浜松ホトニクスは9月1日、ガンマ線検出を目的とした放射線検出モジュールの新製品「C12137」を発売するとした。2011年10月1日から可搬型やインライン型などの用途向けとして、国内の放射線計測装置メーカーにサンプル出荷を開始、2011年12月から製品出荷を開始する予定としている。 福島第一原子力発電所が大規模な放射性物質漏洩事故を起こしたことから、非常に放射線に対する不安が高まっているのが現状だ。そのため、放射線測定器の供給不足が伝えられているという。 放射線測定器には個人用途から分析用途まで機能や精度が異なる測定器があるが、同社は核種同定定量評価の分析・解析用途や、モニタリングなどの環境計測用途向きの高感度で高エネルギー分解能が要求される光電子増倍管を、学校教育支援用の簡易放射線測定器や個人被ばく管理などの計数のみの用途には小型のものを、安価な光半導体素子のSi PINフォトダイオード