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学問・研究に関するT_Hedgehogのブックマーク (30)

  • 大学院の変容・貧乏シフト - 内田樹の研究室

    毎月ある地方紙にエッセイを寄稿している。これは8月分。 人口当たりの修士・博士号取得者が主要国で日だけ減っていることが文科省の調査で判明した。これまでも海外メディアからは日の大学の学術的生産力の低下が指摘されてきたが、大学院進学者数でも、先進国の中でただ一国の「独り負け」で、日の知的劣化に歯止めがかからなくなってきている。 人口当たりの学位取得者数を2014~17年度と08年度で比べると、修士号は、中国が1.55倍、フランスが1.27倍。日だけが0.97倍と微減。博士号は、韓国が1.46倍、イギリスが1.23倍。日だけが0.90倍と数を減らした。 当然だと思う。さまざまな理由が指摘されているけれど、一言で言えば「大学院というところが暗く、いじけた場所になった」からである。若くて元気な人間なら、せっかくの青春をそんなところで過ごしたくはない。 と書いておいてすぐに前言撤回するのも気

  • 量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功 | 東京大学工学部

    プレスリリース 研究 2017 2017.09.06 量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功 〜「時間の矢」の起源の解明へ大きな一歩〜 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻の伊與田英輝助教、金子和哉大学院生、沙川貴大准教授は、マクロ(巨視的)な世界の基法則で、不可逆な変化に関する熱力学第二法則を、ミクロな世界の基法則である量子力学から、理論的に導出することに成功しました。これは、極微の世界を支配する「量子力学」と、私達の日常を支配する「熱力学」という、二つの大きく隔たった体系を直接に結び付けるものです。研究では、量子多体系の理論に基づき、単一の波動関数(注4)で表される量子力学系において、熱力学第二法則を理論的に導きました。従来の研究とは異なり、カノニカル分布などの統計力学の概念を使うことなく、多体系の量子力学に基づいて第二法則を導出したことが、研究の大きな特徴です。さら

    量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功 | 東京大学工学部
  • 『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』 進化認知学、そして「唯一無二の人間」という見方からの脱却 - HONZ

    「動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか」。ずいぶん挑戦的な問いかけであるが、書の内容もそれに負けず劣らず挑戦的である。 フランス・ドゥ・ヴァールは、ベストセラー『チンパンジーの政治学』といった著書もある、世界的に著名な霊長類学者である。そんな彼が書で試みていることはおもにふたつある。ひとつは、彼の提唱する「進化認知学」というアプローチを明らかにすること。そしてもうひとつは、「唯一無二の人間」という見方(ないし偏見)を克服することだ。 第一の点について、象徴的なエピソードから始めよう。テナガザルは樹上性の小型類人猿で、ヒトや大型類人猿とも近縁な存在である。だがそんなテナガザルが、かつて行われた認知テストで意外なほど成績がわるかった。そのテストとは、棒を拾い上げてべ物を引き寄せるという一見単純なものである。では、そんなテストでさえうまくパスできないのだから、テナガザルは「愚か」だというこ

    『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』 進化認知学、そして「唯一無二の人間」という見方からの脱却 - HONZ
    T_Hedgehog
    T_Hedgehog 2017/08/31
    「個々の種の認知はその進化の歴史と生態環境に結びついている」「認知はあくまでも多種多様なものであって、単一の尺度によって序列化されるものではない」
  • 『すごい物理学講義』はガチで凄かった

    スゴとは「凄い」の略だ。読前読後で世界が改変されてしまうだ。 もっと言うと、世界が変化するのではなく、世界を視る「わたし」が更新される。『すごい物理学講義』は、まさにそういう一冊。わたしが知っていた世界について、その理解を深めるとともに、知識や概念として知っていた枠組みを、一変させてしまった。 書の前半は、「世界のありよう」について歴史を振り返りつつ、アインシュタインの一般相対性理論と量子力学の統合について、徐々に焦点を当てていく。ここでの面白い指摘は、「目に見えている世界」ありのままに見ることを阻むものは、われわれ側の予断であること。著者は、世界の理(ことわり)を善悪の観点から理解しようとしたプラトンやアリストテレスを挙げながら、目的論的な見方を批判する。 そして、ニュートン的世界観がどのように乗り越えられ、ファラデー、マクスウェルを経て、アインシュタインと量子力学で、時間と空間

