ロシア・アカデムゴロドク(Akademgorogok)にある研究センターで脳を検査する科学者(2007年1月4日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/VALERY TITEYEVSKY 【3月30日 AFP】人の道徳的判断は、脳の一部を阻害することで、変更される可能性があるとする論文が、29日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。 米マサチューセッツ工科大(Massachusetts Institute of Technology、MIT)の研究チームは、右耳の背後上部にあり、通常はある行動が招く結果を考えるときに活発に働く右側側頭頭頂連結部(TPJ)と呼ばれる脳領域に着目。被験者の脳内に電流を誘導した状態で、道徳問題に関するいくつかの物語を読んでもらった。 そのうちの1つの物