信越化の金川社長、太陽電池用ウエハー参入に意欲見せる=決算説明会で 信越化の金川社長、太陽電池用ウエハー参入に意欲見せる=決算説明会で 信越化学工業の金川千尋社長は23日、アナリストや機関投資家を対象に開いた2008年9月中間決算説明会で、需要が世界的に拡大している太陽電池用ウエハー事業への参入について、「6、7年間研究している。技術的に完成すれば、すぐにも発表したい」と意欲を見せた。具体的な発表時期は「できれば年内にもしたい」としたものの、技術開発などの面で流動的な部分があることを強調した。(2008/10/23-18:14) 関連企業ニュース 信越化、中間期営業益は7.2%増=米塩ビ事業が好調(10/23 14:33) 信越化、福島県に工場用地取得=半導体材料など生産候補に(09/03 18:25)
2007年12月に当時業界7位の三洋信販を完全子会社化し、日本最大の消費者金融会社になったプロミス。後編では、企業合併時のシステム統合や今後のM&A戦略などに迫る。 前編はこちら。 「スピードと低コストに尽きる」――情報システムのあり方 ――2008年6月、経済産業省の肝いりで日本の名立たる企業の情報システム部門の責任者が集められ提言を出しました。一方で、日本には真のCIO(最高情報責任者)などいないとの声も聞かれます。プロミスの経営企画部門では、情報シス部門の今後をどのようにお考えでしょうか。 立石 わたしも欧米的な意味でのCIOは日本にいないと思います。日本的な経営風土がそれを許さないし、情報シス部門の責任者もそこまで責任を取れないと思います。日本の経営風土はそれなりにいい部分もありますから、欧米の企業のように特定の人がすべてのシステムを取り仕切ることが最良とは一概に言えません。 皆で
米金融危機の影響などによる景気後退、労働人口の減少、不安定な政局への懸念……。日本が今抱える課題は山積みだ。そうした情勢に伴い多くの日本企業が苦しい状況にいる中、着実に業績を伸ばし業界をけん引している企業が存在する。特集「勝ち組企業の経営戦略」では、さまざまな分野でトップを走る企業の経営層が事業戦略や将来の展望などを語る。 ICT(情報通信技術)が企業経営で果たす役割は一層高まっている。しかしながら、企業によってICTを担う部門に対する評価は大きく異なっている。 これにはいくつかの理由が考えられるが、これまでの右肩上がりの成長路線から次第に縮小する日本市場を眼前に、企業経営者が抱える問題はICTの近代化だけではないことだ。企業が難局をどのように乗り越えようとしているのか、その方策を明らかにし、プロセスの中でICTを位置づけるのが重要である。 経営企画のように企業の将来計画を策定する部門なら
パソコンや周辺機器,各種携帯機器など,さまざまな機器が採用するインタフェース「USB」。デジタル家電機器にとっては,不可欠のインタフェースになりつつあります。その8年ぶりの改良版である「USB 3.0」が,まもなく登場します(Tech-On!の関連記事)。最大データ伝送速度は5Gビット/秒と,現行の10倍となり,いよいよGビット/秒の世界に入ります。実用化されれば,音楽や動画コンテンツなどのやりとりを,一気に高速化することになるでしょう。 USBはこれまで,新たな世代が登場して高速化するたびに,ほかのインタフェース規格を代替して用途を拡大してきました。また「USBメモリ」など,それまでに無かった新たな製品企画や市場も創出してきました。こうした前例から考えると,今回のUSB 3.0も,ほかのインタフェースを代替したり,新たな機器の市場を生み出したりする可能性があります。 新たな市場を生み出す
米Intel Corp.と米Hewlett-Packard Co.,米Microsoft Corp.,NEC,オランダNXP Semiconductors社,米Texas Instruments Inc.の6社は,現行USBの10倍以上の転送速度を実現する次世代インタフェース「USB 3.0」を,共同で規格化する方針を明らかにした(発表資料)。 6社は共同で,企画策定のための推進グループ「USB 3.0 Promoter Group」を組織した。2007年後半から規格作りを進め,早ければ2008年前半にも正式仕様を発行する考えだ。Intel社は,順調に行けば2009年後半に対応機器が登場すると見込んでいる。同グループは発表と同時に,規格作りに参加する企業「Contributors」の募集を開始した。 Intel社のSenior Vice PresidentでDigital Enterpri
