最近は喫煙者はどんどん減り、ランニングがブームだという。 たばこは自分が食事をしているときに吸われると非常に不愉快だし、コミケ帰りの電車の異臭と同レベルにくさいものであるので、自分の周りから喫煙者が減るのは喜ばしいことではあるのだが、実は日本にとって非常に良くないことだ。 仮定として、喫煙者は肺ガンになる確率が高いとしよう。ここについての議論は他に任せる。 その仮定の上で喫煙者がいなくなると、まず医療費はどうなるだろうか。 一見すると肺ガンが減ったぶんだけ医療費も減りそうだが、それは健康に自然死した場合だけだ。 肺ガンにならなかった代わりに10年後に胃ガンになりました、だと医療費は変わらない。 10年先送りされるだけだ。 人は必ず死ぬが、医療費がかからない形での死については研究が遅れているように思える。 国民一人が一生のうちにかける医療費を、減らしていく方向にはならないものか。 介護はどう
5月31日は世界禁煙デーでしたが、どらねこの職場周辺ではそんな話題はトントでませんでした。どらねこは医療・介護に関係するようなところで働いているのですが、そういった施設の職員に喫煙者が多いと謂う話を見たことがあります。以前は喫煙と健康の問題にかかわる医師の喫煙割合が高いのはいかがなものか、という事でタバコ対策が講じられ、医師の喫煙割合は改善されているようですが、直接患者や利用者の処遇にあたる職員の喫煙は未だ高い水準にあるとも指摘されております。 (あ、この記事は禁煙週間にアップする予定でしたがころっと忘れて放置してました) ■ちょっと比較してみた では、高齢者ケア施設における喫煙者の割合は本当に高いのだろうか? ということで、すこしデータをあたってみました。 岡山の高齢者施設の従業員を対象としたデータ*1は三徳和子「施設における高齢者ケア従事者の職業性ストレス要因とその特徴*2」より引用し
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