いろいろなメーカーから、ビンテージPAFの再現モデルや50年代ストラトキャスターの音 などを謳ったピックアップが出ています。 ビンテージの音は、 ・その時のスペック(使用材質、巻き数、抵抗値) ・経年による劣化 ・個々の偏り(例えば巻く人の) ・搭載されているギター ・アンプ ・弾く人の個性 で構成されていると思います。ですので、同じ「61年モデル」のオーダーがあっても、注文される方はどのような音を望んでいるか、差が出てきます。 ある人は太い音、ある人は枯れた音・・・。先だっての65年製ピックアップの計測から、経年劣化が音が太くなる方向に働く場合と、細くなる方向と2つありそうなことが分かりました。65年製は抵抗値が少し増え、同時にインダクタンスも増えて、キャパシタンスも増加していました。それで合わせてリアを巻くときには、インダクタンス値を揃えつつ、キャパシタンスがなるべく大きくなるような巻