キューバの国民的なサルサバンド「ロス・バン・バン」が、7日から全米ツアーを始めた。7月の米国との国交回復後、キューバの音楽グループが全米を巡るのは初めて。同バンドは以前に米国で公演した際、抗議デモが起きたこともあるが、今回は両国の雪解けを受けて、大勢のファンがツアーを待ち望んでいる。 同バンドは1969年に結成。日々の暮らしや社会問題、男女の愛などをユーモアを込めて歌う。99年には米グラミー賞も受賞した。今回はワシントン、マイアミなど20都市近くでコンサートを開く予定だ。 昨年亡くなった結成者の息子で、ドラマーのサムエル・フォルメルさん(48)がメンバー15人を束ねる。99年の米国公演では、マイアミで亡命キューバ人ら約4千人がデモを行い、当時のマイアミ市長が「フィデル・カストロ(前国家評議会議長)公式の共産党グループ」などと非難した。爆弾を仕掛けるとの脅迫もあり、波紋を呼んだ。 今回の全米
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