「付き合っていれば、性行為をするのは当たり前」「家に泊まるのは、性行為をしてもいいというサイン」。こう考えるあなたは要注意! 性行為について、互いの意思を確認することを「性的同意」と呼びます。パートナーとよりよい関係を築くために大切な考え方ですが、日本ではあまり知られていません。この言葉を広めるため、関西の大学生がチェックリストを載せた冊子をつくりました。 つくったのは、京都市男女共同参画推進協会と5人の大学生です。京都大に在籍していた高島菜芭(なは)さん(22)は昨年末、大学教員を通じて協会との縁を得ました。性教育やジェンダーに関心がある高島さんと、若者と一緒に事業に取り組みたい協会の考えが合い、冊子をつくることになりました。 大阪大の学生4人も加わり、議論をして決めたテーマが「性的同意(セクシュアル・コンセント)」。イギリスに留学経験がある高島さんを始め、5人のうち3人が留学経験者でし