監査法人のトーマツは2010年11月15日、プレス向けのセミナーを開催し、同社の関連組織デロイト トウシュ トーマツが国内外のユーザー企業(金融分野および情報系分野)に対して実施したセキュリティ意識などに関する調査結果を報告した。 セミナーではまず総論として、「グローバル化する企業の対応」と題して、海外に拠点を持つ、あるいはこれから持とうと考えているユーザー企業がセキュリティをどう確保していくべきかを解説した。トーマツによれば、例えば海外へのアウトソーシングを進めるに当たっては、国ごとのリスクを考える必要があるが、国内ユーザーはまだ「日本での情報セキュリティの常識」にとらわれているケースが多いと警鐘を鳴らした。 「例えば、日本のユーザーなら個人情報を扱う際、何も言わなくても『それは外に出してはいけない』と考えるユーザーが多い。しかし、海外の場合、国によっては『自由にアクセスできるのだから、
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