無実の罪で20年以上も獄中に囚われ、社会から隔絶され、そして無罪になって社会に戻る。そうなったら、いったい、どんなことに直面するのだろうか? あなたはそれを想像できるだろうか? 大阪府に住む青木惠子さん(53)の場合、かわいい盛りだった8歳の息子は30歳近い大人になり、両親は80歳を過ぎて介護が必要になっていた。最新の家電の使い方は分からない。20年前にはインターネットも携帯電話も普及していなかった。それに加え、無罪判決を得ても無実を信じない世間の目……。これは、20年という途方もない長い時間の中で失った、自分の人生と家族との絆を取り戻そうとする、一人の女性の再生の物語である。(取材・文=NHKスペシャル「時間が止まった私 えん罪が奪った7352日」取材班/Yahoo!ニュース 特集編集部)
![時間が止まった私 冤罪が奪った7352日 - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8e06471d487031e7c944d93977942ac5b3a8239a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-tpc%2Fimages%2Fstory%2F2017%2F12%2F14%2F1513223348_1513223329_1___-x828-y552.jpg)