まずは図を見てほしい。これは人工知能(AI)の研究に熱心な企業・大学・団体がどこかを示したものだ。AI関連技術で最高峰とされる国際学会「NIPS(Neural Information Processing Systems) 2017」(2017年12月に開催)で採択された論文数で上位40に入った企業・大学・団体の一部をまとめた。 AIの国際学会「NIPS」の論文採択数で上位40に入った企業・大学・団体の例。このうち米大学は上位4校のみを挙げたもので、実際には米大学が上位40の半数を占める AI分野の論文採択数が多い企業・大学は、米グーグル(Google)および同じグループに属する英ディープマインド(DeepMind)、米マイクロソフト(Microsoft)、米IBM、米カーネギーメロン大学(CMU)、米マサチューセッツ工科大学(MIT)である。これらに英国、スイスなどの欧州勢や中国勢が猛追