1987年5月3日、朝日新聞阪神支局が散弾銃を持った者に襲撃され、小尻知博記者、犬飼兵衛記者に向けて発砲、小尻記者が死亡、犬飼記者が重傷を負いました。 朝日新聞阪神支局襲撃事件と言います。 赤報隊を名乗る右翼テロリストによるテロ行為で、1987年1月24日の朝日東京本社銃撃事件から1990年5月17日の愛知韓国人会館放火事件まで足掛け3年にわたって起きた7件の事件のひとつです。赤報隊事件とも言います。 犯人は捕まっていません。 5月3日の阪神支局襲撃の3日後、1987年5月6日、犯行声明が時事通信と共同通信に届きます。 1987年5月3日 朝日新聞阪神支局襲撃事件の犯行声明文 告 われわれは ほかの心ある日本人とおなじように この日本の国土 伝統を愛する。 それゆえにこの日本を否定するものを許さない。 一月二十四日 われわれは朝日新聞東京本社東がわに数発の弾を発射した。 だが朝日は われわ