日本大は30日、アメリカンフットボール部の内田正人前監督(62)と井上奨元コーチ(29)の2人を懲戒解雇することを決めた。日大関係者が明らかにした。事実解明などを目的に設置された第三者委員会(委員長=勝丸充啓弁護士)の最終報告書で、改めて悪質タックルの指示の認定や指導体制に原因があったことが指摘されたことを受けて判断した。 関東学生連盟は5月29日に2人の反則指示を認定する調査結果を公表した。内田氏は「学内外に多大な迷惑をかけた」として大学の常務理事職を5月30日付で辞任。その後、日大は保健体育審議会事務局長など他の職務も執行停止し、最大6カ月の自宅待機を命じていた。井上氏も同様の処分を受けていた。 日大の第三者委も6月29日の中間報告書で2人の反則の指示を認定していた。 【田原和宏】