(2012年7月27日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 米国のシェールガスの過剰供給が石油大手の収益を大きく圧迫し、米国の安い天然ガス価格がエクソンモービルやロイヤル・ダッチ・シェルの業績に影を落としている。 シェルは今年第2四半期の利益が1年前の66億ドルから13%減少し、57億ドルになったと発表した。エネルギー価格の下落が大きな減益要因になった。同社によると、米国での天然ガスの販売価格は1年前より52%低下したという。 エクソンでは価格下落が8億ドルの減益要因に 株式時価総額で世界最大の石油会社であるエクソンモービルは、四半期の利益が159億ドルになったと発表した。1年前の107億ドルと比べると増益だが、この数字は、日本の製油所の持ち株を売却した利益で底上げされていた。売却関連の75億ドルの利益と税金関連の項目を除くと、利益は84億ドルにとどまっていた。 エクソンによると、石油の販売
インド・ムンバイ(Mumbai)にあるスイス製薬大手ノバルティス(Novartis)の支社前で、同社に抗議するデモを行う人々(2013年4月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/INDRANIL MUKHERJEE 【4月27日 AFP】米司法省は26日、医師にリベートを支払い自社の薬剤を優先的に患者に処方させているとして、スイス製薬大手ノバルティス(Novartis)を提訴した。 米司法省によると、ノバルティスの米国支社には、処方箋を出す医師たちに報奨を与え、高価な自社ブランド薬剤の売り上げを増加させた疑いがもたれている。これら薬剤の対価は、最終的には公的医療制度から支払われることになっている。 ニューヨーク(New York)の連邦地方裁判所に起こされた訴訟で米司法省は、ノバルティスが、高血圧治療に使用される「ロトレル(Lotrel)」や「Valturna」、糖尿病薬の「スターリックス(
【4月3日 AFP】30年以上の眠りから目覚めたブラックホールが惑星サイズの物体をむしゃむしゃと食べる――地球から4700万光年離れた銀河での「おやつ」シーンが2日、スイス・ジュネーブ大学(University of Geneva)の報告で明らかになった。 欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の運営で2002年に始動したガンマ線観測衛星プロジェクト、インテグラル(INTEGRAL)が集めたデータを同大学が解析したところ、30年以上休眠状態にあったブラックホールが、接近した巨大な低質量の物体を勢い良く「食べた」ことが判明。ジュネーブ大学によると、このブラックホールは銀河NGC 4845の中心にあり、質量は太陽の30万倍に上る。 物体を吸い込むブラックホールは通常、銀河の中心部で影を潜め、存在も特定できないが、時に「食べ残した」星の残骸でその存在を伺わせることがあ
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の日本領海に中国の海洋監視船「海監」8隻が侵入した23日、中国軍の戦闘機など軍用機が40機以上、尖閣周辺に飛来していたことが分かった。複数の政府高官が26日、明らかにした。軍用機は戦闘機が大半で、新型のSu27とSu30を投入。航空自衛隊の戦闘機パイロットの疲弊を狙って絶え間なく押し寄せた。政府高官は「前代未聞の威嚇だ」と指摘している。 政府は、中国軍機の威嚇飛行について、海監の領海侵入と連動していたと分析している。海上保安庁の警備態勢や海上自衛隊の護衛艦、P3C哨戒機の配置を軍用機が上空から情報収集し、海監に伝える狙いもあったとみられる。 海監8隻は23日午前7時23分ごろから8時25分ごろにかけ、尖閣周辺の海域で相次ぎ領海に入った。うち1隻は尖閣諸島の魚釣島の北西約1キロまで近づいた。8隻は同日午後7時半ごろまでに領海を出た。 領海侵入を始めた頃、戦闘機など
■2012年の世界自動車市場 世界の2012年の自動車(乗用車+商業車)生産を振り返ってみよう。OICAの統計によると、タイの+70%(248万台)、インドネシアの+27%(107万台)、アメリカの+19%(1033万台)、日本の+18%(994万台)と、世界経済の低迷にもかかわらず、自動車生産は好調だったかに見える。 ただし、タイや日本は特殊要因で伸びた面が大きい。両国の伸びを入れても、世界全体での伸び率は+5.3%(8414万台)である。欧州、南米にはマイナス成長の国も多い。東アジアでは韓国が-2.1%(456万台)、中国は+4.6%(1927万台)。そしてもっと伸びていいはずのインドは+5.5%(415万台)にとどまっている。 ■伸び悩むインド市場 人口12億人を抱えるインド。その市場を狙って世界の自動車メーカーが進出、数年前までは二桁の高成長を記録していた。「マルチ・スズキ」(20
■6歳で連れ去られたパンチェン・ラマ11世、すでに18年が経過 2013年4月25日はパンチェン・ラマ11世、ゲンドゥン・チュキ・ニマ(ジェツン・テンジン・ゲンドゥン・イェシェ・ティンレー・プンツォック・ペルサンポ)の24歳の誕生日だ。彼は1995年5月14日にダライ・ラマ法王により正式に故パンチェン・ラマ10世の生まれ変わりとして認定された3日後に、家族共に中国当局により連れ去られ、未だ確実な消息は全く得られていない。連れ去られた時、彼は6歳だった。それから18年が経っている。 チベット亡命政府や支援団体はもちろんのこと、多くの外国政府や国連が中国に対し、ニマ少年の消息を明らかにするよう重ねて要求しているが、中国はこれまで一度も証拠を示した回答を行っていない。中国高官のニマ少年に関する最後の言及は2010年3月、チベット自治区主席ペマ・ティンレーが外国レポーターの「今、ニマ少年はどこにい
■ウィスパーやソフィ、女性用ナプキンのニセモノ製造企業を摘発=生産能力過剰という中国の病■ ■福建省、安徽省、浙江省、河北省……4省を股にかけた一大ニセ紙ナプキン製造チェーンを摘発 2013年4月23日、南方都市報はニセ紙ナプキン製造メーカーが摘発されたと報じた。 ニセモノ大国・中国だけに紙ナプキンのニセモノぐらい珍しくもないように思うかもしれないが、これがなかなかまれに見る大規模な事件だった。吸収体は福建省泉州市、紙ナプキンの本体は安徽省滁州市、包装は浙江省金華市で作られ、河北省保定市で最終的に製品を作っていたという。なんと4省をまたにかけての大規模なニセモノ製造チェーンだ。 製造されていたのはP&Gのウィスパー、ユニチャームのソフィなど人気の海外ブランドの製品ばかり。被害総額は1億5000万元(約24億円)に達するという。ニセモノ製品の存在が明らかになったP&Gは遺憾の意を表明。今後、
【蘆山(中国四川省)=矢板明夫】中国四川省雅安市を震源とする地震は27日で発生から1週間となった。四川省政府はこの日を犠牲者への哀悼日とし、省内の映画館、ダンスホール、マージャン館などすべての娯楽施設の営業停止を決めた。一方、建物の倒壊など最も深刻な被害が出た蘆山県竜門鎮では、清朝時代の建築物が無傷で残っており、注目を集めている。 建築物は清朝の同治帝(1861~1875)の時代に建てられた。古城山のふもとにある中国の伝統的な造りの木造家屋で、地元では「張家大院」と呼ばれている。全部で16部屋あり、計7家族が暮らす。 住人の張大金さんは、「地震の揺れで屋根の瓦は数枚落ちたかもしれないが、それ以外の影響は全くない」と話す。周辺の家は地震の被害を受けて住み続けるのが危険なため、住民の多くがテント暮らしを強いられている。 このため、普段通りに暮らしている張さんらの周辺では、うらやむ声に加えて「昔
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く