テレビ通販大手、ジャパネットホールディングスの高田旭人社長(39)が語る母校、久留米大学付設中学・高校(付設、福岡県久留米市)の思い出。付設での生活を満喫した高田少年だったが、勉強をさぼりがちだったツケが回り、一度目の東京大学受験に失敗。しかし、その結果、今の会社経営にも生かされている重要な教訓を学んだという。(前回「寮生活でホームシック ジャパネット2代目の中高時代」) 寮での強制的な学習時間は、最初はホームシックにかかるほど辛い経験でしたが、後から振り返れば、私の人生にとっても非常に意味のあることだったと思います。 私が考える付設の教育方針は、生徒が思う存分勉強できるようサポートは惜しみなくするが、それを生かすかどうかはすべて生徒の自己責任、ということだと思います。寮の学習時間もその一環。こうした付設の教育方針は、けっして勉強しろとは言わないが勉強するための環境は常に与えてくれた私の両