2文字のアルファベットと数字で表される国際線の便名は、JAL便は「JL」ですが、ANA便はなぜか「NH」と、無関係にも思えるアルファベットが並びます。実はこの「NH」、ある歴史を物語っています。 「NH」の「H」は飛行機以外のものを指している!? 空港の案内や航空券の券面において、飛行機の便名はアルファベットと数字の組み合わせで示されています。たとえばANA(全日空)の国内便は「ANA101」、国際線は「NH001」といった要領です。 便名に「NH」と表示されるANA国際線の航空券。1992年のもの(乗りものニュース編集部所蔵)。 このアルファベットの部分は、文字数によりそれぞれ「3レターコード」「2レターコード」と呼ばれ、航空各社それぞれを表すものとして使用されています。ちなみにJALは国内線が「JAL101」、国際線が「JL001」といったように、いずれも社名にちなむもののようです。