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ブックマーク / trivial.hatenadiary.jp (51)

  • 読書に両性の別はあるか? - 一本足の蛸

    見出しの「両性」とは男女の性別のことだが、そう書くと「男」が「女」の前に出るし、それを嫌って「女男」と書くのは少しやり過ぎの感がある。いっそ「嬲」はどうか、などとあらぬことすら考えたが、結局は「両性」に落ち着いた。あまり日常的には使わない言葉かもしれないが、日国憲法第24条で用いられている言葉*1だから悪くはない。なお、ふだんから「男女」という言葉を忌避しているわけでもなければ、言葉狩りなど毛頭考えていませんので、誤解なきよう。 さて、読書と性別ということについて考えてみる気になったのは、次のような文章を目にしたからだ。 「文庫女子」フェアが色々ひどすぎた - 田舎で底辺暮らし この文章は大きく3つの部分から成っている。 紀伊國屋書店渋谷店が行った、男子書店員が選んだ女性に読んでほしいの企画への批判 トーハンと出版社12社が行った「文庫女子」フェアへの批判 前2者に対抗した、女性におす

    読書に両性の別はあるか? - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2015/01/04
    「本は多種多様であり、読者の好みも多種多様だ。個人差が極めて大きい読書という行為において、性差などほんのわずかなもの」同感。おっさんが本革ブックカバーの内側にコバルト文庫潜ませて読んでもいいじゃないか
  • 困った地方論の例 - 一本足の蛸

    麗しき山河や田園の息を呑むような大自然や、立派な瓦屋根の伝統的な集落の家並み、そこにしかない郷土の文化などは、県庁所在地級の都市では昭和の時代に終わっている。県庁所在地在住者は大半が多摩ニュータウンの劣化コピーのような分譲住宅に住んでいて、下手をすればマンションやアパート住まいだったりする。彼らは県内の他所の地域から出てきた人か、東京から左遷された人だから土地に根差しているわけでもなく、むしろ不満感を抱いている。映るテレビ局が少ない以外に東京と何も変わりはないが、首都圏に比べると圧倒的に不便なのであるから当然だろう。 その点、県庁所在地に満たない地方都市はいまも風景を保っていて、先祖代々暮らす人たちが大切にしている「土地固有性」がある。これまでは吉幾三の歌のような不便の象徴だったが、いまどきは郡部ですらチェーン店が何でもそろっている。セリアもユニクロもツルハもあり、イオンタウンやイオンスー

    困った地方論の例 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2014/11/30
    困った地方論の例というより、虚論の例って感じだな…。議論全般に言える事だけど、文章の中の矛盾を指摘するだけで主題が否定されるような雑な議論ってのは確かに困るな…。
  • 高度に発達した「最近のラノベ」は、サラリーマン小説と区別がつかない - 一本足の蛸

    星降る夜は社畜を殴れ (角川スニーカー文庫) 作者: 高橋祐一,霜月えいと出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2014/07/31メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る数年前からライトノベルをほとんど読まなくなっているので、最近のラノベの傾向がよくわからない。このあたりを読むとますます傾向がわからなくなってくる。 なので、今日読んだ『星降る夜は社畜を殴れ』が最近のラノベの中でどのように位置づけられるのかなどといったことはさっぱり見当がつかない。オビをみると、「『涼宮ハルヒ』シリーズの谷川流衝撃!!」とか書いてあるのだが、今でも谷川流の名前は有効なのだろうか? それとも、他にオビのコメントにふさわしい人材がいないほどスニーカー文庫の作家層は薄いのだろうか? そのあたりもよくわからない。 このを手に取ったのは、『星降る夜は社畜を殴れ』:"社畜ライトノベル"

    高度に発達した「最近のラノベ」は、サラリーマン小説と区別がつかない - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2014/08/16
    SIを題材にした小説が出たのはずいぶん前ですし。
  • 差別的表現と「差別用語」と当事者と第三者 - 一本足の蛸

