総務省の発表によると2005年の時点で携帯電話などモバイル端末からのインターネット利用者数はおよそ7000万人に達し、PCを上回っていたという。PCのような大型のディスプレイや高い処理能力を持たない携帯電話で、どのようにしてインターネットが利用できるのか解説する 携帯電話とPCの違い そもそもインターネットはPCでアクセスすることを前提として作られたものである。したがって、Webサイトを携帯電話でそのまま閲覧するにはさまざまな問題を解決しなくてはならない。 それは、携帯電話とPCのブラウザを比べてみればよくわかるだろう。まずはユーザーインターフェイスの違いだ。携帯電話も大画面化が進み、高解像度の液晶を搭載するスマートフォンなどが出てきたとはいえ、多くの端末は依然として画面が小さい。したがって携帯電話向けのコンテンツを作成する場合、デザイン面で考慮すべきことが多い。 また、マウスとキーボード