広瀬隆雄(投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLC代表) 【第6回】 2008年11月20日 大恐慌時代を振り返る(1) 株価大暴落からルーズベルト登場までは4年かかった 【今回のまとめ】 1.暴落からルーズベルトの登場まで4年も待たされた 2.その間、米国は激しいデフレ圧力にさらされた 3.最近の円高のウラには他国の「故意の放置」がある? 4.輸入関税や輸出補助金は孤立政策の予兆 5.「帰農」現象は経済低迷の深刻さの表れである バラク・オバマが次期大統領に決まって以来、世界の投資家からはオバマ版「ニュー・ディール」の発表を期待する声が上がっています。現在と1930年代の米国の大恐慌時代とでは似ている部分もあります。 一方で、明らかに違う部分もあります。今回の目的はその共通点、相違点を明らかにし、今後、投資家としてどういう世界情勢の展開に気をつけなければいけないのかを