    『すごい物理学講義』はガチで凄かった
  • エピソード - 時論公論

    羽田空港で旅客機と海上保安庁の航空機が衝突・炎上した事故から半年。国土交通省はソフト・ハード両面の対策を打ち出しましたが、再発防止に何が求められるのか考えます。

    エピソード - 時論公論
  • カエル、恐竜絶滅後に「爆発的」増加 最新研究

    繁殖期を迎えたカエル。独ライプツィヒの池で(2014年4月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/DPA / SEBASTIAN WILLNOW 【7月4日 AFP】数千万年前に恐竜を絶滅させた巨大小惑星の衝突が、地球上にカエルが集団繁殖地(コロニー)を形成するための余地を作り出したとする研究論文が3日、発表された。カエルがどのようにして世界で最も多様な脊椎動物の一つとなったかを明らかにする研究結果だという。 米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文によると、10種のカエルが約6600万年前の大量絶滅を生き延びたと考えられるという。この大量絶滅では地球上の生命の約4分の3が消滅したとされている。 大量絶滅を生き延びた10種のうち、3つの主要種のカエルだけが多様化を進め、地球上で生息地を拡大し続けた。存在が知られているカエルは現在、約6700種に上る。現生種のカエルの88%では、これらの

    カエル、恐竜絶滅後に「爆発的」増加 最新研究
  • 政官財の愚かな圧力で、大学は想像以上にヤバいことになっている(石原 俊) @gendai_biz

    文系と教員養成系は廃止を指示 「学術研究を深めるのではなく、もっと社会のニーズを見据えた、もっと実践的な職業教育を行う。そうした新たな枠組みを、高等教育に取り込みたいと考えています」 2014年5月の経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会における、安倍晋三首相の発言だ。 続いて同年10月、文部科学省の有識者会議メンバーの一人が、「グローバル経済圏」に対応する「きわめて高度なプロフェッショナル人材」を養成できるごく一部の大学・学部のみを残し、それ以外は「ローカル経済圏」に対応する“職業訓練校”に改変すべき、と提言した。 多くの大学のカリキュラムから、学術専門領域の教育研究だけでなく、教養教育をも駆逐し、特に文系学部に関しては全廃すべきというのである。 翌15年3月、文科省は地方国立大学の教育関連学部に設置されていた、教員免許取得以外の人文社会科学系コースを全廃する方針を正式決定。さらに同年6

    政官財の愚かな圧力で、大学は想像以上にヤバいことになっている(石原 俊) @gendai_biz
    T_Hedgehog
    T_Hedgehog 2017/05/12
    時すでに遅し。大学運営に直結する交付金の削減に怯えた、国立大学の大多数は、すでに文系の縮小方針を決定
  • 「給料格差ツイート、狙ってやった」 日本捨てる若手学者の危機感

    問うたのは「大学の経営マインド」 東大大学院は留学予備校 社会のため、大学は経営観点を 「じゃあ何が違うのかというと、あれですね、給料です」。一橋大学から香港科学技術大学に移籍する講師、川口康平さん(34)がツイートした移籍理由が4月中旬、話題になりました。1000回以上リツイートされ、反応などを盛り込んだTogetterまとめは30万回以上見られています。実は「議論を起こしたい」と、半年前から考えていたというこのツイート。その真意を、ご人に伺いました。 香港科技大は近年シンガポール国立大学の後塵を拝しつつあるものの長らく経済学ではアジア太平洋地域のトップ校で,大学総合ランクでも2015年のTHEでは東大を上回っています.とはいえ,研究環境面で一橋が特別負けているとは思いません,じゃあ何が違うのかというと,あれですね,給料です. — Kohei Kawaguchi (@mixingale

    「給料格差ツイート、狙ってやった」 日本捨てる若手学者の危機感
  • ジョセフ・ヒース 「規範的な社会学(normative sociology)」の問題について (2015年6月16日)

    Posted by Joseph Heath 先週のエントリでは,現代の大学界隈に見られる多種多様なふるまいをジャーナリストたちがひとしなみに「ポリティカル・コレクトネス」の一語でくくってしまいがちだとぼやきました。「古典的な」ポリティカル・コレクトネス-たとえば言葉狩り-の問題はすっかり廃れているのですが、それとは別の困った傾向が潮流として存在することを述べたのです。今週はその続きとして、私たち(物事を分類するのが大好きなのです)が「規範的な社会学(normative sociology)」と呼んでいる、やはり少々問題がある慣習について書こうと思います。 この「規範的な社会学」というコンセプトの由来は、ロバート・ノージックが「アナーキー・国家・ユートピア」の中で軽い調子で書いたジョークです。「規範的社会学、つまり『何が問題を引き起こしている”べき”なのか』、の学問がわれわれ全員を魅了する

    ジョセフ・ヒース 「規範的な社会学(normative sociology)」の問題について (2015年6月16日)
  • 給与が段違い 一橋大から香港科技大に移ります