    「言葉狩り」とか言ってる人たちはもう少しまじめに考えてみようね - 想像力はベッドルームと路上から経由ではてブで「池沼」と罵るは削除に値する差別的表現でないというのが株式会社はてなの公式見解 - 漫画(ry跡地と差別用語をどこまで拡大解釈するかという話 - 価値のない話を読んでみた。 題の前に、「差別用語」という語について少しだけ。 「○○用語」というのは、主に○○という分野で用いられる専門用語のことを言う。たとえば「通奏低音」は音楽用語だし、「叙述トリック」はミステリ用語だ。そうすると、差別用語というのは、主に差別分野(?)で用いられる専門用語だということになるのだが、差別*1は特定の分野で見られる現象ではなく、社会のさまざまな場面で生じるものなので、「差別用語」という言い回し自体が変な気がする。単に「差別語」のほうが適切なのではないかと思う。 それはさておき、「池沼」の第一義は池や沼

    差別的表現と「差別用語」と当事者と第三者 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2014/08/04
    片手落ちとか、足を洗うとか、ああいう類いの言葉狩りと違って、件の言葉は他人を罵倒するために作られた用語だからなあ。
  • 「高レベル放射性廃棄物の発生量は火力発電に比べてはるかに少なく、細く、貯蔵、管理が可能」 - 一本足の蛸

    【国際ビジネスマンの日千思万考】世界が驚嘆「日の原子力技術」を錆び付かせるな、「トイレなきマンション」は空論だ…人類に不可欠なエネルギー、急がれる原発再稼動(1/5ページ) - MSN産経westという記事を読んだ。いろいろ書いてあるのだが、次の記述を読んで思わず我が目を疑った。 脱原発論者たちの放射能廃棄物に対する過敏な考え方、特に「危険性や処理が難題である」というのは錯覚であり、まったく論拠がありません。実際は、使用済み燃料の処理は意外と容易で、まず高レベル放射性廃棄物の発生量は火力発電に比べてはるかに少なく、細く、貯蔵、管理が可能であることが知られております。しかも再処理・再利用することで量的に減少し保管期間も大幅に短縮可能で、技術的には数百年程度に短縮可能との見込みが立っているそうです。 「高レベル放射性廃棄物の発生量は火力発電に比べてはるかに少なく」という箇所を「原子力発電で

    「高レベル放射性廃棄物の発生量は火力発電に比べてはるかに少なく、細く、貯蔵、管理が可能」 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2014/07/14
    汚染ガスの地中投棄については、確かガス田だかですでに実用済みだし、CO2の回収という点では工業的に利用されていたような。少なくとも炭酸ガスは植物に吸わせて無害化できるが放射性廃棄物は錬金術がいるしなあ…。
  • 路線価に図書館効果? - 一本足の蛸

    補足説明 文冒頭のリンク先に、文(と追記)を書いた後に変更があったので、混乱を避けるため補足説明しておきます。 まず、文では「利用登録しないと全文を読むことができない」と書きましたが、今は記事の全文が読める状態になっています。また、記事の見出し*1が変更され、「TSUTAYA図書館効果、路線価に 武雄市、県内トップ奪還」となった後、さらに変更されて「TSUTAYA図書館効果、路線価に 武雄市、管内トップ奪還」となっています。以上、お含みのうえ文をお読みください。 図書館効果、路線価にも TSUTAYAと連携の武雄市 視察相次ぎ宿泊客増:ニュース:九州経済:qBiz 西日新聞経済電子版 | 九州の経済情報サイトという記事がある。利用登録しないと全文を読むことができないので見出しと冒頭しか読んでいない*2のだが、無理して武雄市を持ち上げているような印象を受けた*3。というのは、

    路線価に図書館効果? - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2014/07/02
    西日本新聞は以前武雄市市長とやり合って名指しで批判されたりしたことがあるんで、皮肉のつもりだったりするんじゃまいか。
  • 「意識の流れ」と見取図 - 一本足の蛸

    あまり時間がないので推敲なしで走り書き。 こんな文章を読んだ。 『僕は友達が少ない』の見取り図のなにが悪いのか - 転々し、酩酊 なぜ皆は『僕は友達が少ない』の図に違和感を感じないのか/なぜ僕は違和感を感じるのか - 転々し、酩酊 ここ数年、ライトノベルはほとんど読んでいないので『僕は友達が少ない』も名のみ聞く程度。当然、その内容について云々する資格はない。ここでは、「小説の中に挿入された見取図」に対する違和感について考えてみたい。なお、上のリンク先では「見取り図」という表記を用いているが、ここでは「見取図」を用いる。特に深い意図はありません。 さて、『僕は友達が少ない』は一人称の小説だそうだ。一人称の小説というのは簡単にいえばある人物の視点から見聞きしたことや、その人物の考えたことなどを「私は……を見た」とか「私は……と考えた」というふうに一人称で語っていく小説のことだ。もちろん「私」で

