「戦争は政治の手段である」という言葉がある。戦争は単なる喧嘩、憎しみ合いのためだけで起こるのではない。(背景にそういう感情があることは多いけれど) 相手との間の揉め事があって、それを話し合いでは解決できない時に行われる「解決手段」。それが戦争だ。 国内でAさんとBさんが何か(土地の権利とか、何か)で揉めた場合なら、どうしても話し合いで解決できなければ、裁判所に行けばよい。 しかし国際社会にはそういう問題解決の手段がない。国際司法裁判所というのはあるけど、強制力を持っていない。自分に不利な判決を受けた国は知らん振りができるのだ。それ以前に勝ち目がない裁判なら、出頭しない、ということもできる。 だから国際社会では、話し合ってどうにもならず、圧力をかけあったり他の交渉とバーターを試みたりしてもうまくいかず、かつ問題を棚上げもできない時は、戦争で解決することになる。 逆に、話し合いで解決できる時と