【続報】「半導体製造者からスピンアウトするAMD社は,財務的にもっと強い企業になる」,AMD社のCEO 「新しい半導体製造会社の設立と弊社への投資によって,我々は現在より財務的に安定する。フォーカスを絞る企業として変身させる」。米Advanced Micro Devices, Inc.(AMD社)は,同社の製造部門を切り離して新シリコン・ファンドリー企業「The Foundry Company」(仮名)を設立すること(Tech-On!関連記事)を説明する報道機関向け電話会議において,AMD社のpresident and chief executive officerであるDirk Meyer氏は同氏の期待をこのように述べた。 Meyer氏の発言が指摘しているのは,新製造会社を設立する取引条件によってAMD社に約22億米ドルが流れることである。まず,新製造会社はAMD社の約12億米ドルの負債
米Googleは米国時間2008年10月8日,Web対応オンライン・ゲーム内にビデオ広告を表示するサービス「AdSense for Games」(ベータ版)を発表した。広告入りゲーム(アドバゲーム)事業で広告主に新たな配信メディアを提供するとともに,ゲーム開発者やサービス・プロバイダの収入源を増やす。 既に米国でベータ運用を始めており,ゲーム開発/提供会社のコナミ,英Playfish,米Zynga,米Demand Media,米Mochi Mediaなどが導入した。米Esurance,米Sprint Nextel,ソニーの米国法人Sony Pictures Entertainmentといった会社が試験的に広告を配信している。 AdSense for Gamesはアドバゲームを実現するサービス(関連記事:知っておきたいIT経営用語:アドバゲームとは)。オンライン・ゲーム内にビデオ広告を流すほ
インタフェース「USB」の次世代版。最大の特徴は,最大データ伝送速度を5Gビット/秒にまで引き上げた点である(図1)。米Intel Corp.,米Microsoft Corp.,NECなど6社の主導企業(USB 3.0 Promoter Group)のほか,大手エレクトロニクスメーカーを中心とする180社が仕様策定に携わっている。日本からも30社が策定作業に参加する。 2008年9月には正式仕様の一歩手前に当たる暫定版「Version 0.9」が完成した。既に暫定版仕様を基に試作された送受信回路による伝送デモや,対応コネクタとケーブルも公開済みである。2008年末にも正式版が発行されることがほぼ決まった。 USB 3.0の特徴は高速性だけにとどまらない。高速化を実現しながら広範な種類の機器で利用可能とするための工夫が,随所に盛り込まれている。こうした工夫は大別すると三つある。(1)携帯機器
オリンパスメディカルシステムズは,同社が開発する小腸用のカプセル内視鏡「エンドカプセル(Endo Capsule)」の国内販売を,2008年10月15日に始めると発表した。同社は2008年9月,厚生労働省からカプセル内視鏡の日本における製造販売承認を取得したことを発表していた(Tech-On!関連記事)。 価格は次の通り。 ■カプセル内視鏡システムセットA「MAJ-1467」 126万円 *含まれるもの:受信装置,ビューワ,電池パック,アンテナ・ユニット,ホルダー,充電器,クレードル,ビューワ・ケーブル ■ワークステーション「OLYMPUS WS-1」 399万円 *含まれるもの:エンドカプセルPCセット,液晶モニター,レーザ・プリンター ■カプセル内視鏡セット「MAJ-1733」 8万9250円 *含まれるもの:小腸用カプセル内視鏡(1個),アンテナ・カバー(10個入り),カプセル内視鏡
米Intel Corp.は米国時間2008年10月14日,2008年第3四半期(7月~9月)の決算を発表した(PDF形式の発表資料)。売上高は102億2000万米ドルで前年同期と比べ1%の微増,前期からは8%増加した。純利益は20億1000万米ドルで前年同期比12%増,前期比では26%増となる。希薄化後の1株当たり利益は35セントで前年同期比17%増,前期比25%増だった。 営業利益は31億米ドルで,前年同期比44%増,前期比37%増と大幅に伸びた。粗利益率は59%,営業利益率は30%となった。 同社社長兼CEOのPaul Otellini氏によると,当期の売上高は,第3四半期としては過去最高の金額で,「全般的に強力な業務遂行と最良の製品展開を反映した」。 当期のマイクロプロセサとチップセットの出荷数は過去最高を記録した。小型の低価格ノート・パソコン(ネットブック)向け「Intel Ato
