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小さな町の閉塞感を描いたマンガ『さよならガールフレンド』
【マンガ紹介】『さよならガールフレンド』(全1巻)高野雀/祥伝社/734円 北関東に住んでいた高校生の... 【マンガ紹介】『さよならガールフレンド』(全1巻)高野雀/祥伝社/734円 北関東に住んでいた高校生の頃、自分の暮らす町では買えない本やレコードに憧れをつのらせたものでした。駅は遠く、町は小さく、自転車では行ける場所も限られていて、とにかくそこでは何もできない(ような気が当時はしたんですね)。 高野雀の短編集『さよならガールフレンド』を読みはじめてすぐに「ああ、このヒリヒリするような退屈さを私は知っている」と思いました。表題作の舞台は学校とコンビニと工場しかない小さな町。主人公は何もかもにうんざりしている高校3年生です。楽しいのは、彼氏の浮気相手だったヤンキーのビッチ先輩と話している時だけ。 リアルな閉塞感で冒頭から読者をグイグイ引きつける作品ですが、最大の魅力は「先輩の目元はすごく立派に盛られてて/まあクラッときてもしょうがないかなとか」とクールに語られるビッチ先輩と主人公の関係です。先
2015/02/06 リンク