    Kohei Kawaguchi-Sunada @mixingale 四学期制で五限目の開始時間が17:10になったことで,この時間に開催されているセミナーに乳幼児を抱える研究者の出席が難しくなった.4限以前の時間は他の授業に出席している学生がいるため,セミナーの時間を4限以前に動かすのも難しい. 2017-04-12 15:22:30 Kohei Kawaguchi-Sunada @mixingale 今日の教授会で報告したので公表しますが,実は,今年度の春夏学期を最後に8/1付けで一橋大学経済学研究科から香港科技大学ビジネススクール経済学科に移籍することになりました.ランクは今と同じテニュアトラックAssistant Professorです. 2017-04-12 18:52:20 Kohei Kawaguchi-Sunada @mixingale 香港科技大は近年シンガポール国立大学の

    給与が段違い 一橋大から香港科技大に移ります
  • 人間の脳の大型化、果物が後押しか 研究

    ドイツ・ベルリンで開かれたフルーツ見市で展示されたフルーツ(2017年2月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/Tobias SCHWARZ 【3月28日 AFP】現在最も手軽にべられるおやつ、果物のおかげで、人間は大きくて強力な脳を発達させることができた可能性が高いとの研究論文が27日、発表された。 果物をべることが、植物の葉などの最も基的な料からの重要な進歩となり、より大型の脳を成長させるのに必要なエネルギーを提供したと、研究チームは主張している。 論文の責任著者で、米ニューヨーク大学(New York University)の研究者のアレックス・デカーシエン(Alex Decasien)氏は、「このようにして人間は、これほど非常に巨大な脳を手に入れ」、「物の質を大幅に拡大して今の事につながっている」と語った。 米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(N

    人間の脳の大型化、果物が後押しか 研究
  • 恐竜:5000万年かけ、鳥へゆっくり小型化 豪研究者ら - 毎日新聞

  • 初心者のための記号論:記号

    Semiotics for Beginners -初心者のための記号論- Daniel Chandler (University of Wales) 記 号(Signs) 我々は、意味を作る欲望に動かされている種のように思われる:我々は、まさしくホモ・シニフィキャンズ (Homo sinificans)、意味の作成者である。特徴的なことは、我々は‘記号’の生成と理解を通して意味を作り出すことである。まさしく、パースの言う通り‘我々は、記号でのみ思考する’ (Peirce 1931-58, 2.302)。記号は言葉、画像(images)、音、匂い、味、動作やものの形をとるが、それらは来意味を有しているものではなく、それらに意味をまとわせるとき記号となる。‘記号として理解されなければ、なにものも記号ではない’とパースは言っている(Peirce 1931-58, 2.172) 。なにものも誰か

  • がん発生の別のメカニズム突き止める NHKニュース

    がんは遺伝子の変異が積み重なって出来ると一般に考えられていますが、これとは別のメカニズムがあることを京都大学のグループがiPS細胞に関連した実験で突き止めました。 京都大学iPS細胞研究所の山田泰広教授のグループは、生きたマウスの体内でiPS細胞を作り出す実験を行い、その際、通常28日間行う特定の遺伝子を活性化させる作業を1週間で止めました。そしてマウスの体内を詳しく調べたところ、iPS細胞が出来る代わりにがん細胞が出来ていたということです。 がんは遺伝子の変異が積み重なって出来ると一般に考えられていますが、今回出来たがん細胞には、そうした遺伝子の異常がありませんでした。 研究グループは、遺伝子の変異が積み重なるのとは別のがん発生のメカニズムがあるとしていて、山田教授は「今後、ヒトの細胞でも同じことが起きるかを調べ、がんの原因解明や治療法の開発につなげたい」と話しています。

    がん発生の別のメカニズム突き止める NHKニュース
  • 『メッセージとストーリーのない発表はカスだ!』卒業論文・修士論文 プレゼンテーションの心得 - 五味研究室(仮)

    研究室の学生用に用意した資料をここにも掲載しておきます。 PDFをslideshareからダウンロード出来るように公開しました。 卒修論生のみなさま、こんにちは、五味です。 卒修論(卒業論文・修士論文。異なる名称であってもそれに類する研究活動)において、これまでに立派な研究成果が上がっている、という前提で、よりよい研究発表をするための心得を紹介したいと思います。まずは資料の構造を紹介しましょう。 まず、この資料はそもそもなにか、そしてどのように使うべきか。次は研究報告プレゼンテーション、特に卒修論発表というのが、そのものがどのような場であるか。次はメッセージとストーリー、すなわち報告全体の方針。スライド作成の原則、口頭発表の注意事項、そして最後に、番の報告にあたっての心構え、です。 前書きではまずこの資料そのものについて。 資料の目的はよりよい卒修論プレゼンテーションをしていただくこ