「太陽電池はこれまでのビジネスと大きく違う」,米AMAT事業責任者に聞く 米Applied Materials Inc. Charles F. Gay氏 米Applied Materials Inc.のVP. General Manager, Solor Business Group, Charles F. Gay氏はインタビューに応じ,今後の太陽電池産業の見通しについて明らかにした(Tech-On!関連記事1,Tech-On!関連記事2)。インタビュー前日の10月9日にはカリフォルニア州知事のArnold Schwarzenegger氏が同社の駐車場に取り付けた2MW規模の太陽電池システムを視察に訪れたばかり。Schwarzenegger氏は100万世帯の屋根に太陽電池を取り付けるMillion Solar Roofs Planを推進しており,米国西海岸における太陽電池事業は盛り上がりを
米IBM Corp.は米国時間2008年10月16日,2008年第3四半期の決算を発表した(発表資料へ)。売上高は253億米ドルで前年同期比5%の増加(為替の影響を除いた場合は2%増)。継続事業による純利益は28億米ドルで,前年同期から20%増。希薄化後の1株当たり利益は2.05米ドルで,前年同期比22%増だった。サービス部門とソフトウエア部門が好調で,粗利益率が前年同期の41.3%から43.3%に上昇した。 売上高を地域別でみると,米大陸は105億米ドルで前年同期比3%増(為替の影響を除いた場合は2%増)。欧州/中東/アフリカ(EMEA)は89億米ドルで同10%増(同4%増)。アジア太平洋地域は52億米ドルで同6%増(同1%増)。OEM収入は6億7300万米ドルで前年同期から24%減少した。 ソフトウエア事業の売上高は52億米ドルで,前年同期に比べ12%増(為替の影響を除いた場合は8%増
米SanDisk Corp.は2008年第3四半期(2008年7~9月)の決算結果を発表した(発表資料)。売上高は対前年同期比21%減の8億2150万米ドル。営業損益と純損益はともに赤字に転落し,営業損失が2億5019万米ドル,純損失が1億5519万米ドルとなった。 同社のChairman兼CEOであるEli Harari氏は,「余剰在庫を抱えたことが,厳しい価格下落圧力と1億900万米ドルの在庫関連費用の損失につながった。しかし,財務状況の改善に向けて,東芝とのNANDフラッシュ・メモリ製造合弁会社の生産設備の一部売却や,2009年の工場への設備投資の大幅削減,経費削減などの措置を採る予定だ」とコメントを寄せた。「フラッシュ・メモリの生産能力を縮小する業界全体の動きは,今後の市況回復の種をまく行為と考えている」(Harari氏)と説明する。 同社は2008年10月20日,東芝とNANDフ
韓国LG Electronics Inc.は,2008年第3四半期(2008年7~9月)の決算を発表した(発表資料)。海外法人と支社を合わせたグローバル売上高は対前年同期比21.2%増の12兆90億ウォン,営業利益は同57.7%増の5710億ウォンで,増収増益を達成した。売上高,営業利益ともに当初の予想よりも大きく伸びたという。携帯電話機を扱うMobile Communications事業が前年同期と比べて大きく伸びた。 部門別に見ると,Mobile Communications事業のグローバル売上高は,対前年同期比29.9%増の3兆8150億ウォン。営業利益は同70.5%増の3870億ウォンだった。携帯電話機事業のみの売上高は同40.8%増の3兆5140億ウォン,営業利益は同94.3%増の4060億ウォンだった。携帯電話機の出荷台数は2300万台で,前年同期比で5%増加した。直前期と比べ
Webブラウザー「Firefox」などをオープンソースで開発している米Mozilla Foundation社は,「Fennec」と呼ぶ携帯端末向けWebブラウザーのアルファ版を公開した(FennecのWebサイト,リリース・ノート)。ちなみに「Fennec」は北アフリカに住む小型狐(フェネックギツネ)のこと。 Fennecは当面,LinuxとWindows MobileをOSとして採用した端末に対応する。Symbianへの対応も検討している。まずは,フィンランドNokia Corp.の携帯インターネット端末「N800」と「N810」で動作するバージョンを公開した(FennecをインストールするソフトウエアをダウンロードするURL)。N800とN810はLinuxを元にNokia社が開発したプラットフォーム「Maemo」を採用している。 Mozilla Foundation社のVice Pr
