3月1日、私は神奈川県三浦市の高台にある「世田谷区みうら太陽光発電所」に立っていました。曇天だったのが残念でしたが、晴れていれば浦賀水道をはさんで横須賀とフェリーが結ぶ千葉県の浜金谷や保田が一望できます。 ここは、半世紀前の1964年(昭和39年)から2005年(平成17年)までの間、世田谷区立三浦健康学園として、ぜんそくや身体の弱い子どもたちの学校でした。臨海学校も含めて延べ16万3千人の小学生が訪問しました。世田谷区民にとって思い出深い学園の跡地は太陽光発電所に生まれ変わりました。 8700m²の土地に、傾斜5度の太陽光パネルが1680枚ずらりと並ぶ光景は壮観でした。畳に換算すると1900畳。合計出力は420kw(キロワット)で、一般家庭130世帯分が1年間で使う電力に相当する43万8800kwを生み出します。 世田谷区では、この太陽発電所を国際ランド&ディベロップメントに建設・運営し