    「意識の流れ」と見取図 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2014/06/13
    語り部キャラの思考ダイレクトではなく思考言語は加工されてるから、それと同じで捉えてはと。 確かにルパンとかは本人から作者が聞き取って書いた体裁だが、それが明示されて無くとも小説は基本そういう構造だよと
  • 空き店舗に重税を! - 一本足の蛸

    以前、こんな文章を読んだ。 シャッター商店街の敵は"豊かさ"!? (No.966) | 経営からの地域再生・都市再生 [木下斉] 昔ながらの商店街が衰退する理由についてはさまざまな人がさまざまな意見を述べているが、ここでは「シャッター商店街の所有者たちは、お金がなくてシャッターを閉めるのではなく、お金があるからこそシャッターを閉めておける」という重要な指摘がなされている。似たようなことは以前、藻谷浩介氏の講演でも聴いたような記憶がある*1が、意外とまちづくり系のや行政資料では書かれていることが少ない。 ともあれ、「お金があるからシャッターを閉めておける」というのが事実であるなら、シャッターを開けさせるにはお金を奪うのがいちばん有効ということになるだろう。「お金を奪う」というのは物騒な言い方だが、要するに空き店舗に高率の税をかけて、他人に貸すなり売るなり自分で店を開けるなりしないと損をする

    空き店舗に重税を! - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2014/03/22
    興味深い。この辺り、固定価格買取制度が始まったことで、結構放置されていた土地が太陽光発電設備になったりしていることを考えると、ペナルティ課税以外にもやりようはあるんじゃないかとか思う事もある。
  • 残業したら残業代を! - 一本足の蛸

    共産党は、極端に離職率が高いなど苦情や相談が多く、若者の使い捨てが疑われる企業への対策を盛り込んだ「ブラック企業規制法案」を取りまとめました。 それによりますと、企業側に労働環境の改善を促すため、▽年間の残業時間の上限を360時間とし、▽サービス残業が明らかになった場合、規定の2倍の残業代を従業員に支払うことを義務づけるほか、▽終業から始業まで連続11時間以上の休息時間を保障するとしています。 この種の報道は、法案そのものの趣旨からかなり外れていることがよくあるので、あまり真に受けてはいけないのだが、その留保つきでひとつ感想をば。 残業したら残業代を支払うのは当然で、残業代を支払わない違法企業*1には何らかのペナルティが必要だ。残業代をケチるような企業には、より大きな金銭的支出を強いるのがペナルティとして有効であるのは言うまでもない。 ただ、従業員に2倍の残業代を払うというのはどうだろう?

    残業したら残業代を! - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2013/10/14
    行政罰はまた別途なんじゃないかなあ。従業員に対して払われる場合、実質的に退職金の割増金みたいな感じになるだろけれど、退職するときに同時に告発する報奨金をみたいな感じなのでは。
  • 自然薯と猪 - 一本足の蛸

    先ほど「自家栽培の自然薯」を売りにしている料理店で昼をとった。 自然薯は長芋に似ており、どちらも「やまいも」と呼ぶことがあるが別の種だ。長芋は鳥取砂丘などで栽培されているが、自然薯は長芋とは粘りが全然違う。 自然薯はもともと山に自生しているもので、うまく掘るのに大変手間がかかる。子供の頃、近所に自然薯掘りの名人がいて、年に何度か分けてもらったことがある。名人は芋掘りの道具を持たず、山で適当に拾った棒きれを使って、芋のまわりを根気よく半日ほどかけて掘るのだという。道具を使わないから途中で間違って折ってしまうことはない。自然薯の葉は特徴があり、他の蔓草と見間違えることはまずないし、山に入れば見つけるのはさほど難しくはなかった。だが、耕した畑とは異なり山の土は固く、子供心に、とても真似ができないと思ったものだ。 そのような経験があるものだから、「自家栽培の自然薯」という表現には強い違和感がある