台湾Powerchip Semiconductor Corp.(PSC,力晶半導体)の2008年7月~9月期決算は引き続き赤字だった。売上高は前年同期比17%減の149億6960万台湾ドル,営業損失は10億4310万台湾ドル,純損失は15億150万台湾ドルである。ただし,前期に比べると赤字幅は縮小している。 PSCの生産能力(ウエハー投入量換算)は現在,300mmウエハー対応工場3棟の合計で13万枚/月,エルピーダメモリとの合弁会社Rexchip Electronics Corp.の第1棟が8万枚/月である。ただし,同社は7月~9月期に10~15%程度の減産に入っており,この生産調整は10月~12月期も継続するという。さらに,10月~12月期の経営方針として,設備投資は遅らせる,部材の在庫削減に努めるなどとしている。 同社は2008年7月時点で,2008年通期のDRAM出荷量を前年比71%
米AT&T Inc.は米国時間2008年10月22日に,2008年第3四半期(7月~9月)の決算を発表した(発表資料1,発表資料2)。売上高は313億米ドルで前年同期の301億米ドルと比べ4.0%増加した。純利益は32億米ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.55米ドル)で前年同期の31億米ドル(同0.50米ドル)と比べ5.5%の増益となった。7月11日に発売開始した米Appleの「iPhone 3G」をはじめとする高機能デバイスへの需要が高く,無線データ・サービスの普及が加速しているという。 当期にアクティベイトしたiPhone 3Gは240万台。そのうち40%を新規契約が占めた。同社によると,iPhone 3Gユーザーは,他のポストペイド(料金後払い)方式ユーザーと比べて,1人当たり売上高(ARPU)が高く,解約率が低い。 同社は当期のユーザーの反応から,引き続きiPhone 3Gプラン
Previous Close 19.76 Open 19.76 Bid 19.86 x 21500 Ask 19.87 x 3100 Day's Range 19.70 - 19.91 52 Week Range 14.12 - 19.99 Volume 29,341,871 Avg. Volume 32,518,696 Market Cap (intraday) 142.688B Beta (5Y Monthly) 0.72 PE Ratio (TTM) 11.44 EPS (TTM) 1.74 Earnings Date Oct 23, 2024 Forward Dividend & Yield 1.11 (5.58%) Ex-Dividend Date Jul 10, 2024 1y Target Est 21.14 AT&T Inc. provides telecommunicat
米Seagate Technology LLCの2008年7月~9月期決算は大幅な減益となった。売上高は前年同期比8%減の30億3300万米ドル,営業利益は同80%減の8000万米ドル,純利益は同83%減の6000万米ドルだった。退職手当などの構造改革費用を5100万米ドル計上している。 HDDの出荷台数は前年同期比1.7%増の4800万台だった。内訳は,エンタープライズ向けが同14.5%増の521万台,デスクトップ・パソコン向けが同3%減の2816万台,ノート・パソコン向けが同24.8%増の981万台,デジタル家電向けが同16.0%減の482万台である。 10月~12月期も減収減益に 2008年10月~12月期の業績予想は,売上高が28億5000万~30億5000万米ドル,希薄化後の1株当たり純利益が0.12~0.16米ドルとした。なお,2007年10月~12月期の売上高は34億2000
台湾Nanya Technology Corp.の2008年7月~9月期決算は引き続き赤字だった。売上高は前年同期比14%減の115億400万台湾ドル,営業損失は59億7600万台湾ドル,純損失は87億7100万台湾ドルで,赤字幅は前年同期,前期に比べて拡大している。DRAMの価格下落などが響いたとみられる。 DRAMの出荷数量は前年同期比77%増と伸びたが,平均販売単価は49%低下した。特に9月は前期比で15%,前年同期比では54%,下落している。 今後のDRAM市場に関してNanya社は,パソコン向け,デジタル家電向けともに需要は停滞するとみている。在庫もメーカー側と顧客側の両方で膨らんでいるという。平均販売単価は,スポット価格が2008年10月~12月期も低下するとみる。ただし,大口価格の下落幅は小さくなるとした。メーカー各社の生産能力増強や出荷数量の拡大は2009年に向けて減速して
