<スズメの焼き鳥>100年の名物ピンチ 退治、御利益ありすぎた?−−京都・伏見 1月19日20時3分配信 毎日新聞 ◇伏見稲荷参道の焼き鳥 京都市伏見区の伏見稲荷大社の参道で、大正時代から続く名物「スズメの焼き鳥」を売る店が今年の三が日でまた一つ姿を消し、2店だけになった。スズメを捕る猟師の高齢化や禁輸による中国産の在庫切れなどで、原料が手に入りにくくなったのが原因。参拝客からは惜しむ声も出ているが、販売を中止した料理屋は「ないもんはしゃあない」とため息をつくばかり。市井の伝統料理が幻の味になる日も近い?【木下武】 ◇猟師減り材料難、残るは2店 伏見稲荷大社は商売繁盛と五穀豊穣(ごこくほうじょう)の神様。名物の焼き鳥は、穀物を食い荒らすスズメ退治のために始まったとされ、参道で販売されてきた。 材料は中国産スズメが多用され、参道やその周辺の飲食店6、7店で売られていたという。しかし、