    自然薯と猪 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2013/07/01
    売ってる「山菜」はかなりの部分が畑栽培、みたいなそう言うお話でございましょうか。個人的には山菜とか自然薯とか目当てに山に入って荒らす輩が多いので大人しく畑栽培買って喰え派。JAS法の出番な気もする
  • 久しぶりに武雄市について書いてみよう - 一本足の蛸

    去年の今頃、佐賀県武雄市*1について何度か言及したことがあったが、だんだん面倒になってこの日記では扱わなくなった。でも武雄市への関心が失せたわけではなく、Twitterではよく呟いている。直近ではこんなことを呟いた。 これは、次の記事を受けたものだ。 日(5/9)、武雄市ICT教育推進協議会から樋渡市長に対し、武雄市立小中学校の児童生徒に整備するタブレットPCについて、答申がありました。 協議会座長の松原聡東洋大学教授から樋渡市長に、答申書が手渡され、「小中学校全学年の全児童生徒(約4,000名)全員に配布することが望ましい」と答申されました。 これを受け、樋渡市長は「来年4月以降、全学年、全児童生徒に整備するように取り組みたい」と述べました。 ◯お問合わせ 武雄市教育委員会学校教育課 問い合わせ先が教育委員会になっているので、武雄市ICT教育推進協議会は教育委員会所管の協議会なのだろう

    久しぶりに武雄市について書いてみよう - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2013/05/13
    正しいことをするためには制度を適宜無視したり適当に作ったりしても良いと言う人なんだろうなあ基本的にと思う。賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ、と言う話で武雄市長基本的に後者なんだろうなあ。
  • コンパクトシティと除雪費 - 一本足の蛸

    「コンパクトシティ」論は絵に描いた、偽装された因果関係に縛られた楽園にすぎない - Togetterという大変残念な記事を読んだ。なぜ残念かといえば、説得力が全くないからだ。はてなブックマーク - 「コンパクトシティ」論は絵に描いた、偽装された因果関係に縛られた楽園にすぎない - Togetterで複数の人が指摘しているとおり、除雪費だけでコンパクトシティ論への反論とするのは乱暴だが、そのような観点からの批判は行わない。ここでは少しレベルの異なる話をしようと思う。 この記事では、コンパクトシティ論者に対して次のような批判を行っている。 コンパクトシティ論者の特徴の一つに「数字」を出さない、ということがある。全てをストーリー(物語)にして解釈する癖があるんだな。除雪費がもったいない、だからコンパクトシティ化だ、というのはストーリー(物語)にすぎない。または、偽装された因果関係に縛られた楽

    コンパクトシティと除雪費 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2013/05/08
    因果関係が偽装と主張しているが、その反論も不十分では?と言う話。ううむ。これに限らず単純に2者を較べるだけだと妙な結論になっちゃう事が多い気がする。シミュレーションが難しくても複数の事例を総合しないと
  • 世に「自己責任」の種は尽きまじ - 一本足の蛸

    和水町住民が生活道路に橋設置 県「撤去を」−熊のニュース│ くまにちコム 川に無許可で橋を架けたら河川管理者から撤去を求められた、という話。そりゃそうだ、と素直に思ったのだけど、そうは思わない人もいるようだ。はてなブックマークからコメントを2つ引用する。 こんな山奥の町道に掛かる橋なんだから、治水上の問題があっても自己責任で良いだろ。現状の橋をそのまま認可してあげればそれでええやん。沈下橋だっていうんだし。 ぱっと見、追認で何も問題ないように見えるけど、何かあるのだろうか まず、下のコメント。「ぱっと見」問題ないように見えると書かれているが、たぶん記事中の写真を見た感想だろう。だが、ちょっと待て。この写真の撮影時期は明示されていないが、おそらく今年3月に県が事態を把握した後のことだろう。熊県は雪国ではないから、3月ないし4月というのは非出水期だ。当然、河川の水位は低い。出水期の写真を見

    世に「自己責任」の種は尽きまじ - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2013/04/15
    「「地方自治に詳しい県立大の桑原隆広教授」(略)この教授は公共物の管理に詳しいのか」下条村は1級水系で国管理、過去に度々災害にあった場所で事情が違いすぎる。それ考えず表面的に捉えてそうなのは確かな気はする
  • 「ボランティア募集」への違和感 - 一本足の蛸

