ファンタオレンジのキャッチでもあり私の座右の銘でもある。 ファンタオレンジ自体、無果汁である。つまりオレンジに関係する要素は全くと言っていいほど無い。化学調味料を駆使して作り上げた紛い物、バーチャルリアリティの元祖でもあると言っても過言では無いだろう。 そんなファンタオレンジが「オレンジ味」であることを主張しているだけでも違和感を感じるにも係わらず「オレンジよりオレンジ味」と言い切る。オレンジを食べた時の味がオレンジ味とするならば、生のオレンジ(最低でも果汁100%、還元禁止)以上のオレンジ味を越えることは出来ないのではないか? ここで指すオレンジ味とはなんだろう。オレンジの種の苦味や皮の渋みもオレンジ味として受け入れないとするならば、都合良くこうあるべきだという理想だけを抽出したオレンジ味がオレンジ以上のオレンジ味だと主張するのならば、これも可能なのかもしれない。 理想社会を目指すことは