トランプ前大統領に対する4回目の起訴は、米国の民主主義にどのような影響を及ぼすか/Doug Mills/The New York Times/Redux (CNN) ドナルド・トランプ前米大統領に対する4回目の刑事起訴でとくに衝撃的な点は、2020年大統領選の正式な勝者からジョージア州の票を奪うために幾重にも張り巡らされた陰謀の規模ではない。 ジョー・バイデン大統領の勝利を覆す策略の首謀者として18人とともに14日起訴されたトランプ氏が、17カ月後に第47代大統領として右手を挙げ、自ら崩壊を企てた合衆国憲法の保護と維持を宣誓する可能性があるという点だ。 常軌を逸したトランプ政権とそれに続く責任追及の動きは、深刻な政治危機を生んだ。そして日付が変わる直前に、同氏がまたもや――今度は選挙の要となる接戦州ジョージア州の大陪審から――起訴されたことで、さらに危機感が高まった。これでトランプ氏は4回