    大阪市天王寺区が、無報酬の広報デザイナーを募集したところ、抗議が殺到して中止したそうだ。 区が無報酬デザイナー募集…抗議殺到、計画中止 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 大阪市 天王寺区 【報道発表資料】デザインの力で、行政を変える!!〜天王寺区広報デザイナーを募集します〜 大阪市 天王寺区 【報道発表資料】「天王寺区デザインパートナー」募集の中止及びワークショップ〜デザインと天王寺〜の開催について これらの記事から適当にまとめてみた。変なまとめになっていたらごめんなさい。 従来、天王寺区では職員がポスターやチラシなどのデザインを制作 昨年就任した新しい区長が広報デザインへの民活導入を発案 2月4日に「天王寺区広報デザイナー」の募集開始 「天王寺区広報デザイナー」への抗議殺到 2月6日に「天王寺区広報デザイナー」を「天王寺区デザインパートナー」へと変更 依然として抗議

    「ボランティア募集」への違和感 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2013/03/04
    不当廉売を公然と要求した事件を行政と言う切り口から。「現実に抗議が殺到して募集は中止に(略)そこに何らかの道理が含まれていた(略)役所とは道理に反したことができない/やってはいけない組織」興味深い。
  • 都会とか田舎とかについて語るには - 一本足の蛸

    「地方都市に住んでヨソ者=「2級市民」として扱われた違和感。 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」に感じた違和感以上の何か - 一足の蛸を書いたあとでいろいろと思うところがあり、地方都市に住んでヨソ者=「2級市民」として扱われた違和感。 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月からリンクを張られていた記事を再読してみようと思ってさっき見に行ったところ、リンクを含めて全文削除されていた。 事実誤認している箇所があったとのことで、確かに事実関係で首を傾げるところも多かった*1のだけど、できれば見え消しか何かで対応してもらいたかった。 それはさておき、地方都市に住んでヨソ者=「2級市民」として扱われた違和感。 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月で紹介していたのと全く同じかどうかは自信がないが、都会と田舎と - taronの日記に関連する話題を扱ったここ数日の記事へのリンクがあった。 都心住まいの価値とは何

    都会とか田舎とかについて語るには - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2013/01/21
    本論とは関係無いが「有機農業大好きな都会人が住み着くことがあります。彼らは連作障害という現象を知らないため、数年で畑をダメに」定着率が低い事が無責任に見える事も、ヨソ者論争には必要だよなあとふと思った
  • 「原発なしでは電力が足りない」 - 一本足の蛸

    北海道の冬、原発なしで電力は足りるか?について考えてみた - 紺色のひとを読んで、先日Twitterで次のような連続ツイートを行った。 これは出勤途中に携帯電話からつぶやいたもので、ろくに推敲もしていないものだから、今読み返してみるとかなり不満もあるのだが、基的には今でも同じ考えをもっている。少し整理してみよう。 元記事は「今年の冬に泊原発が再稼働しなくても北海道の電力は足りているのか?」という設問に対して各種資料を丹念に調べた末、「足りない」という結論を出したものだ……というふうに理解している。この解釈が間違っていたらここから先の話の前提がすべて崩れてしまうことになる。ごめん。 で、この事実認定に基づき、次のように述べているのだが……。 もちろん、僕は「原発を即時再稼動すべき」と主張しているわけではありません。この「足りない」状況にあって、現実的にとり得る手段のひとつに泊原発の再稼動が

    「原発なしでは電力が足りない」 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2012/09/04
    確かにあれは、ある一つの結論に向かって条件を追い詰めていく議論というか意見誘導の論法が見られる話ではあったなあと思う。内容の可否に関わらず、あの論法に自らはまり込むと先入観から抜け出せなくなるのは確か
  • カタログ通販の回覧が来た - 一本足の蛸

    今日、自治会の回覧板が回ってきた*1のだが、その中に、障害者福祉団体を名乗って通販カタログが混じっていた。連絡先として掲げられている事務局の所在地は近場だが、電話番号とファックス番号はフリーダイヤルで、どうも怪しい。検索してみると、岩手県、神奈川県、鹿児島県の類似した名称の団体が引っかかった。 もちろん、これだけでインチキだと極めつけるわけにはいかない。各地方の団体が共同でカタログ通販部門を営業しているだけかもしれないからだ。だが、それならそうで明記しておけばいいものを、あたかも地元団体の事務局の電話・ファックス番号であるかのように記載しているのが気にわない。 さらに気にわないのが、カタログの中に綴じこまれた注文ハガキだ。カタログはA4サイズで、綴じこまれたハガキは1枚の紙にミシン目が入っていて4枚に分けて使えるようになっているのだが、その右上のハガキが切り取られている。回覧されてくる