2008年10月22日付の日本経済新聞夕刊には「妊婦7カ所断られ死亡」と,妊婦が救急医療を受けられず出産後に死亡した事実が報じられています。また,同月23日付の同紙朝刊では小児科医が「自殺したのは過重労働によるうつ病が原因と東京高裁が認定」という内容の記事が掲載されています。それぞれ深い問題がありそうですが,私はこられの報道を読んで,最近読み返した『東大のがん治療医が癌になって』(ロハスメディア)を思い出しました。 この本は,東京大学医学部を卒業後,同大学附属病院放射線科に勤めていた医師が34歳の若さでがんにかかり,今度は患者の立場で同病院に入院して,成功裏に手術を終えて退院するまでを記した,いわば闘病記です。私は以前に健康誌の編集部にいたこともあって,こうした一般向けの医学分野の本を結構読むのですが,がんの早期か進行期かを調べる検査を受ける際の緊張感や恐怖感が冷静にしかも正直に書かれてい
米YouTube社は,動画共有サイト「YouTube」における楽曲の利用について日本音楽著作権協会(JASRAC)と包括的な利用許諾契約を締結したと発表した。JASRACが著作権を管理する楽曲をユーザーが演奏したり歌ったりした動画を,個々にJASRACの許諾を得ることなくYouTubeに投稿できるようになる。 YouTubeはこれまでに,ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)およびイー・ライセンスの2社と,包括利用許諾契約を締結している(Tech-On!の関連記事1,同関連記事2)。国内で最大の音楽著作権管理事業者であるJASRACとの今回の契約により,YouTubeは許諾済みの音楽著作物の範囲が国内最大級のオンライン・サービスになるとしている。 JASRACは「動画投稿(共有)サービスにおける利用許諾条件について」(リンク)を2007年7月に発表しており,これまでに「Yahoo!ビデオ
2008年10月14日,米Apple Inc.は本社で会見を開き,同社のノート・パソコン「MacBook」や「MacBook Pro」の新製品を発表した(発表資料)。新製品の共通点の一つは,筺体をアルミの板から削り出す製造技術を,キーボード周辺の筐体に採用したこと。同社はこの技術で製造した筐体を「unibody」と呼び,薄型ノート・パソコン「MacBook Air」(Tech-On!の関連記事一覧)で最初に採用したという。「ノート・パソコンを従来と比べてより軽く,より強くすることができる。我々はこの技術を重要なブレイクスルーだと思っている」(同社,senior vice president of Industrial DesignのJonathan Ive氏,unibodyを説明する動画)。 今回発表した新製品のもう一つの特徴は,GPU機能を含む米NVIDIA Corp.のチップセット「9
Google社が,携帯電話の市場に参入した。インターネットに接続できる携帯電話機の開発に必要なOSなどを無償で誰にでも提供する。携帯電話事業者や端末メーカー,半導体企業やソフトウエア開発者などはおおむね歓迎の意を表する。無償なだけでなく,サービスとの親和性やオープンソース方式の開発手法などの魅力があるからだ。ただし,これらは諸刃の剣だ。サービスの提供や機器の開発に参入した第三者に,主導権を奪われかねない。話は携帯電話機にとどまらず,ネットにつながるあらゆるデジタル機器に広まる可能性がある。(以下の本文は,『日経エレクトロニクス』,2007年12月17日号から転載しました。内容は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります) Androidの野望(第1回) ケータイ開発の大転換が始まる Androidの野望(第2回) 閉塞感突破の起爆剤に Androidの野望(第3回) パンドラ
米Western Digital Corp.の2008年7月~9月期決算は大幅な増収増益となった。売上高は前年同期比19%増の21億900万米ドル,営業利益は同73%増の2億3400万米ドル,純利益は同206%増の2億1100万米ドルである。 HDDの出荷台数は前年同期比34%増の3940万台だった。ノート・パソコンなど向けの2.5インチ品が同147%増の1460万台と大きく伸びた。3.5インチ品は同6%増の2480万台となった。全HDDの平均販売単価は53米ドルで,前年同期に比べると10%低下している。 地域別には,米州が減収,欧州は小幅な増収にとどまる一方,アジア地域での売り上げが拡大した。全社に占めるアジアの売り上げ比率は前年同期の33%に対して48%となった。企業別には米Dell Inc.向けが最も多く,全社の売上高の10%以上を占めたという。 President and CEOの
韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.の2008年7月~9月期決算は,増収ながら減益となった。売上高は前年同期比15%増の19兆2562億ウォン,営業利益は同50%減の1兆234億ウォン,純利益は同44%減の1兆2186億ウォンである。メモリや液晶パネルの価格下落が響いた。 半導体部門の売上高は前年同期比5%減の4兆7800億ウォン,営業利益は同74%減の2400億ウォンだった。このうちシステムLSIの売り上げはデジタル家電向けが好調で同38%増の1兆200億ウォンとなった。一方,メモリは同15%減の3兆300億ウォン。DRAM,NANDフラッシュ・メモリともに需要が低迷し,平均販売単価が下落したという。部門内の営業利益の内訳は明らかにしていないが「メモリ事業は他社が赤字を出す中で,当社は黒字を確保した」とした。今後は56nmプロセスでのDRAM量産や42nmプロセス
日立製作所は,2008年度中間期(2008年4月~9月)の業績予想を修正した(発表資料)。売上高は2008年5月時点の予想から200億円引き下げて5兆3100億円(前年同期比0.6%増)とした。テレビや電力・産業システムの売り上げが想定を下回った。薄型テレビは五輪特需が日立の想定には届かなかったことに加えて,単価の下落幅が予想より大きかったとしている。電力・産業システム部門は自動車メーカーの生産調整の影響を受けたという。 営業利益は前回予測に720億円を上乗せして1970億円(前年同期比61.9%増)とした。システム・インテグレーションやHDDが好調な情報通信システム部門などで,予想を上回る利益を上げたとしている。HDD事業を手掛ける子会社の米Hitachi Global Storage Technologies, Inc.の2008年1月~6月期の営業損益は前年同期に比べ500億円以上,
三菱航空機(本社名古屋市)は2008年10月23日,開発を進めている小型ジェット旅客機「MRJ」のパイロン(エンジンを主翼に取り付ける装置)を,米スピリット・エアロシステムズ社に発注すると発表した。設計も同社が担当する。
商品化の背景と狙い 近年、カーナビ等の車載機器では、さまざまな情報を迅速に処理することが求められ、車載機器のデータ転送処理機能も高速化されていきます。データ記憶装置であるHDDとしても高速化への対応を行うため、シリアルATAインターフェースを採用した機種をあらたに商品化しました。これにより既に商品化しているパラレルATAインターフェースと今回商品化したシリアルATAインターフェースにそれぞれ対応した車載用HDDを、顧客ニーズに合わせて提供することができます。 新商品の主な特長 1.車載用2.5型HDDとして、当社初のシリアルATAインターフェースを採用 新商品「MK8057GSC」には、パラレルATAインターフェースと比べ、より高速なデータ転送(1.5Gbps)を可能にするシリアルATAインターフェースを採用しております。 2.環境温度への対応 車載用HDDには、PCなどに搭載されるHDD
政府は25日、世界的な株価急落を受け、銀行が保有する株式について、民間金融機関で構成する銀行等保有株式取得機構に買い取りを再開させる検討に入った。 同機構が銀行などから直接、株式を買い取ることで、市場売却によって生じる株価下落圧力を和らげるのが狙いだ。政府は市場安定化策として、日本銀行にも株式買い取りの再開を要請する方向だ。 銀行等保有株式取得機構は2002年、金融機関が持ち合い解消のために株式を売却する受け皿として設立された。市場での大量売却を避けることで、株価下落を防ぐ狙いがあった。日銀とあわせ、02〜06年に計約3兆6000億円分の株式を買い取り、株価が回復した06年以降、株価動向を見ながら徐々に売却を進め、07年度末の保有残高は計2兆円弱となっている。 政府は今月14日、保有株売却の一時凍結や株式の空売り規制強化、自社株買いの条件緩和などを柱とする金融市場安定化策を打ち出した。 し
ファミリーレストラン「サイゼリヤ」で販売されたピザの生地から有害物質メラミンが検出された問題を巡り、千葉県立高校3年の男子生徒が「ピザを食べた」とうそをつき、八千代市のサイゼリヤの3店から計約4000円をだましとっていたことがわかった。 生徒は各店に謝罪して返金し、八千代署に経過を報告した。 同署や高校によると、生徒は21日、サイゼリヤ3店を訪れ、代金をだましとった。インターネット上の日記に「こんなことをしたらもうかる」と書き込んだところ、生徒の高校に問い合わせが相次ぎ、問題が発覚。22日に保護者と各店を訪れて謝罪した。 サイゼリヤは、申し出があればレシートがなくても返金に応じており、生徒は友人が返金を受けるのをみて詐取を企てたという。
