センチュリー交響楽団が酵母のために演奏し、それをタンクの中で長時間聴かせて作った特別な日酒というものがある。 ある時、筆者は和田薫先生直々に持参したこの「交響曲 獺祭 〜麿

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