見出しの「両性」とは男女の性別のことだが、そう書くと「男」が「女」の前に出るし、それを嫌って「女男」と書くのは少しやり過ぎの感がある。いっそ「嬲」はどうか、などとあらぬことすら考えたが、結局は「両性」に落ち着いた。あまり日常的には使わない言葉かもしれないが、日本国憲法第24条で用いられている言葉*1だから悪くはない。なお、ふだんから「男女」という言葉を忌避しているわけでもなければ、言葉狩りなど毛頭考えていませんので、誤解なきよう。 さて、読書と性別ということについて考えてみる気になったのは、次のような文章を目にしたからだ。 「文庫女子」フェアが色々ひどすぎた - 田舎で底辺暮らし この文章は大きく3つの部分から成っている。 紀伊國屋書店渋谷店が行った、男子書店員が選んだ女性に読んでほしい本の企画への批判 トーハンと出版社12社が行った「文庫女子」フェアへの批判 前2者に対抗した、女性におす