2008年10月22日 ファナック株式会社の将来分析 カテゴリ:実践!企業価値評価 ファナック株式会社の事業概要 工作機械・ロボットの製造業者で、工場内で動く製品がメイン。 精密な動きが可能なロボットと、精密なシステムで機械を コントロールする装置の製造を行っている。 ロボットがロボットを作る、という思想で設計されている。 売上の6割以上は海外。 当社のロボットは多種多様な工場で使用されており、 世界中で製造業の自動化に活躍しており、評価は高い。 高い利益率を誇る。 輸出産業だが、円高70円でも利益を確保できるとのこと。 高収益体制は特筆すべき点。 世界的な製造業の全自動化の波にのり、 今後も継続して成長していくことが予想される。 ファナック株式会社の財務分析 売上高の伸び(過去5年の年率平均で18%増)に対し、 利益率は28%と大きく、規模のメリットが生じていることがわかる。 利益増を伴
2008年10月24日 株式会社ナカニシの将来分析 カテゴリ:カテゴリ未分類 株式会社ナカニシの事業概要 歯科用の精密機器の開発・製造・販売を一貫して自社で行っておいる。 世界的に評価が高く、業界2位。 高速回転機器は複数の精密部品を組み合わせて製造されており、 極めて製作工程が重要である。 したがって社内に蓄積された製作工程および検品体制のプロセスが当社の競争力。 また、販売台数も非常に多く、顧客からのフィードバックを大量に得ることが できるので、新商品・従来品の改良のための研究開発の面で有利である。 売上の8割近くが海外と、海外比率が高い。 円高の影響ありか。 株式会社ナカニシの財務分析 増収増益を続け、会社規模が年々大きくなっているにもかかわらず、 税引き後投下資本営業利益率は16%近辺と高い水準で推移している点は評価できる。 追加投資の規模は小さい。 フリーキャッシュフローの推移を
7267 本田技研工業 ... サイコロジカルで買いシグナルが出ています。過去2年間において、同パターンは8回出現し、売りシグナルで売却するまでの平均の株価変動率は、 8.10%です。 ... ※大型株のみ抽出。株マップ.comプレミアム会員になると全ての銘柄のテクニカルシグナルニュースが閲覧できます。
ネットベンチャーのメディアインデックス(東京都渋谷区)は23日、無料で使える年賀はがき「tipoca(ティポカ)」の申し込み受け付けを始めたと発表した。 公共料金のお知らせなどに使われる圧着はがきを採用し、中面を開くと広告が現れる。広告主が、はがきや切手などの代金を負担している。これまでの無料はがきは、はがきの裏側に広告が入るなど使いづらかったが、圧着はがきを採用することで、裏表両面を自由に使うことができるようにした。 同社では、親しい人から届く年賀はがきなら、多くの人が中面を開いて見ることが期待できるほか、保存期間も長いため、「広告効果は高い」としている。ピザやすしなどの宅配や生命保険、通信販売会社などを広告主として想定。1000万枚の発行を目標にしている。
韓国株式市場が7.5%下落した23日、外国人投資家は再び1000億ウォン(約70億円)相当の株式を売り払った。外国人投資家はほぼ連日売り越しを続け、累積の売り越し規模は5兆ウォン(約3500億円)に達した。世界的な金融危機というが、韓国株式市場での外国人の売り越し規模は33億ドル(約3220億円)=有価証券市場=に達し、ほかの市場と比べてもとりわけ多い。インド(28億6000万ドル=約2790億円)、台湾(26億8000万ドル=2620億円)、南アフリカ(25億8000万ドル=約2520億円)と比べても上回っている。 外国人の売り攻勢はウォン安を招き、国家の信用不安も呼ぶ結果となり、韓国経済にとって悪材料となっている。株価上昇のけん引役だった外国人が金融不安を理由に態度を一変させた。先月末時点でも外国人の売りが一段落するとの分析があった。年初来で34兆ウォン(約2兆3700億円)、昨年を
世界の自動車需要が前年比20%以上下落した場合、韓国の自動車業界も減産などの対応が避けられなくなると専門家は心配している。しかし需要の減少幅が前年比10%台にとどまれば、韓国企業にとってはかえってチャンスになる可能性があるとの見方もある。景気の悪化で大型車の需要は急激に減少しているが、需要が堅調な中小型車は現代・起亜自やGM大宇などの韓国企業が欧米企業よりも安く生産できるからだ。中小型車に強みを持つ日本が円高で価格競争力を失っているのも、韓国企業にとっては競争力を高めるチャンスとなっている。 LIG投資証券リサーチセンターのアン・スウン氏は「先進国での需要の落ち込みが10%以内なら何とか持ちこたえることができるが、20%以上落ち込んだ場合には韓国メーカーも減産などの対応を考えざるを得なくなる」と述べた。今年10-12月期の場合を見ると、8-10月期におけるストなどの影響で海外に納品できな
イギリス公共放送BBCの自動車番組「トップギア」の「アジアン・カー(韓国・マレーシア)」特集の字幕版です
