職員が突然いなくなり、週に2日しか営業できなくなった三島村・竹島の簡易郵便局。一人の職員に仕事が託され、サポートする補助員も確保が難しく、隣の島からの応援にも時間がかかるという離島が抱える「危うい事情」が浮かび上がってきた。 竹島は、三島村にある黒島や硫黄島など有人島の一つで、人口は約80人。 竹島簡易郵便局は竹島にある唯一の郵便局であり、金融機関だ。今年7月に日本郵便から村に業務委託され、鹿児島中央郵便局の分室から簡易郵便局になった。それに伴い、県外出身で島内在住の男性(31)が、嘱託職員として預金の出し入れや郵便の窓口業務などを担うことになった。 村によると、その男性職員が姿を消したのは10月下旬。休暇で県外に出て、いったん鹿児島市内に戻ってきたものの島には戻らず、連絡が取れなくなった。 村は黒島の簡易郵便局の嘱託職員を竹島に派遣し、現在は週2日だけの営業となっている。 島の住民による