バルト3国の1つのラトビアで、沿岸の氷が割れて沖合に流れ出し、氷の上で釣りをしていた220人余りが4時間にわたって海上を漂流する騒ぎがありました。 ラトビアの首都リガの郊外で、29日、沿岸の凍った海の上で大勢の人が釣りをしていたところ、突然2か所で氷が割れて沖合に流れ出しました。2つの氷のかたまりには、合わせて220人余りが乗っており、氷は強い風と波によって沖合およそ4キロまで流されました。 連絡を受けた救助隊員が、ヘリコプターやボートを使って4時間をかけて全員を救出し、1人が凍傷になり病院に運ばれたものの、そのほかの人にけがはないということです。 間一髪のところで氷から飛び降り難を逃れたという人は、地元のメディアの取材に対し、「割れた氷はあっという間に岸から離れ、氷の上にいた人たちは慌てて助けを求めていた」と話していました。 ラトビアはこの日、キリスト教の復活祭「イースター」前の祝日で、