合併構想がにわかに浮上した米ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラー。現時点で両社とも公式コメントを出していないが、複数の米国メディアが水面下での動きを報じている。 最大の目的はリストラの加速と見られる。合併でトヨタ自動車を突き放す世界最大の自動車メーカーとなれば、全米自動車労働組合(UAW)への発言力も増す。部門の統廃合などで人員削減を行えば、合理化効果は100億ドルになるとの見方もある。 しかし、「GMだけでもブランド数は過剰。クライスラーの3ブランドを足し合わせる効果は非常に薄い」(米調査会社のグローバルインサイト)と、経営不振に陥ったメーカー同士の合併構想に否定的な専門家は多い。そもそも、GMは売り上げの約6割、クライスラーは9割を北米市場で稼いでおり、販売エリアの補完関係を築くことはできない。車種においても重複が多い。クライスラーが大型SUV中心のブランド「ジープ」を展開す
ソニーは今期営業益6割減額の大幅下方修正、中期も見通し厳しく構造改革へ - 08/10/24 | 14:17 ソニーは、今2009年3月期業績予想を下方修正した。円高とテレビなど主要エレクトロニクス製品の競争激化が要因で、修正後の営業利益は従来予想から57%減少し2000億円(前期比46.6%減)となる。ソニーは、製品市場の厳しさは中期的にも続くとみており、生産拠点や投資対象の見直しなどを軸とする構造改革プランの策定に乗り出した。 営業利益の従来予想は、4700億円だった。減額した2700億円のうち、1300億円が円高の影響。ソニーの従来の為替想定は1ドル105円、1ユーロ162円だったが、9月以降に急激に円高が進んだ為替相場とは、大きくかい離する結果となった。特にユーロ安への感応度が高く、1円の円高で営業益75億円の減少要因となる。ドルは1円高で40億円の減少となる。 製品市場の環境
半額以下は当たり前! 続々襲来するアジア超格安エアラインの衝撃(1) - 08/10/24 | 17:30 今年夏、全日本空輸(ANA)のある調査団がアジアを代表する格安航空会社(LCC=ローコストキャリア)に次々と搭乗した。エアアジア(マレーシア)、ジェットスターアジア航空(シンガポール)、タイガー航空(同)、ノックエア(タイ)、ジェットスター航空(豪州)の5社を4日間で制覇。その間、乗務員の接客態度や機内の雰囲気、運賃などあらゆる項目を顧客目線でチェックした。マレーシアとシンガポールでは、簡素な設備の格安航空専用ターミナルも視察。レポートをまとめた調査団の一人は、「すべての社員がLCCであることに誇りを持っていた。安かろう悪かろうとは全然違う」と絶賛する。 エアアジアは運賃30円 無料キャンペーンも実施 ANAの山元峯生社長は「LCCを迎え撃つ準備が必要」と語る。今年4月にはLCC設
「貿易黒字大国」の看板を下ろす時が来たようだ。 財務省が10月23日に発表した9月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額は前年同月比1.5%増の7兆3678億円だったのに対して、輸入額は同29%増の7兆2727億円と大幅増となった。 差し引きの貿易黒字額は951億円と、前年同月比94%の大幅減少だ。貿易黒字額は前年同月の20分の1になってしまった。 (資料:財務省) 08年8月が3276億円の貿易赤字に転落していたことを踏まえれば、9月はとりあえず貿易黒字を奪回したかたちだが、すう勢としての貿易黒字縮小に歯止めはかかっていない。 9月の輸出額は、景気後退が進む米国向けが前年同月比11%減、欧州向けが同9%の減少となっている。 一方、輸入額は原油価格高騰のあおりで、中東からの輸入が60%の大幅増加となった。 輸入額を押し上げていた原油などの価格高騰は終息し、その後価格は大
<ご利用上の注意> このコンテンツは、2004年4月に発行された「半導体ミニ事典」 半導体産業研究所 発行からの抜粋です。 従いまして、2004年当時の内容となっております。ご了承願います。 また、文章、写真につきましては、無断の複製を禁じます。 ここにもそこにも半導体! 半導体がないとゲームができない! ロボットが二本足で動いた ケータイは、半導体の芸術品 どこでもネット 見るテレビから使うテレビへ ネットでつながる家電製品 先端医療と半導体 パソコンは、半導体の密林だ 自動車は走る半導体? ICカード、ETCも半導体 光と音で暮らしを豊かに ナノテクノロジー 半導体ってなんだろう! 半導体ってなんだろう シリコンウェハ 半導体の設計 LSI の製造工程 半導体の製造工場
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