    カタログ通販の回覧が来た - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2012/06/15
    これは……。覚えておく。
  • 図書館の自由が侵されるとき - 一本足の蛸

    図書館は、基的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。【略】この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。 第1 図書館は資料収集の自由を有する 【略】 第2 図書館は資料提供の自由を有する 【略】 第3 図書館は利用者の秘密を守る 【略】 第4 図書館はすべての検閲に反対する 【略】 図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。 図書館の自由の状況は、一国の民主主義の進展をはかる重要な指標である。図書館の自由が侵されようとするとき、われわれ図書館にかかわるものは、その侵害を排除する行動を起こす。このためには、図書館の民主的な運営と図書館員の連帯の強化を欠かすことができない。 図書館の自由を守る行動は、自由と人権を守る国民のたたかいの一環である。われわれは、図書館の自由を守ることで共通の立場に立つ団体・

    図書館の自由が侵されるとき - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2012/05/08
    多くの図書館職員は公務員でその守秘義務でOKだったからとか>図書館職員の守秘義務 ただ今時は公立図書館の3割は丸善やTRC、NPO等への委託だそうし民間も当然あるし…確かに法制化運動しなかったつけとも言えるかも
  • 「「人柱」という呪術」という呪術 - 一本足の蛸

    はてなブックマーク - Twitter / ynabe39: 「事故で人が死ぬと横断歩道と信号ができる」。 ...でも「人柱」という語を使っている人が複数いるが、これはいったいどういう喩えなのだろうか? 人柱(ひとばしら)とは、堤や橋、城といった大規模な建築物が水害や敵襲によって破壊されないことを神に祈願する目的で、生きながらにして建築物やその近傍に埋められた人身御供のことである。 横断歩道・信号を堤・橋・城などの大規模な建築物に、交通事故の犠牲者を建築物の人身御供に喩えているのだろうかと思ったのだが、この解釈では、横断歩道や信号が破壊されないことを祈願するという目的があることになってしまう。この解釈はおかしい。 Wikipediaの「人柱」の項には上で引用したほか、少しずつニュアンスの違うさまざまな人柱の例が挙げられているが、それらに共通しているのは「他人のために犠牲になる」ということで

    「「人柱」という呪術」という呪術 - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2012/04/26
    似たような比喩(?)と言うか表現(?)で、「○○は犠牲になったのだ…」とか言う言い方も。こう言う文脈だと、ヒトバシラという言い方よりもまだマシなのかもとも思う。
  • 大都市の核心は知的労働者なのか? - 一本足の蛸

    住居コストを飛躍的に安くする方法 - Togetterを読むと、「世の中にはいろいろなことを考える人がいるんだなぁ」と感心する。 かなり杜撰な議論なので、はてなブックマーク - 住居コストを飛躍的に安くする方法 - Togetterで何人もの人がツッコミを入れているし、「住居コストを飛躍的に安くする方法」は実現しない - HPO:機密日誌という優れた論考もあるので、特に付け加えることもないとは思うのだが、一つだけ。 大都市ではいろんな人たちが働いているが、核心は知的労働者である。これは今も昔も変わらない。ホワイトカラーがいるからこそ、それを支える商業・運輸・通信・エネルギー等の現場作業員が働く必要があるのだ。知的労働者が消えれば、大都市は存在意義を失う。 これがよくわからない。都市というのは昔も今も商業・運輸・通信・エネルギー等の現場作業者が集積しているところではないのか? そりゃまあホワ

    大都市の核心は知的労働者なのか? - 一本足の蛸
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2012/02/27
    素朴に思ったのは、仕事で他社のR&Dセンタに連絡を取る事結構あるんだけど、大都市に立地してる例ってそれほど多くない気がする点。研究所団地や大学のベンチャープラザ程度では。いや、本質とは関係ないかもですが。