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ブックマーク / chemistry4410.seesaa.net (6)

  • 日本語で読むクロスカップリングの基礎・産業応用・最新の動向

    ノーベル化学賞の発表からすでに一ヶ月以上が経ちましたが、まだまだ熱が冷める様子はありません。最近、Wiley 出版は ホームページ で受賞者の論文を無料公開しましたし、北海道大学では鈴木章先生の業績を紹介する 電子ブック や 動画 を作成しています。さらに今月号の 化学 や 現代化学 ではそろってノーベル化学賞の特集が組まれています (月刊化学は ホームページ で無料で内容の閲覧ができます)。 こうしてクロスカップリング反応に関する情報が大量にメディアに流れる一方、次のように思っている方も結構多いのではないでしょうか? 「実はクロスカップリング反応のこと、あまりよくわかってないんだよね」 「最近のクロスカップリング反応の進展が著しくてフォローできていない」 クロスカップリング反応に特化したってあまりないんですよね、特に日語のには。そんな中、シーエムシー出版から 『クロスカップリング反

    日本語で読むクロスカップリングの基礎・産業応用・最新の動向
    TsumuRi
    TsumuRi 2010/11/23
  • 有機合成実験の後処理に関する Tips まとめ

    料理にもちょっとした工夫やコツがあるように、有機化学の実験にもそういったものがあります。今回は有機合成実験の後処理に関する Tips 10 個と関連サイト 5 個をまとめて紹介します。ちなみに Tips というのはコツ・ノウハウ・工夫・豆知識のことで、トリイソプロピルシリル基のことではありませんので。笑 1) トリフェニルホスフィンオキシドの除去 Wittig 反応などで生じるトリフェニルホスフィンオキシドは除去は頭痛のタネになることも多いかと思います。目的物が溶ける場合は、ヘキサン/エーテル=4/1~2/1 に溶かして析出したトリフェニルホスフィンオキシドをろ過で除けます (エーテルは少ない方が除去率が高い)。 [2013/06/25 追記] TPPOを塩化マグネシウムとの錯体化で除去する (気ままに有機化学) 2) スズ化合物の除去 Stille カップリングなどで生じるスズの残骸を除

    有機合成実験の後処理に関する Tips まとめ
    TsumuRi
    TsumuRi 2010/11/08
  • 残留溶媒・試薬の NMR データ

    以前、各種溶媒の各種重溶媒中の NMR データ という記事で 1997 年の JOC の論文 [論文1] を紹介しました。よく使う溶媒の NMR データがまとまって載っていますので、「これ DMF のピークだっけ?」 とか 「重ベンゼン中で酢エチのピークってどのあたり?」 というときに便利な一枚です。 さて、つい最近 2010 年の Organometallics の論文 [論文2] に残留溶媒の NMR データ集の新バージョンが出ていました。今回の報告では、JOC のものに比べて重溶媒の種類も残留溶媒 (試薬) の種類も大幅に増えています (Organometallics らしく、有機金属の研究室で使うような重溶媒・残留試薬も含まれる形になっています)。NMR で残留溶媒・試薬を確認するときなどに使えますので、印刷して手元に置いておくと便利ですね。 追記 2010/04/30 Suppo

    残留溶媒・試薬の NMR データ
    TsumuRi
    TsumuRi 2010/04/22
    論文があったのか
  • ガラスは固体じゃないんだよ

    ガラスは固体ではないんです…実は液体なんです。 そう聞いたあなたは「絶対固体じゃん!硬いんだから!」と思うかもしれません。でもよく考えてください―硬いものはすべて固体でしょうか?当に「硬い=固体」でしょうか?そもそも固体って一体何でしょうか? 結論から言えば、ガラスは非常に粘度の高い液体なんです。 もともと液状だったガラスが冷えておなじみの硬いガラスになるんですが、ガラスには液体から固体に変化する際の明確な変化(相転移)がないんです。鉄など一般的な金属は固化するときに原子が規則正しく配列した結晶状態になるけど、ガラスにはそれがないんです。 つまりガラスは結晶状態を取らないから化学的には液体と分類されるってこと。簡単に言えば、液体と固体の間が区別できないのだから、とりあえず液態にいれてしまったってことかな。 ちなみに歴史ある教会のステンドガラスなどは下の方が少し厚くなっているんですが、これ

    ガラスは固体じゃないんだよ
    TsumuRi
    TsumuRi 2010/04/11
    化学科出身だけど「えっ固体じゃないの?」だった。高校化学あたりの「非晶質の固体」でそのまま来てたよ……orz ちょっと高分子の教科書あさってくる…
  • チョコレートの化学

    気ままに有機化学から読者様へ、一足早いバレンタインデーのチョコレート・・・の画像です。チョコレートに含まれるテオブロミンの分子構造をチョコレートで作り上げた "La Molécule de Chocolat"。しかも作ったのは高級チョコレート専門店のピエールマルコリーニ。これで落ちない化学者はいませんね。笑。 明日はバレンタインデーなので、チョコレートを作るとき・貰ったときに知っておきたいチョコレートの化学に関する記事や動画をピックアップしてみました。 ◆ チョコレートと結晶 (Doubletのちょっとピンボケ) 結晶学的観点から市販のチョコレートがいかに素晴らしいものであるかを解説。「手作りチョコとは、愛情を混和させるがゆえに、技術者の開発と品質管理の苦労をすべてドブに捨てたもの。愛とはなんて罪深いものなのでしょう。」 は含蓄深い名言。 ◆ チョコレート・ケミストリー (有機化学美術館)

    チョコレートの化学
    TsumuRi
    TsumuRi 2010/02/25
    ほしい
  • 化学界の 2009 年の漢字は 「偽」 か?

    2009 年を振り返ると、化学界の今年の漢字は 「偽」(あるいは「疑」) と言えるかもしれません。 1) Climategate 事件 2009 年最大の事件はおそらくこれではないでしょうか。「地球温暖化に関する大御所研究者のこれまでのデータと email 等が流出。そのデータから、研究の不正・印象操作が発覚(地球温暖化は CO2 が主要因ではない&そもそも温暖化してない?!)」 とのこと。詳しくは以下をどうぞ。 [参考] 科学史上最悪のスキャンダル?! "Climategate" (化学者のつぶやき) [参考] Climatic Research Unitメールハッキング事件 (Wikipedia) 2) 水素化ナトリウムで酸化反応? JACS に発表された この論文 に世界中から疑問の目が。追試したブロガーによると空気中の酸素が酸化剤として働いている可能性があるとのこと。オンラインで発

    化学界の 2009 年の漢字は 「偽」 か?
    TsumuRi
    TsumuRi 2010/02/07
    化学界のスキャンダル…
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