台湾・復興航空(トランスアジア航空)の旅客機が台北松山空港を離陸直後に墜落した事故は、故障に人為的ミスが加わり、二つあるプロペラエンジンが両方とも停止した可能性が出てきた。台湾の飛航安全調査委員会が6日、事故機のブラックボックスの初期段階の解析結果を明らかにした。 操縦状況などの記録によると、離陸37秒後の4日午前10時52分38秒にエンジンの一つが停止したとの警告が発生した。だが、その後にもう一つのエンジンを止める操作が行われ、このエンジンも停止。乗員はエンジンを再スタートさせようとしたが墜落し、同54分36秒で記録が終わっている。離陸から墜落までに失速警告が5度出ていた。 記者会見した同委員会の王興中執行長はミスがあったかどうかは「現時点では判断できない」としており、今後詳細な調査を行う。飛行機は市街地を流れる川に墜落しており、被害を最小限に抑えたとしてパイロットをたたえる声が内外で上
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