    『メッセージとストーリーのない発表はカスだ!』卒業論文・修士論文 プレゼンテーションの心得 - 五味研究室(仮)
  • https://ask.fm/tiseda/answers/108051318590

    https://ask.fm/tiseda/answers/108051318590
  • 次世代の抗うつ薬候補「ケタミン」がセロトニンを活性させる - 理研が確認

    理化学研究所(理研)は1月8日、スウェーデン・カロリンスカ研究所との共同研究により、新しいタイプの抗うつ薬として注目される「ケタミン」が、「セロトニン1B受容体」の活性を"やる気"に関わる2つの脳領域で上昇させることを、サルを対象としたPET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層画像法)によって明らかにしたと発表した。 成果は、理研 ライフサイエンス技術基盤研究センター 生体機能評価研究チームの尾上浩隆チームリーダー(イメージング機能研究チームのグループディレクター兼任)、同・山中創特別研究員らの国際共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日時間1月8日付けで米オンライン科学雑誌「Translational Psychiatry」に掲載された。 うつ病の原因の1つとして現在考えられているのが、強いストレスなどにより脳内の神経伝達物質である「セロト

    次世代の抗うつ薬候補「ケタミン」がセロトニンを活性させる - 理研が確認
  • ドラゴン作れず政府機関が謝罪、7歳少女の「作って」手紙に答える。

    昨年末、オーストラリアのある夫婦は、7歳の娘からの、クリスマスプレゼントの“無茶ぶり”に悩んでしまった。彼女が欲しがったのは、映画を見て魅せられてしまった空想上の生物・ドラゴン。夫婦は「さすがにドラゴンは難しい」と答えたが、彼女は父親と話しているうちに「科学者ならできるかも」と考え、「火を吐くドラゴンを開発して欲しい」と同国の政府研究機関へ手紙を送ってみたそうだ。すると先日、研究機関の公式サイト上に彼女の手紙が紹介された上で、「ドラゴンは不可能」とする謝罪コメントが掲載され、夫婦を大いに驚かせたという。 豪紙シドニー・モーニングヘラルドや豪放送局ABCなどによると、手紙を送ったのはクイーンズランド州ブリスベンに住む7歳の女の子、ソフィー・レスターちゃん。「とても想像力のある女の子」だというソフィーちゃんは、2010年公開の米映画「ヒックとドラゴン」を見て以来、恐竜やドラゴンが大好きになって

    ドラゴン作れず政府機関が謝罪、7歳少女の「作って」手紙に答える。
  • 国立大学法人 総合研究大学院大学 | 【プレスリリース】『女性に更年期が存在する進化的な理由を解明』

    2013年12月10日(火) プレスリリース 『女性に更年期が存在する進化的な理由を解明』 【研究概要】 総合研究大学院大学の大槻久助教(神奈川県葉山町)は英国の研究者らと共同で、女性の閉経前後に長い更年期が存在しその期間において数多くの不快な症状が引き起こされる進化的な理由を解明しました。  ヒトはその生存期間の途中で女性が閉経を迎え繁殖を終えるという、哺乳類の中でも特異な生活史を持ちます。閉経の存在は、自分の娘の子育てを手伝うための適応であると説明されてきましたが、およそ10年間に渡って女性を苦しめる更年期が存在する進化的な理由は謎のままでした。  今回、研究チームは遺伝子の間に起こる対立がその一因であることを突き止めました。ヒトは父親と母親から遺伝子を一つずつ受け取りますが、父由来か母由来かによってその働きが変わる場合があり、この現象はゲノム刷り込みと呼ばれています。研究チームは、更

    国立大学法人 総合研究大学院大学 | 【プレスリリース】『女性に更年期が存在する進化的な理由を解明』
  • 研究=先端×創造

    井庭 崇(いば たかし) @takashiiba 自分がやりたいことがあるのは結構なこと。ただ、それを当に研究会でやる必要があるのかを問うことが大切。当に新しい付加価値を生み出すという「研究」になるかどうか、それは知りたい・学びたいというだけではないか、研究会の場でやる必要があるか、と。 2013-12-06 00:43:07 井庭 崇(いば たかし) @takashiiba 井庭研は1年前に、それまで9年間行ってきた「個人研究」というスタイルをやめた。研究会に入ってきた段階で「やりたい」と思ったことが、世界の最先端で、これまでになかった新しい付加価値を生み出すことは稀だからである。 2013-12-06 00:47:33

    研究=先端×創造