2004年にサービスを始めたミクシィは日本発のSNS(交流サイト)として絶対的な地位を確立したが、スマートフォン(スマホ)時代に突入すると新興勢に追いやられた。米国から来たツイッターとフェイスブック、そして2011年に生まれたLINEだ。だがユーザー離れの原因はそれだけではない。「自責点」もかなりあった。【前回記事】ソーシャルの先駆者、ミクシィが見た天国と地獄ユーザーの不満爆発2009年3月
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
やはり「モンスト」効果は絶大だった。 ミクシィが8月8日に発表した2014年4~6月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比5.9倍の127億円、営業利益が46億円で8400万円の赤字だった前年同期から、それぞれ急回復した。このうち、売上高では8割近い100億円、営業利益でもそのほとんどを、モンスト(モンスターストライク)が占めた。 モンストとは、ミクシィが13年10月に投入したスマホゲームだ。モンスターを指で引っ張って、はじき、敵を倒す。累計ダウンロード数は1000万を突破した。少々奇をてらったテレビCMがツイッターやフェイスブックなどで拡散されて話題となり、ユーザーの裾野が高校生から社会人にまで広がっている。 上期は上方修正、通期は未定? モンストの好調を受け、ミクシィは14年4~9月期(上期)の業績予想を大幅に上方修正。売上高は会社の期初予想から135億円増額の330億円(前年同期
ミクシィは2月13日、31歳の朝倉祐介社長が6月24日付で「代表取締役社長」を退き、「顧問」になる人事を発表した。 在任期間はわずか1年。大ヒット中のスマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」の貢献により、16億円の営業赤字を見込んでいた今期業績は、2億円の営業黒字に改善する見込み。「ミクシィは事業再生フェーズから再成長のフェーズに移っていく」(朝倉社長)。広告収入の激減でどん底だったミクシィを救う経営再建にメドがついたとし、トップの交代に踏み切る。 「やるべき仕事は全うした」 朝倉社長といえば、2013年6月に鳴り物入りで社長に就任したのが記憶に新しい。競馬騎手の養成学校、東大法学部、マッキンゼーという異色の経歴が注目を集め、メディアをにぎわせた。 入社経緯も独特だった。朝倉氏がミクシィに入社したのは、11年10月。自身が立ち上げた携帯アプリの開発支援会社ネイキッドテクノロジーがミ
日本における会員制交流サイトの草分け的存在であるミクシィは、6月25日に開催した株主総会で、創業社長の笠原健治氏(37)が代表権のない会長に退いた。後任社長には、朝倉祐介執行役員経営企画室長(30)が昇格した。笠原氏は今後、新しい事業の立ち上げに専念するという。 ITビジネス黎明期の1997年に東大生だった笠原氏は、求人情報サイトを始めた。軌道に乗り99年にミクシィの前身、イー・マーキュリーを設立した。ソーシャル・ネットワーキングサービス(SNS)に進出したのは2004年2月。当初は同時期にサービスを開始したグリーに比べて圧倒的に多くの会員を獲得し、日本のSNS業界を牽引した。ミクシィに商号変更後の06年9月に東証マザーズに上場。笠原氏は若きIT起業家として、時の人となった。 その後、ソーシャルゲームの課金ビジネスに軸足を移したグリーやDeNA(ディー・エヌ・エー)が急成長を遂げた。一方、
1982年7月兵庫県西宮市生まれ。中学卒業後、単身オーストラリアクイーンズランド州の競馬騎手養成学校に入学。体重面の問題で1年後帰国、北海道浦河町で調教助手となるも交通事故に会い競馬の道を断念。大学受験資格を取得できる専門学校に3年間通い、20歳で東大法学部に入学。2007年4月マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。国内外の大手企業、公的機関の戦略立案、オペレーション改善プロジェクトなどに従事。10年8月、自身が学生時代に立ち上げたネイキッドテクノロジーに出戻り代表取締役社長兼CEOに就任。11年10月、同社をミクシィに売却したことを機にミクシィ入社。事業開発などを担当し、12年7月執行役員経営企画室長に就任。13年6月より現職。 かつて和製SNSとして業界を席巻したミクシィの再起なるか――。6月下旬、SNS大手ミクシィの新体制が本格的にスタートした。“手綱”を握るのは、朝倉祐介社長兼CE
2012年度の決算と合わせて、執行役員の朝倉祐介氏を代表取締役社長にする新体制を発表したミクシィ。朝倉氏が決算説明会で語った「SNS『mixi』内外での収益拡大」「外部事業の積極投資」「アントレプレナーの輩出」――の3つの変革のうち、外部事業の積極投資の一端が早速見えてきた。 ミクシィは、クラウドスタディとREVENTIVEへ出資する。クラウドスタディには7200万円、REVENTIVEにも数千万円程度出資する。REVENTIVEは、ミクシィのほかサンブリッジ グローバルベンチャーズや個人投資家から合計約7000万円を調達する。ミクシィの出資比率はクラウドスタディが2割を満たない程度、REVENTIVEは非公開としている。ミクシィの出資額は2社あわせて1億円から2億円程度になる見込み。 クラウドスタディは学習記録共有SNS「Studyplus」を運営する。Studyplusは、学習記録をグ
6月の株主総会を経て、創業者である笠原健治氏から執行役員の朝倉祐介氏へ代表取締役社長を交代すると発表したミクシィ。発表の同日開催された決算説明会では、「SNS『mixi』内外での収益拡大」「外部事業の積極投資」「アントレプレナーの輩出」の3つの変革に今後取り組むとした。自らが設立した「ネイキッドテクノロジー」の買収により2011年にミクシィに参画した“新しい血”はミクシィをどこに導くのか。朝倉氏に聞いた。 --体制変更についてはいつ頃から話をしてきたのでしょうか。 相当長い時間をかけて準備してきました。笠原自身はユーザーファーストを打ち出し、ユニット制を敷いたあたりから次の布陣を考えていましたし、私も相談を受けていました。 同時期に私と松岡(取締役最高技術責任者となる松岡剛志氏)が執行役員になり、1月に川崎(取締役最高事業責任者となる川崎裕一氏)を社員に迎えることができました。今だったら変
ミクシィは5月15日、同日に行われた取締役会において、現在代表取締役社長を務める笠原健治氏が取締役会長に、新しい代表取締役社長に現執行役員経営企画室長の朝倉祐介氏が就任する人事が内定したことを発表した。6月25日開催予定の定時株主総会およびその後の取締役会を経て正式に決定する予定。 朝倉氏は、マッキンゼー、ネイキッドテクノロジーを経て、2011年10月にミクシィに入社した。笠原氏は今後新規事業を生み出すことに専念するとともに、取締役会長として重要な意思決定に携わるとしている。
「代表取締役の異動に関するお知らせ」ということで、会社設立から長い間トップに君臨し続けた笠原健治社長が2013年6月25日に辞任することが発表されました。「昨今、スマートフォンへの急激なシフト、オンラインでのコミュニケーション手段の多様化など、環境が急変する中、時代の変化に適応し、また時代の変化に先がけて変革を続けるべく、経営トップの大幅な若返りを図り、新たな飛躍に向けて挑戦してまいります」とのことです。 ミクシィ社新経営体制につきまして « 株式会社ミクシィ http://mixi.co.jp/press/2013/0515/11729/ 2012年度通期決算発表及び新経営陣による戦略発表会・ライブ中継のお知らせ « 株式会社ミクシィ http://mixi.co.jp/press/2013/0515/11732/ 【PDFファイル】代表取締役の異動に関するお知らせ http://v4.
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く